2009年06月30日

齢(よわい)

 一流ホテルに勤める後輩に言われてしまった。「先輩、あまり持ち物とかにはこだわらない方ですね。」
 選挙のとき、このかわいい後輩には「先輩、名刺交換は名刺入れと共にするものです。」と忠告されたことも・・当時毎日たくさんの名刺を配る自分はまるでトランプのような束を直接ポケットに突っ込んでいたものだから・・・

 こんなこともあった。先輩議員につれられ入った寿司屋。あがりがまちに脱いだ先輩の靴をそろえながら女将が言った。「先生さすがにいいものお履きですね。自分がわかってらっしゃる。」

 女将の褒め方もまた手足れたものだが“自分が分かっている”身だしなみか・・・と、私はしばらく考えてしまった。

 これまで、政治家はファッションなんて小事に感(かま)けることなく、ストイックに仕事に専心するものだ。と私は思ってきた。またそれが格好良い生き方なんだと。しかしどうもそんなことでもないようだ。

 もっともブランドものなんてものにこだわる気はそれでも起きないが、靴の汚れ、ズボンの折り目、ネクタイの結び方、ワイシャツの袖口・・・そして名刺の差し出し方、そうしたことに気が回らないようでは小事が大事、仕事も人間関係も気が利かず、と判断されてしまう世代ということのようだ。

 横須賀で私よりも一回りも若い市長が誕生した。そんなこともあって“若さ”はすでに私の付加価値ではなくなった。と判断することにした。
 仕事のこなし方、酒の飲み方、遊び方、それなりの世代のそれなりの立ち居振る舞いということについて、少しは考えてみる価値はありそうだ。
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2009年06月29日

五穀豊穣を祈る

V.JPG 宮中で行われる様々な神事の中でももっとも盛大かつ重要な祭式が11月に行われる新嘗祭(ニイナメサイ)であると聞きました。お米が収穫されるこの時期、天皇がその年に収穫された米を神々に供える行事です。
 この行事に使われる米は各都道府県から毎年献上されますが、今年神奈川県では海老名でこの米を作ることになりました。実に二十数年ぶりのこと。

 先週のよく晴れた日、大谷の水田では献上米を作るための稲が植えられ、関係者を招いての神事「新嘗祭献穀田斎田清祓式」が厳かに執り行われました。

 日本人に生まれて良かった。
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2009年06月26日

綾瀬のオヤジ逝く

 綾瀬から6期にわたって県議会議員(議長)を務めた小山田兵衛先生が亡くなられた。豪放磊落(ごうほうらいらく)を絵に描いたような性格。海老名にも信奉者は多い、私も「おぃ海老名の若ぇの」と言ってずいぶんとかわいがってもらったもの。

 こんな逸話がある。
 まだ県議会議員の選挙区が海老名と綾瀬が同一区であったころ、社家に住むある人が綾瀬の知人から小山田の支援を依頼されたそうだ。「俺は小山田って人を知らないから。」とやんわり辞退すると翌日いきなり玄関に現れた男がニコニコ笑いながら右手を挙げている。「よぉ、おめぇ俺のことを知らねえらしいから会いに来たぜ。」と言った時にはすでに靴を脱いで座敷に上がりこんでカラカラと笑っているのだそうだ。
「政治の話なんかこれまで一度もしたことは無いが、その性格にほれ込んで何十年も応援してきた。」とその人ははにかむように言っていた。

 高度成長の日本の政治はこうした傑物によって支えられてきた。マスコミに翻弄され、政治信条もあいまい、地元のために!と大見得をきって知事になったような人が任期も半ばにして「国政にも・・」なんて・・・誘うほうもどうにかしているが、実にあきれた話である。小山田御大はこんな世相をどんな風に受け止めて旅立っていったのだろう。

 おぼつかない足元。腕を支えようとする私に「年寄り扱いするな。」と一喝。マイクを握って聴衆に「この男はモノになる。」と私を紹介して下さった言葉を信じ、後塵を拝していきたいと思います。ご冥福をお祈りします。
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2009年06月25日

