2008年02月29日

お気に入りスポットご紹介

Vli.JPG 朝から夕刻まで座りっぱなしの状態が続く県議会。これ結構しんどいもんです。昨日も朝8時集合の「朝食会」から始まって一日座りっぱなしでした。(もちろん議論もしますが・・・)

 そんなもんですから通勤時はできるだけ歩くようにしています。最近私の気に入った道は県庁から赤レンガ倉庫を通過してワールドポーターズ〜みなとみらい〜横浜美術館〜新高島〜横浜駅東口へと続く約40分のコース

 特に新高島あたりは歩くたびに風景が変わって面白いですよ。そこには大きな書店がありまして、多彩な本と一緒に雑貨もディスプレイされていたりするシャレた店なんですが、更に気に入ったのはその本屋の一角にスターバックスカフェがあること。
 本をながめて回り、買いもとめた本をコーヒーすすりながら読んだりして、まぁちょっと気取った感じがね、好きなんです。

 シネマコンプレックスもあるし、たまには横浜美術館で芸術鑑賞なんてのもいいかもなぁ・・・(^0_0^)

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2008年02月26日

すごくすごくて、すごくダサい

 先日の日記に呼応してか、友人が昨日の議会を訪ねてくれた。午後2時、休憩時間の自民党控え室。3〜4人の背広姿の役人たちが5組、10組と議員を取り囲んで「質問どり」と呼ばれる打ち合わせに余念が無い。その雰囲気に圧倒された様子の友人はしきりに「緊張感あるねぇ・・」と。

 再会のベルとともに議場に集まる議員。やがて一般質問が始まるのだが、ここは論戦の場。理路整然と県民の声を代弁する者もいれば、役人に書いてもらった原稿をつっかえつっかえ読み上げる人もいる。どちらに対しても議場のヤジは容赦ない。迫力ある演説をする者には対立陣営から激しい批判が飛びかうし、後者の方には身内から「しっかりやれよ〜」と冷やかしと冷笑が議場を弛緩させる。

 傍聴に訪れる人たちは一様にそのヤジを「大人気ない」と不快感を持つようだ。私も確かにそうだと思う。
 友人の感想は「すごいとダサいの両面あるなぁ。」

 すごくすごくで、すごくダサいのも議会の一面です。
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2008年02月25日

トップセールス

 松沢知事が書いた「破天荒力」という本が映画化され、先週封切られました。
 昨日はその知事本人が海老名駅前のトーホーシネマズを訪れ上映前の舞台あいさつに立つと言う。あくまでも公務外の私的な行動ということや気遣いもされたのでしょう、そのことについて知事や側近からは事前に話はありませんでしたが、地元の議員として知らん顔もできません。1,700円の入場券を買って観客の一人となってまいりました。

 映画の出来は・・論評を避けたいと思いますが、それにしても知事自ら地元の観光や偉人の成し遂げた偉業を本にまとめピーアールする。それが映画になり自ら出演もし、そして舞台あいさつという。まったくこれまでには無い知事のスタイルということになるでしょう。
 知事は言います。「この映画で私が言いたいのは、“公に尽くして 私を薄くする”まさに侍スピリットだ。」と。

 かつて自民党の県会議員だった松沢知事。他党に転籍をしてのし上がった知事に自民党との軋轢(あつれき)は深い。その姿をタレント知事と揶揄(やゆ)するむきもある。

 しかし、私は考えました。公金を使わずに知事が自分で本を書き、映画が出来て地元の観光ピーアールや歴史認識を醸成し、そして郷土愛を育むことができるならそれは大変良いことだと。もう一度言いますが、公金を使わずに“私”でやってくれるのだから。
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2008年02月24日

万引きは犯罪です。

?.JPG あるスーパーで見かけたポスターです。まったく嘆かわしいとしか言いようがありませんね。万引きは犯罪に決まってるじゃないか!そうでなかったらいったい何なんだ?と聞きたくなる。

 しかし、コンビニの経営をしている友人が言っていました。「万引きをした子どもを捕まえて親を呼び出したら、何が悪い?万引きしちゃいけないなんてどこにも書いて(掲示して)無いじゃないか。」と逆に開き直られたとか・・・よっぽとそういうおかしな輩が多いんでしょうね・・・

 自由の代償は戒めということになるのだろうか?犯罪に対する厳罰化は現世の必然なのかもしれません。
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2008年02月22日

2月定例議会

 平成20年度の神奈川県予算を審議する2月定例議会が召集されています。ここのところは毎日議会に缶詰の状態です。

 この定例会では不治の病と言われた“がん”の制圧のため県の責務や県民の努力規定を設けた「神奈川県がん克服条例」を自民党プロジェクトチームが編成し、民主、公明、県政の皆さんと共に共同提案(議会提案)させて頂きます。

 ひとたび議会が召集されると県議会の自民党控え室は慌ただしい。ひっきりなしに役人が議員を訪ね、40人の議員が各々に半ば殺気立った空気の中でやりとりをしている。この活気に身をゆだねているとき、「政治家をしているんだなぁ・・」と実感したりもします。

 お時間があったらのぞきに来てみませんか?

