2009年01月28日

前期入試

 偏差値ばかりで生徒が評価されるのは良くない。学業以外でも努力した生徒は高く評価されるべきだ。

 県立高校の前期入試が行なわれる季節となりました。試験会場に向かうと思われる中学生を見かけるたび「きっと緊張してるんだろうなぁ・・・」と思わずにいられません。

 さて、我が家の小6の次男の母親、(つまりうちの女房)が次男が受験する頃にはまた入試制度が変わるらしい。と、どこかで噂を聞きつけてきて、しきりに先行きを案じています。

 内申書の記述や部活動の成績、そして面接などによって結果が決まる前期試験についてはあらぬ誤解を生んでいる部分が多分にあり、例えば「あの子は生徒会をやったからプラス何点」とか、「(部活の)あの試合に勝っていれば合格ラインだった」・・・などといった会話をしている保護者の様子を目にすることがあります。

 その誤解の原因は、この入試制度をなぜ取り入れたか?ということについて基本的なことが忘れ去られてしまっていることにあるようにあるように思います。

 そもそも偏差値教育への厳しい批判がありました。生徒の進学を偏差値ばかりで評価するのではなく、一人ひとりの個性を重視し、学業以外にも努力した生徒を評価すべきである。という考えのもと、部活の成績や学級活動、教師の内申と面接などを重視した前期試験が実施されるようになったことを忘れてはいけないと思います。

 しかし、現状はその生徒の良さをどうやって評価したらいいの?という教育現場の戸惑いが、先ほどのような「生徒会やれば何点・・」みたいな悲しい誤解を生んでいるわけであります。

 きっと人が人を評価する方法にこれが絶対と言えるようなものは無いのでしょう。保護者も生徒も些細な風評に動揺しやすい存在であることは否めず、いたずらに制度を改変するのはいかがなものか、教師を始め教育現場の苦悩もまた常であろうけれど、今後のことについては「そもそも何のためにこの制度を作ったか?」ということを忘れずに、腰をすえた態度で臨んでいきたいと思います。
posted by おさだ at 08:20| Comment(0) | TrackBack(6) | 政治