惻隠の情

イチローはヒットを打っても笑わない。
力士は勝ってもガッツポーズをしない。

勝負に勝った人ほど敗者に対する敬意をはらい、惻隠の情をもって喜びの感情表現を差し控える。

これが日本人の紳士的な態度というものだ。
いや紳士的というよりももっと知的な、報復を避けるための配慮かもしれない。「おごる平氏は久しからず・・」勝者の驕った態度は敗者の心にいつかは仇をうってやりたいという積年の情念を植え付け、やがて思わぬところで仕返しを食う危険がある。

さて、松沢知事が例の受動喫煙防止条例が制定されるまでの内幕をつづった本を出版したと新聞が報じている。来年から条例が執行されれば多くの中小企業経営者が分煙のための設備投資を余儀なくされ、時には罰則を科せられる県民が出てくる処罰条例。多くの県民が切実な思いで反対を訴えるなか“健康”という金科玉条を掲げた知事が思いを遂げたわけだが、こうして手柄をひけらかすようなことをされては恨みたい気持ちになる人もいるだろう。彼は本当に県民の健康のために戦ったのだろうか?それとも多くの議会人が指摘する通り目立ちたいのが目的だったのだろうか?

そりゃ実際問題としてその本はたいして売れやしないだろう・・・むしろ出版することに意義がある、プロフィールの中に“著書○○”と書き込めることに意義があると知事が考えているなら、それこそ・・・

いや、やめておこう、何も私が知事にそこまでご注進申し上げる筋合いは無い。
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2009年06月23日

梅雨

 毎日鬱陶しい陽気が続きますね。この湿気にはいささかまいりました。

 県議会では緊急経済対策のための補正予算840億円あまりの審議が行われました。私が所属する建設常任委員会ではそのうちの約140億円分の建設事業について追加発注する案が提示され審議をしてまいりました。

 今さら借金を積み増しして土木事業をやって景気対策になるのか?財政再建派の議員として思い悩む課題です。ただ、建設業を営む零細企業の社長さん、従業員、倒産して途方にくれる人の顔を思い起こせば打てる手は打たなければ、という声を否定することもできません。
 国会の審議ではバラマキだ何だと補正予算に反対していた民主党もその予算が地方へ来ると「○○道路の工事はして頂けるのですか?」「○○川の工事は?」とその使い道に興味津々・・賛成に回った。

 梅雨の鬱陶しい陽気が続きますね。
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2009年06月19日

自主投票

 昨日衆議院で行われた臓器移植法改正案の採決では共産を除く各党が「生命倫理の問題」として議員の態度を縛らず、個々の自主投票としましたね。これすごく良いことだと思いました。

 自民党も民主党も党首と幹事長の態度が別れるなどの結果となりましたが、議員個々が自らの良心に基づいて真剣に考え態度を決める。実はこういうことっていうのはなかなかなくて、多くの場合は政党の方針が先に立ってしまうもの。
 そして私たち有権者としても自分が選んだ議員がどういう考えのもとにどういう態度を示したか、興味はあるし、それは次からの選択の大いなる判断材料となるでしょう。

 政党政治が形骸化する昨今、今回のような命の問題にかかわらず議員個々の自主投票によって決する機会が増えるといいですね。

 さて今日から県議会も6月定例議会が始まります。国が決めた14兆円の景気対策予算、そのうち約840億円が神奈川県にやってきます。その使い道を決めるのがこの議会のメインテーマ。無駄使いが無いよう心して審議してまいります。

 
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2009年06月18日

閑話休題

OTNC.JPG 県庁の近くにお気に入りの洋食屋を見つけました。
太田町郵便局近くの路地にある「レストラングリルサクライ」。
ハンバーグやナポリタンが美味しくボリュウムのある店で、無口な店主兼コックさんと気のいい奥さん、そしてそのお姉さんが切り盛りしている小さな店ですが、ランチタイムには行列もできるほどの賑わいです。

 一汁一菜香の物、質素な生活をする農家に育った私は“洋食”というのに憧れがありまして・・・子供の頃暗くなっても畑から帰ってこない両親を待ちながら観た「お料理天国」というテレビ番組。元力士のゲストがナイフとフォークで食べて見せるフランス料理やらイタリアンやらを生つばを飲み込みながら観ていたものです。

