2005年05月02日

粗にして野だが、卑ではない

 1963年に起きた旧国鉄横須賀線鶴見事故の際に国鉄総裁として事後処理にあたった石田禮助氏の言葉です。今回のJR福知山線の事故があったせいでしょうか、石田氏の姿勢を紹介した本(城山三郎著)を学生のころ読んだ記憶がよみがえります。
 事故以後「無給」を願い出た石田総裁は国会において政治家を相手に「生来粗にして野だが卑ではないつもり・・・」つまり極めて粗野な性格の人間ではあるが卑しくは無い。と言って無給と同時に国鉄の安全確保のために国家予算の大幅な増額を国に迫ったといいます。

 JR西日本の役員の皆さんも賞与の全額カットを決めたそうですが(あくまでも賞与のみ)、会社の赤字は解消します。電車も時間に遅れず運行します。そして安全にも万全を・・・というのはいかにも至難の業、安全確保のための設備投資や社員教育を徹底するならその分の財源をどのように確保するのか?どこかを充実させればその分どこかに負担が回ることも含めてしっかりと(国民)乗客に説明し、理解を得て欲しいもの。もちろん「卑ではない。」ことが大前提となるのだが。
posted by おさだ at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感