2008年10月30日

他国民に頼る介護

ChlVA.jpg 彼女たちの笑顔があまりにも純粋なので、かえって複雑な気持ちになってしまう。

 EPA(日本・インドネシア経済協定)によってインドネシアから医療や福祉の現場で働く若者がやってきた。写真は海老名市内のある高齢者施設でこれから介護福祉の研修を受けるという三人の女性たちだ。

 インドネシアでも看護の現場で働く女性たちの労働条件は過酷で低賃金であるという。日本にやってくる方たちはおそらく優秀な人材で少なくとも日本に来れば賃金の面では高待遇ということになるのだろう。しかし、母国にも看護を求める人たちがいるのに外国に行ってしまうことにインドネシア国内でも反発があるという。

 一方日本の側でも批判はある。「日本人の介護は日本人がするのがあたりまえ。」といった若干の民族意識や儒教的宗教観を問うものや、フリーターやニートがたくさんいるのになぜわざわざ・・・といったもの。何よりも日本の介護現場で人材が不足するのはその労働条件が悪すぎるためで、そのことにこそ目を向けて改善を図るべきだと私は思う。

 普段、人を食って生きているような政治屋の私でさえ介護の現場では考え込んでしまうような場面に日々出くわした。たぶん、外国へ出るのなんて初めてであろう彼女たちが、この異国の地でこれからどんなものを目にし、何を思うのか?笑顔が初々しいだけに複雑な気持ちである。
posted by おさだ at 08:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 政治