2007年03月01日

格差社会

 先日の座談会で「落選中に一番辛かったことは何ですか?」と聞かれ、少々答えに困ってしまいました。「辛いことなど何一つありません。」と胸をはって答えたいところでしたが、そんなことも無いのが事実ですから少し考えて正直にお答えしました。
 実はやっぱりあの就職活動ですね。37才で履歴書を書いて会社訪問。辛かったなぁ・・・なにしろ自らの履歴の欄に「海老名市議会議員」と書いて見ず知らずの会社を訪問するのですから。結局その肩書きがネックになってどこも採用してくれなかった(みたい)。確かにねぇ、市会議員をやっていた人間がいきなり就職活動にやってきても引けちゃうよなぁ。と自分でも思いましたが。
 続いて職安(ハローワーク)での失業の認定。失業保険を頂くために月に一回認定を受けに行かなければなりません。面接官に「おさだしんじさーん」と呼ばれるたびに縮こまるような気持ちになったものです。

 さてそんな経験の中でやはり格差の問題については身につまされるものを感じています。実際37才で再就職先を探しても月給20万円〜25万円もらうのがやっと。年収300万円以下のワーキングプアというのはまさにこの四年間の私のことですから。介護施設で管理者をしていた時、採用する正職員の給料など月給で18万円払えれば上々。施設長の私の月収が25万円のボーナス無し。これが世の中の現実だと感じました。一方看護師の資格を持つだけで収入は格段にあがるし、保育園でも民間保育園の保育士たちはかわいそうなほどの薄給であるのに公立保育園の保育士の収入は天と地ほどの格差がある。

 これはやはり政治的にきちっとして行かないといけないと感じています。格差社会って誤解している人もいるのではないかと思うのですが、努力を怠っている人が努力している人と収入に差が生じるのは格差ではない。問題なのは同じように努力して働いているにもかかわらず生涯克服することができないような差が生じてしまうような状態は健全な社会の発展を阻害するし、人の一生をつまらないものにしてしまう。現在で言えば官民格差は大きな政治課題と言えると思います。また再就職の困難さや派遣やパート形態での雇用の増加など、雇用の有り方についても“国家としてこの先どういう社会を目指すのか”ということにかかわってくる大きな課題であると考えています。
posted by おさだ at 10:36| Comment(4) | TrackBack(0) |