三浦市の市長選挙で現職の市長が四十代の新人候補に負けました。結果を報ずる新聞記事に「現職市長には施策が思いつきであったり、場当たり的な面が多いという批判が強かった。」というような解説があったのが印象に残りました。
話は変わりますが、今年度よりPTAの役員をさせて頂いている私。校外委員会の担当をさせて頂いております。この委員会は子供たちの通学路の安全を確保するために朝の立しょう指導を行なったり道路の危険箇所を点検して市に改善要望を行なったりする委員会です。昨年までは学校独自に要望をまとめて危険な交差点の改善や歩道の設置などを要望してきましたが、その結果は毎年ゼロ回答ばかり・・・・市民の行政に対する不満が高まる一面です。
ところが今年はどういうわけか?市の方から積極的に「改善要望を出して下さい。」と専用の書式を沿え、提出の時期も年2回と決めて通達がありました。やっぱり市長が代わったりすると行政も変化するのかなぁ・・・などと感心しております。いきおいPTAのお母さんたちのチカラの入り方も今年は違い、毎朝のように通学路に立って危険箇所の写真を撮ったり地図を書いて解説をつけたりと大変熱心に要望事項をまとめて下さいました。その結果私の小学校の学区内だけで要望箇所は十数か所にのぼりました。分厚くなった資料をこれから提出するわけですが、ふと思うのは市内に19校もある小中学校の各々からこのように要望があがってきたとしたら?・・・・果たして市は対応しきれるのだろうか?ということ。
私たちも期待が大きいだけにそれが果たされなかったときの落胆はきっと更に大きなものになるでしょう。
一年ですべての要望をかなえて欲しいなどとはだれも思ってはいません。ただ少しずつでも改善されていく具体的な成果が一つでも二つでも欲しいもの。 海老名市の真摯な対応を願ってやみません。