
話題の一冊を読みました。
ジャーナリストとはかくもアグレッシブで危険を顧みないな職掌か・・・
いま日本の国の日常的な風景に溶け込むようにして潜伏する中国や韓国、ベトナムといった国からやってきた外国人犯罪グループ(クリミナルグループと呼ばれる)。これに一人のジャーナリストが食らい付いた命がけの取材の中から、あの21世紀初日の新聞一面を占拠した、今も記憶に生々しい「世田谷の宮沢さん一家4人惨殺事件」の犯人像を特定するに至る迫真のノンフィクションである。
どうか読んで頂ければ理由は分かると思いますが、私には怖くて感想をここで述べる勇気はありません。
ただ悲しいのは同じ犯人グループが大坂でも大分でも日本中を震撼させる凶悪殺人を引き起こしていたにも関わらず、警察組織のセクショナリズムがその情報の共有を怠慢し、あれから5年以上も経過した今も犯人逮捕に至っていないという内容。
この国は怖い国になってしまった・・・