 いや、だから何だってわけではないんですがね・・どうにか自分の選んだ仕事でメシが食えるようになった。こんなときにそんなことを実感するものですから・・

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2009年06月16日

今日の日記は分かりにくいので・・

 今日の日記は分かりにくい内容だと、書いた私が思うし、よほどヒマな人以外は読まないで頂いた方が良いかもしれません。

 では本題・・・

 衆議院の解散総選挙が近づいてきた。政権交代そのものが大きな争点となる選挙であることは必定の様相だが、なんだかそのわりに高揚感が無い。

 何しろ自民党と民主党とどう違うの?と問われて国民が納得する答えのできる者はいるのか?民主は高速道路無料で自民は1000円とか?・・いや結局どちらも同じ方向性ではないか!景気対策(刺激策)をバラマキと批判するが、民主が政権を取ったところで結局同じようなことをするのは目に見えている。だからつまり「いっぺん民主にやらせてみたい。」程度の思いが政権交代願望のベースだから盛り上がらないのも無理は無い。

 残念ながら現状は自民党が自民党らしくもないことをやり、民主支持層に食い込もうとし、民主党も民主党らしくもないことをして政権を担える支持層を形成しようとしている。そして気が付けばどちらも渾然としてわけが分からない。

 本当に政権交代可能な緊張感のある政治を目指すなら、今こそ我々政治に携わる者はこの国の政治思想を二つに仕分けし、国民に分かりやすく示す必要がある。
 思想とはその基本的な考えをもって一つ一つの課題を考察すれば自ずと目指すべき方向性があぶりだされ、二つの思想は争いを求めることなく互いの違いを映し出してみせる鏡のようなものでなくてはならない。

 私は思う。

 自民党には厳父の威厳と博愛を
 民主党には聖母の清純と慈愛を

 まことに抽象的な表現かもしれないが、家族に父親の役割と母親の役割があるように、双方が持ち味を発揮して国民の幸せのために議論を成熟させて欲しい。

 例えば厳父は、国家の大観に立って国防や外交において国益を守り、教育にあっては規範意識の薄れた戦後民主主義の反省に立って改めて自由は義務の裏づけに立つものだといった思想普及に努めるべきであろう。

 例えば聖母は、老いや障害に苦しむ人々の立場に立ち、福祉の充実を訴え、環境の保全無くして人類の未来は無く、目先の富を求める経済原則に勝るものだと主張すべきだと私は思う。

 こうしたまさに“思想”の違いを双方が明確にし、あらゆる政策においてディペイトする努力の中で国民にとって最良の答えを導き出すことが必要だと思うのだ。もちろん政治家は一つの立場に身を置いたら生涯それを守り感性を研ぎ澄ます努力をべきであって、場面場面で軸足のブレるような者にはその資格が無い。

 残念ながら今の政治は、物事の主体となって行動しようとする“タイプ”の人が与党の側に立ち、何事も批判することが政治だと決め込んでいるような人が野党の側に立っているだけのことのように思われてならない。
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2009年06月15日

プロレスとシナリオと政治

 アメリカ本国では配給のめどもたっていなかった三流映画がベネチア映画祭で金獅子賞を受賞し一躍話題となった映画「レスラー」。肉体を酷使して生きるプロレスラーの過酷な人生を描いたものだが、その映画を観た翌日、日本のプロレス界をリードしてきた三沢選手がマットの上で死亡したというニュース。何と言うめぐり合わせか・・・

 映画はあのミッキーロークの壮絶な演技が注目されるが、生々しすぎる流血シーンの続出と、そのわりに泣かせる場面のボリューム不足で、残念ながら私には観るに耐えない映画だった。しかし体を張って生きる世界の厳しさと、強い者もやがては老いて行く人生の現実は伝わってくる。