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2008年02月21日

大局観

 海上自衛隊のイージス艦“あたご”と漁船の衝突事故について、わが国の大局観の無い政治家、官僚の姿ばかりが見えて本当に情けなくなってしまう。

 事故にあった吉清さん親子の親族に対して「報道陣には何も応えないで知らん振りをして下さい。」と海上幕僚長が言ったという。

 自民党国会議員の笹川某は「お二人の生存の可能性は無い。」と無神経にも言った。

 笑顔で会見した防衛省幹部もいた。

 野党の党首は早くも防衛大臣の罷免を口にし、事故を政局にすり替えようとする醜態をさらす。

 そしてそういう発言を引き出してスキャンダルにしたててみせるマスコミの狡猾。

 そこに“憂い”がない。それが実に悲劇的なほどに悲しいことだと思うのだ。

 被害者の捜索に全力をあげ、事故の原因を究明し、情報を開示し、善後策を打ち立てて、ミスを犯した者や責任を負うべき者を厳格に処分する。その作業を冷静かつ速やかに実行することが政治家と官僚の仕事ではないか。

 大切なことはこの事故がわが国の防衛にどのような影響を及ぼすか?諸外国からの評価はどのようになるのか?国民世論の動向に注視しながら国家の防衛という大命題に憂いをもって取組むことだと思うのだ。失礼ながら上記のような言動をする人たちはその軽率さがゆえに自分自身の存在が国家にとって大きな害になっていることに気付いていないのではないか?

 マスコミの皆さん、こんな時はどうか鳩山法務大臣にだけはマイクを向けないでやって欲しい。
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2008年02月19日

敗選の弁

 藤沢市長選挙が終わりました。兄弟のように親しくしている星野候補(前県議会議員三期)の支援に駆け回りましたが、結果は僅差での敗選となりました。

 剛と柔の戦いだった。というのが今の感想です。選前から優勢を伝えられた星野候補が「強い」イメージを前面に出して組織力、動員力、運動量、政党支援などでチカラを誇示しながら戦いを進めたのに対して相手は柔らかかった。本当に柔いかどうかは別としてそういうイメージの戦略で戦った。
 結果は「柔よく剛を制す」。北風と太陽と言っては言いすぎだけれど、こちらが頑張れば頑張るほど、力めば力むほど傍観者の票がやわらかくしなやかな候補者へ流れてしまった。

 そんな印象です。

 彼はこれからどうやって生きて行くのだろう?毎度毎度のことながら敗者に突きつけられる結果はいつも冷酷です。

 
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2008年02月17日

またひとつ

?.JPG
またひとつ
 老いた命が旅立って
  ごみ置き場に置かれた押し車

人はだれしも老いるほど 子供に帰ると言うけれど
 ならぱ大人であることに どれほどの意味があるのだろうか

またひとつ
 老いた命が旅立って
  ごみ置き場に置かれた押し車

そのハンドルの握り手に 今でもぬくもり感じるような
 確かに命は燃えていた 如月の日のひるさがり


 最近なにか時々もの悲しくなるときがあります。若くて強くてはつらつとして、そんな体面ばかりをつくろっていると、実はへそ曲がりで正直な自分が、わきの下あたりから顔を出してしまいそうな・・・。
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2008年02月15日

更迭

 政治家の何をもって信実とすべきか?
私たち政治家は何をもって生きる対価を得るべきか?

 農家は田畑を耕し、床屋は髪を切る。
 教師は勉学を教え、鍛治屋は鉄をたたく。
 これによって対価を得て生きるのだ。

 私たち政治家は何をもって生きる対価を得るべきか?

 役者は観客の拍手をよりどころとし、主婦は家族の幸せをよりどころとする。
 商人は顧客の満足をよりどころとし、警官は市民の安心をよりどころとする。

 政治家は何をもってよりどころとして生きるべきか?

 政治家は言論をもって対価を得、国民の信頼をもってよりどころとすべきではないか?

