先日バベルという映画を観ました。映画の内容はさておき、聾の少女役を演じた菊地凛子という女優さんがカンヌ映画祭でその演技を高く評価されたことから一躍有名になった映画です。
評論では少女の寂しい気持ちをみごとに演じきったと彼女の演技が海外でも絶賛を浴びたとのこと。確かにその孤独な視線、陰のある表情、少女らしいぎこちなさと大胆さ、それはドキッとするほど魅力的でした。
しかし、思ったんですよね。彼女のような目をした少女はときどきこの駅前でも見かけるような気がすると。彼女が演じた少女の寂しさは日本の若者たちの実は結構一般的な実態なのかもしれないと。