 さてプロレスというものが、あらかじめ作られたシナリオによって進行する格闘劇であることは皆さんも良くご存知だろう。しかしそれが分かっていても熱狂する人は多い。

 話は変わるが政治の世界だってある意味そうした側面がある。(プロレスよりはかなり複雑なシナリオだが・・)先週末のリングでは総務大臣がヒーローになりおおせ、麻生氏は引き続きヒール役。ただ、ヒーローも悪役もレフェリーもリングの上に居たのは全て自民党の政治家ばかりであった、という点。シナリオの狙いをそのあたりに置いて見るのもプロレスファンならぬ目の肥えた有権者の一つの政治眼かもしれない。
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2009年06月12日

私は犬になりたい 490円

 私とはシンガーソングライター「さだまさし」の共通のファンである海老名の小さな高級レストラン、ボンヌマンのママが「これ海老名が出てくるから聴いて!」とCDを一枚下さいました。

 さだまさしがソフトバンクの携帯電話のCMソングとしてリリースした「私は犬になりたい 490円」小遣い族のお父さんたちの応援ソングとして私は聴きましたが、ワンコインで何ができるか?
色々と例示したコミカルな歌で、♪小田急線なら海老名まで行って480円♪・・と歌ってくれています。

 ただ後日談もあり、ファンの方から「480円なら本厚木まで行けるはずです。」と抗議の手紙が届いたとか・・さだ氏いわく「えびなという音の響きが良かったので海老名にしました・・」とか。“え・び・な”音の響きがいいなんて考えたこともありませんでしたが、うれしいことです。また厚木の人たちに恨まれそうですが・・
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2009年06月11日

クールビズですみません?

 6月に入ってクールビズの季節となりました。でも、長年培ってきた礼儀作法みたいな感覚はなかなか改まらないもので、会合などへノーネクタイでやってきた人が胸元に手をあてながら「クールビズですみません。」なんて、謝ったりしてる風景を目にします。

 もうそんな風に気にする時代ではありませんよね。堂々としていればいい。むしろこれからの季節ネクタイをはずすだけでなく、その分エアコンの設定温度を上げなくてはクールビズの意味がありません。

 余談ですが、もうすぐ県議会が始まります。議会で答弁する側の県職員の皆さん、申し合わせたように全員白無地のワイシャツを着ていらっしゃる・・・なんだろう・・やっぱりそういう取り決めでもあるのだろうか? 堅苦しいなぁ、もっとシャレればいいのに、と私などは思うのだが。
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2009年06月10日

借り腹!?・・大麻草事件。

123.JPG 昨日の続きです。
 目久尻川の様子を見に行けば、その日もせっせと草を刈り、花の種を蒔く人の姿があります。自分の土地でもないのに地域の環境を良くしようと黙って行動する。その人こそ目久尻川クリーン会の加藤会長。

「よう!あんたのお陰で川土手がきれいになったよ。」そう言ってくれる一言に私たち議員がどれだけ励まされるでしょうか・・・ありがたいことです。

 そこで伺った、昨日書きかけた後日談とは・・・今年の春のこと。会のメンバーが植えたポピーの花の中から、あのマリアァナの原料となるケシの花(以前大麻草と書いたものを読者の指摘により訂正)が見つかり、警察も駆けつけての大騒ぎになったと言うのです。会の皆さんが蒔いた種に混入などの問題はなく、警察の話では最近このようにポピーの植えられた花壇にこっそり麻薬の原料となるケシを植え、育ったところで収穫する悪者がいるのだとか。確かにケシの花はポピーとウリ二つ。最近では自宅などで大麻草を栽培していたのが見つかって逮捕されたというような報道は毎日のように流されていますが、ワル知恵を働かすもので、こうしてカムフラージュして見つからないようにしようというのです。警察用語ではこうして公園などのポピー花壇にこっそり大麻草を植える犯罪のことを「借り腹」と言うのだとか。

 せっかく植えたポピーも警察立会いのもとに全て根こそぎ摘み取られ、焼却処分されてしまったそうです。
 こんな風に街のために黙々と努力される人の好意を悪用するとは・・まったくもってなんとも言いようの無い悔しく、悲しい事件ですね。
 それでも会長は黙って次のタネを蒔いている。

