2008年12月08日

障害者犯罪

 千葉県東金市で発生した幼女殺害死体遺棄事件がようやく進展をみせ、容疑者逮捕となった。

 しかし誠に残念なことに今回の事件の容疑者は養護学校に通っていた経歴の持ち主だそうだ。かつて浅草で発生したレッサーパンダの帽子をかぶった男による女性殺害事件などは典型例だが、障害を持つ人による犯罪は意外に多い。

 早速マスコミでは興味本位の報道合戦が始まっている。あたかも容疑者を変質者に仕立て上げるような報道は容疑者が“養護学校に通っていた”という事実にはほとんど触れずに奇異な行動ばかりをクローズアップしてみせる。そんな報道をする動機はもちろん障害関係者からの批判をかわし、猟奇殺人として視聴率を上げ紙面を売るためにほかならない。

 一方今後続くであろう裁判では事件がなぜ起きたのか?ということよりも“責任能力があるのか?”ということに話題が集中して行く。もちろんマスコミによって煽られた世論の爆風は被告への極刑を求める方向に働くし、警察や検察の正義感は「障害を言い逃れにさせない。」強い志向を持つ。これはまさに前述のレッサーパンダ事件でも見られた傾向である。

 もちろん犯した罪に相応しい刑罰は与えられてしかるべきだ。しかし同時にこうした事件を契機に障害と犯罪の関係について少しでも理解が進むことを期待したい。



 
posted by おさだ at 07:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治