2008年02月01日

私の男

j.jpg 日曜日の新聞には書籍の紹介コーナーがある。2ヶ月ほど前神奈川新聞のこのコーナーで見つけた一冊。“私の男”「近親相姦について書かれた」という本を論者は「主人公の少女に対する心情の描写が良い。」と高い評価を与えていた。私はと言うと単にその近親○○という言葉の淫靡さが脳裡に残り、書店の平積みコーナーでそれを見つけ出した。

 正月の多忙が過ぎたらそのうち読もう、程度に思っていたらこれが直木賞を取ったと言う。

 でも面白かったな。最近読んだ小説ではイチオシかもしれない。近親○○という題材には嫌悪感をいだく人もいると思うが、そのインモラルなことを「こういうこともあるのかもなぁ・・・」なんて思わせてしまう本。という感じだろうか。時間を逆転させながら進むストーリー。章ごとに語り手の替わる仕立て方、私の政治という仕事は別において、作品としてやっぱり直木賞取る作品だな。と思う次第。

 ちなみに桜庭一樹という作者は女性である。そのことを思って読むのがこの本のポイントかもしれない。
posted by おさだ at 08:32| Comment(1) | TrackBack(0) | 政治