追申・目久尻川の環境美化を行っている団体には他にも「目久尻川をきれいにする会」など、熱心に活動されている団体があります。

《追記》
ちなみに・・私も不勉強でよく知りませんでしたが。一般にケシの花として栽培される花は麻薬成分などの問題のないものですが、同じケシの中にもソムニフェルム種、セティゲルム種、ブラクテアツム種などの種については麻薬成分があることから、「あへん法」「麻薬及び向精神薬取締法」によって栽培が禁止されているそうです。

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冷静な対応を。

 海老名市内で新型インフルエンザの感染が確認されました。今私たちにとって大切なことは、風評による二次被害が出ないようにすること。新型インフルエンザが発生した当初は“疑い例”が発生した学校にマスコミや嫌がらせ、あるいは生徒が通学した電車の時刻を教えろ、などの問い合わせ、そして抗議の電話などが殺到したそうです。
 私たち海老名にはそういったことが無いよう皆で心していきましょう。
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2009年06月09日

治水と自然保護(目久尻川問題)

 目久尻川の一部で治水工事が行われ、それまでカワセミの生息地だった場所がコンクリートで固められてしまう!と住民の方から通報が寄せられたのは私が県議会議員に当選した直後でした。
 私もその計画を知りませんでしたので早速近隣住民や環境保護団体の皆さんと協議を始め、県当局と交渉にあたりました。

 自然保護も大切だが、ゲリラ豪雨なども発生している今、川の氾濫を防ぐための護岸工事が必要だ。とする県の土木事務所。治水と自然保護の狭間でなんとか双方の主張を取り入れた工法はないものか・・・? 重ねた協議の中で互いが理解しあい、結果として一部出来上がった護岸が写真のものです。
vKv?X.JPG
 写真の左半分が計画を変更するまえの工事。水面上にコンクリートが目立ち、水面下も深くコンクリートで固められています。これでは生態系への悪影響は避けられません。そして右半分が極力緑を残し、護岸としての強度もある新しい工法で整備したもの。今はまだ緑が茂っていませんが、やがては自然に近い形になるでしょう。水に触れられるよう階段も設置してもらい、カワセミの止まり木になる擬木も設置してみました。

vK{HO.JPG
 ちなみにこの写真は整備をする前の状態。自然ではあるものの生い茂る草木の勢いは激しく、かつては決して清潔と言えるような状態ではありませんでした。
 そこで近隣住民の皆さんが立ち上がり、結成されたのが「目久尻川クリーン会」紫陽花などの花が植えられ、住民自治による川の美化が行われていた矢先にこの護岸工事が始まったため、当初は大変な問題になったわけです。

 色々と苦労もありましたが、上の写真のような整備手法が実現でき、会の皆さんも「これならきれいでいいわ。」と言って頂けるような形で収まり、私もほっとしています。

 春には同会の皆さんによってポピーが植えられ、キレイな花が咲きました。ただ・・これには警察も出動するとんでもない事件を巻き起こす後日談があり・・長くなるのでそれはまた明日書きたいと思います。
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2009年06月08日

拉致・街頭演説

fvX.JPG 北朝鮮によるミサイル発射が懸念される今こそ、この国の蛮行を世に訴え、拉致の問題を風化させないようにしなければならない。

 昨日は横浜駅の西口で自民党青年局のメンバーや政治大学校で学ぶ学生たちと街頭演説を行ってきました。

 政治家の発する言葉は武士にとっての刀と同義。たやすく振り回すわけにはいかないが、こうして大都会でアジテーションしてみれば、中には触発されて熱くなる通行人もいる。激しいヤジを飛ばしてくる人もいるが、時にはそうした場に身を置くことも大切なことなのです。

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2009年06月05日

政治は人を変える・・

 杉村太蔵議員が次期の衆院選出馬を断念とか。記者会見を見ていて思ったのは“この人、、こんな顔だったっけ?”いつのまにやら初々しさのカケラも無く。

 色々と苦労もしてきたんだろう、若いからとナメられたくない思いで鎧を着てきたこともあろう。すっかり代議士先生の顔が出来上がっていた。

 私も若い頃さんざん出入りしていたから分かるのだけれど、永田町というところはそういうところ・・傍から見れば大したことはないのだけれど、住人達はみな権威という、伏魔殿の媚薬に酔って秘書も何も気が付くとみんな同じような顔になっていく。本当なんです。

