2006年03月07日

私立中学受験の実態把握を

 PTAの役員などしていると、子どもたちのことについて色々と耳することが増える。で、最近すごく気になるのが、「私立中学受験」のこと。あの子も、この子も!?というくらいに最近では私立中学を受験する子ども(させる家庭)が増え、少々驚いている。
 更に巷(ちまた)で耳にするのは、来年度海老名市が指導困難校に指定して教員を市の負担で一名ずつ派遣する二つの学校では新年度に入学を予定する子どもたちのおよそ半数近くが私立中学を受験したというウワサ。半数というのはいくらなんでも多すぎるだろうけど、一方でまったくかけ離れた話ではないというのもまた日々実感するところだ。

 実際には受験するほとんどの子どもも保護者も受験のことを他人にしゃべりたがらないし、合格しなければ普通に市立中学に入学することになるのでその実態というのはなかなか明らかにされないが、教育委員会はこの実態をどの程度把握し、そしてこれをどのように受け止めているのだろうか?
 
 私のような無責任な人間がこれを評価して言うならばまさに「公教育の敗北」ということになる。
 公立というのは、できる子もできない子もお金の無い家庭もみんな引き受けなければならない学校だし、憲法で明記された義務、権利・・・・なんて先生たちの声が聞こえてきそうだが、このままでは公立学校は「できない子とお金の無い家庭」のための学校になってしまうという危機感はどれほどあるのだろうか?
 黙っていても子どもは毎年教室を埋めてくれる時代ではなくなってしまったのだ。

 なにを隠そう市議会議員を務め、県政をも目指す私でさえ、本当に子どものことを思い、お金があるならばうちの子も「私立に通わせたい。」と思っているのが本心なのだ。なにしろあのトイレのドアが一枚も無い、シンナーの匂いと暴力に満ちた暗黒の時代の中学校に通っていた経験があるから・・・当時の自分はたくましかったし、それでもめげずに学校に通っていたし、素晴らしい出来事もあった。しかし、その想い出はあたかも戦時下の愛のような印象で時おりトラウマのように40才になった私の胸をよぎるのだ。
 あの頃の中学校を知る者ならだれでも納得できるだろう。そしてその卒業生が親になった。そして市立中学受験が激増する。
 川上が荒れれば川下が濁るのは当然の摂理なのか・・・・

 先生たちは黙って定年の日を待つだけで良いのか、いや責めることはできないほど彼らもまた犠牲者であるような気がする。

 
posted by おさだ at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) |