 鳩山法相が鹿児島における志布志冤罪事件を冤罪とは呼べないと語った。彼に法相たる資格は無い。即刻更迭されるべきであるし、反省を語るなら政治家の職を辞して残りの人生をかけて自らの浅はかさを悔いながら生きるべきだ。あなたの愚をののしるつもりは無い、認識や知識の問題ではないのだ。単に言論で対価を得る者としてあなたにはその資格が無い。ましてやどんなに取り繕っても国民の信頼など取り戻せようはずもない。
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2008年02月14日

梅田隆先輩逝く

j0402454.jpg 寒椿の散り急ぐように、一人の先輩が逝ってしまいました。

 故梅田隆氏は青年会議所の先輩でありました。そして元海老名市消防団々長、渇h屋製パン代表取締役社長など。

 享年58歳、病気の発見からわずか7ヶ月の早すぎる死に、葬送の列は読経のなりやんでもまだ絶えることなく続きました。

 背の高い、ダンディーなそれでいてがらっぱちで親しみのある方でした。海老名の小学校に通った人なら氏の作ったパンを食べなかった人はいないはず。

 心よりご冥福をお祈り致します。


 
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2008年02月13日

一年はくい止める

 昨年9月の県議会で「地域作業所の運営費補助と民間福祉施設への補助を継続して欲しい。」と訴えた私。おかげ様で平成20年度の予算原案では双方とも補助額を減ずることなくくい止めることができました。

 ちょっとホッとしています。でも県財政の厳しい現実に変化は無く、一年間についてはなんとか運営環境の悪化を防ぐことができたもののその先のことはわからないというのが実情です。
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2008年02月12日

吉岡敏氏叙勲

g.JPG 永年海老名商工会議所の会頭をお勤めになられた吉岡敏氏(現名誉会頭)が昨年秋の叙勲において旭日小綬章を受章する栄に浴されました。

 昨日はその祝賀会が盛大に催されました。

 あれは6年前、私が県議選に立候補する決意を固め、当時の吉岡会頭のもとにご挨拶に伺ったときのこと。

 会社の応接間で師は言われました。

「俺は若い頃貧しい生活をし、体一つで海老名にやって来た。だから女房や子どもには絶対何があっても不自由な思いはさせたくない。その気持ちで今日までやってきた。そんな私だから、下手をすれば家族を路頭に迷わすかもしれない挑戦をする君の気持ちが理解できないんだ。」

 当時の私は有頂天の真っ盛り、ずいぶんと生意気な答えを会頭に対してしたような気がします。
 でも今こうして私も何とか叙勲のお祝いにお招き頂ける立場になって改めてあの日の会頭の言葉が身にしみております。

 以上私のスピーチより

 これからも末永くご指導を賜りますようお願い申し上げます。

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2008年02月11日

県政報告会in門沢橋

.JPG 今月は門沢橋のコミセンを会場に県政報告会を実施しました。気軽なサロン的な会にしたいと思って無理に人を集めたりしていないし、会場も小さな会議室に30個ほど椅子を並べてお待ちしているんですが・・・なんとうれしいことに目論見を5割も超える45人もの方たちにご来場を頂き盛況でした。

 最先端がん治療のことも相模縦貫道路のことも戸沢橋の改修のことも相模線の複線化のことも皆さん熱心に話を聞いて下さり有意義な会になったと思っています。

 次回3月は定例議会もありひと月お休みをさせて頂き4月の中旬に柏ヶ谷コミセンで実施する予定です。詳しいことが決まりましたらこのページでお知らせしますので是非おいで下さい。
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2008年02月10日

手を合わせる

cR@.JPG 一昨日の県警表彰式の帰り道。会場の県立音楽ホールは桜木町の駅からもみじ坂を登った丘の上にありました。近くには「伊勢山皇大神宮」や成田山の別院があります。

 野毛山不動尊の名で知られる成田山新勝寺の別院は横浜開港の頃この小高い丘に建立されました。皇大神宮の質素でこの時期寒々しい空気と違いここはなぜかほっとする空気と陽だまりに満ちていました。きっと開港当時は港を一望できたものと思われます。

 赤いパンプスと細身のジーンズをはいた女性が一心に手を合わせています。ひっつめの髪と何か思いつめたような真剣な眼差し。この寺の寺号は「延命院」・・・きっと親しい人の命に手を合わせているのかも知れません。

 さて私は仏に何を祈ろうや・・・・これまさに煩悩
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2008年02月09日

県警表彰式

.JPG 神奈川県警において特に優秀な働きをした個人、団体、そして永年勤続を果たされた皆さんを表彰する式典が桜木町の県立音楽ホールにて執り行われました。

 勤続20年の方たちを見ていて、「あぁ立派なお父さんさちだなぁ・・・おやっさん!なんて呼ばれてんのかなぁ?」なんて思いながら、ふと、20年勤続って大卒で43歳?つまり私と同い年の方たち?