まだまだ29歳。撤退は賢明な判断だと思います。
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2009年06月04日

紳士の真摯な姿勢を求めたい。

w@C.jpg 今度は県内の海水浴場を禁煙にする。と松沢知事がぶち上げた。海岸に捨てられるタパコの吸殻は私から見ても不快極まりなく、環境美化のためにも良いことだと思う。いやむしろホテルや居酒屋やオフィスの禁煙を条例化するよりも前にこういうことからやりゃ良かったじゃないか・・・とも思う。

 ことの良し悪しは別として、県民からの激しい反発があり、議会との間であれだけの攻防があって妥協の産物としてようやっと「受動喫煙防止条例」を作り上げた矢先に、「今度は海岸」ってケロリと突発的なアイデアをメディアにぶち上げる松沢氏の“やり方”には人としての温かみを感じない。

 対立の構図を意図的に描き出して自らを浮き上がらせようとする政治手法は有権者の関心を得るためには有効な手段だが、決して紳士のすることではない。それで傷つく相手もいることを知事には知って欲しい。

 さて昨日は県議会に設置した「学童保育を支える議員連盟」のメンバーで平塚市内の学童クラブを視察させて頂き、指導員の皆さんと意見交換をさせて頂いた。子供の笑顔は何事にも代えがたい県民の宝だ。
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2009年06月02日

議員定数削減

 海老名の県議定数が増えることはありません。

 神奈川県議会の本来の議員定数は120となっていますが、厳しい経済状況が続くなか県庁の職員削減など行政改革と呼応する形で現在までに107に削減されてきています。

 この度私たち自民党では更にこの定数を8減らして99とする案をまとめました。主に横浜市内の定数の多い選挙区で議員の数を減らす方向で今後各党との調整に入ります。

 かつて県議の定数は各選挙区ごと6万人の人口に対して一人という大まかなくくりで決められて来た経緯がありますが、海老名はようやく人口12万人に達したものの県下全域の人口増もあり、今では人口8〜10万人に一人といった割合となっています。まして全体として削減傾向が続く中、今後海老名の定数が増加することは、現状ではありえない状況です。

 そもそも、海老名や座間のような定数1の“一人区”があるかと思えば定数9の相模原のような大選挙区が混在して一つの議会を形成していること自体いびつであると感じています。
 誤解を恐れず言うならば、定数1と定数9の選挙区ではおのずと選らばれる議員の質も選ぶ側の市民の思いも違ってきます。
 定数1の議員はより幅広い支持を得なければ当選できませんのでオールラウンダー的な考えを持つ人が選ばれる傾向があります。一方定数の多い選挙区では政党色などをはっきりと示す人でないと当選できないのが現状。
 そして県議会の大多数の議員はこの定数の多い方の選挙区から選ばれていて一人区の議員などはごくわずか、したがって全体として政党色のハッキリとした議会が形成され、どっちつかずのオールラウンダーでは力を発揮できないのもまた現実。

 更に、数年後には相模原市も政令市に移行するでしょう。そうなると横浜、川崎と併せると県内人口の65%を政令市の市民が占めることになります。
 ほぼ全ての行政において県と同等の仕事をする政令市では県行政の果たす役割はごくごくわずか。そうしたところから県議会議員をたくさん(つまり議員の6割以上)選ぶ必要があるのか?

 今回は残念なことに私の力不足でこうした本質に迫る議論を吹っかけはしたものの充分な論戦を展開できずに終わってしまったのは残念。しかしこうした論陣を県議会において今後も張って行きたい。そう考えています。
 
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2009年06月01日

余白

 6月・・・19日から定例議会が始まりますが、例年それまでの間、束の間ですが私の手帳に余白ができるようになります。

 きな臭い話もボチボチ出始める頃。少しは地元の居城(事務所)に居て次の選挙に向けて備えもしなければいけません。

 敵を知り、己を知れば、おのずと百戦危うからず

 むしろ隣の土俵のドンパチの、流れ弾が飛んでくるのには、どうしたものやら・・・

 子日、視其所以、観其所由、察其所安、人焉隠哉、人焉隠哉
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