2007年09月12日

ガン治療最先端

48cfc36b.JPG 世界最先端のガン治療(放射線治療)を行っている放射線医学総合研究所(千葉県)に視察に行って参りました。

 従来のエックス線治療にかわって重粒子イオン線照射による治療を研究している機関で、その治療効果が極めて高いことから世界の注目を集めてる機関です。
 肺ガンや脳腫瘍、骨肉腫などの固形ガンにピンポイントで照射する重粒子線は周囲の健康な細胞を壊さずにガン細胞だけを瞬時にして死滅させるもので、たとえば手術が困難な部位のガンや、ガン細胞と一緒に多くの部分を切除しなければならない手術、体力的に手術に耐えられない人などにとって、リスクが少なくしかも副作用がほとんど無い治療技術です。

 しかし、その重粒子なる炭素の原子核を光の速度の80パーセントのスピードまで加速させてヒトに照射するまでの装置の大きさはサッカーグランドほどのスペースを必要とする巨大なもので、この研究所の装置建設費はおよそ300億円と博大な設備投資を必要とします。(写真はその加速装置のほんの一部)現在では技術革新が進み、規模も費用も三分の一程度まで圧縮できるようになっているとのことですが・・・。

 現在この装置を使ってガン治療を受けている人が年間500人以上にのぼります。例えば肺ガンの治療などについては重粒子線を患部に照射する時間は10秒程度、患者には痛みも何も感じないままガン細胞を死滅させることができ、従来の切開手術なら片方の肺を切除しなければならないのに対してその効果は絶大であるといえます。

 人の命はお金に替えられないもの。神奈川県では「がん撲滅10ヶ年計画」に基づいて本格的ながん対策に乗り出そうとしています。是非二俣川の県立がんセンターへこの施設を導入させたい。今私の大きな活動目標です。
posted by おさだ at 11:45| Comment(1) | TrackBack(0) |