 いやいやきっと皆さん激務なんだろうなぁ・・あんなに老けちゃって、ん?いやいや、やっぱり制服を着ると恰幅良く見えるだけなのかなぁ?

 結局話のオチは自分も皆さんと一緒に並べば同じおじさんなんだろうなぁ・・・なぜか政治家だけは40代にして「若い」と言われる世界。自分だけその気になってるだけなのかも知れません。

 冗談はともかく表彰を受けられた皆さんおめでとうございます。益々職務に精励され、県民の安全確保のためにご尽力頂きますようお願い申し上げます。
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2008年02月08日

懲戒免職

 神奈川県警察の幹部(警視)が悪質霊感商法に関わっていた事件で県警はこの幹部職員を懲戒免職としました。

 納税者の感覚としては当然のことであるし、また現場で県民と向き合い日々厳しい批判にさらされている警察官にとっても許しがたい事件でありました。

 事件や処分の内容については新聞に大きく報道されていますので私が解説する必要はないと思いますが、問題はこの警視が神奈川県警の警備部の警備課長という要職にあったということ。まさに今年は洞爺湖サミットが開催され、横浜ではアフリカ会議が開催される大変な年。その警備活動の現場総責任者とも言うべき要職にあったのだ。サミットでは神奈川県警の1万5千人の警察官のうち約1000名が約一ヶ月にも渡って県内から離れることになる。その穴は現場の警察官が、ただでさえ過酷な三交代勤務を二交代に切り替えるなどして対応することになる。それらの仕切りをする責任者がこの重要な局面で懲戒免職になったということ。そして彼は県警に初めて国際テロ活動に対処するための通称「国テロ」組織を立ち上げたときの初代のトップでもあったと聞く。

 県警の組織のタガがゆるんでしまうことが最大の懸念なのだ。これから神奈川県警が優秀な警察官などに対して行なう年に一度の「県警表彰式」に出席します。やはり気持ちは複雑なものです。

 
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2008年02月05日

無我夢中

 ただ今AM5:50・・これから6時30分より始まる海老名市倫理法人会の例会で講師を依頼され、40分ほど話をしてきます。今日は神奈川県が進める「がん撲滅10ヵ年計画」について話をしてこようと思っています。

 10時からは県庁にて20年度予算の説明会があります。午後からは県土整備部の方たちと会合があり、夕刻には政治銘柄の友人と寿司でも食いながら一杯やろうという約束になっています。

 市内の消防団長のOBの皆さんと新年会で懇親していたのがついさっきまで・・・そう思うとけっこうハードなスケジュールではあります。

 日本新党を立ち上げて新政権を樹立した細川護煕元首相が退任するときに感想を聞かれ「筏(いかだ)で急流を下るような日々でした。」と語ったとか。極める多忙の中で自分が思うように船を操ることは難しいという意味なのでしょうか。
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2008年02月04日

県政報告会in門沢橋

.JPG 2月10日(日)に県政報告会を行ないます。市内各地できれば毎月やれればいいなぁ・・・と思っていますが、皆さんの前でお話するのは仕事ですからどんなふうにでも対応できるのですが、ピーアールが大変。ここのところ仕事の合間を見つけて門沢橋や中野あたりに告知チラシの投げ込みを行なっています。

みなさん是非お気軽に会場においで下さい。

県政報告会in門沢橋
日時 平成20年2月10日(日)午前11時より
場所 門沢橋コミニュティーセンター会議室
内容 神奈川が進めるがん対策など


写真・門沢橋という地名の由来ともなった“門沢橋”現在の橋は昭和初期に作られたもの。

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2008年02月01日

私の男

j.jpg 日曜日の新聞には書籍の紹介コーナーがある。2ヶ月ほど前神奈川新聞のこのコーナーで見つけた一冊。“私の男”「近親相姦について書かれた」という本を論者は「主人公の少女に対する心情の描写が良い。」と高い評価を与えていた。私はと言うと単にその近親○○という言葉の淫靡さが脳裡に残り、書店の平積みコーナーでそれを見つけ出した。

 正月の多忙が過ぎたらそのうち読もう、程度に思っていたらこれが直木賞を取ったと言う。

 でも面白かったな。最近読んだ小説ではイチオシかもしれない。近親○○という題材には嫌悪感をいだく人もいると思うが、そのインモラルなことを「こういうこともあるのかもなぁ・・・」なんて思わせてしまう本。という感じだろうか。時間を逆転させながら進むストーリー。章ごとに語り手の替わる仕立て方、私の政治という仕事は別において、作品としてやっぱり直木賞取る作品だな。と思う次第。

 ちなみに桜庭一樹という作者は女性である。そのことを思って読むのがこの本のポイントかもしれない。
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