2009年07月07日

血の通わない行政

 たばこ屋の店先に「禁煙」という大きなステッカーを貼れと県庁の職員が迫ったと言う。

 県下でたばこを商いする人達の団体「たばこ商組合」の代表の皆さんが議会にやって見えた。コンビニやスーパーではなく、個人でもっぱらたばこを売って生計を立てている方たちだ。

 ご想像頂きたいが、いわゆるタバコ屋さんの経営者に若くて元気な人は少ない。大半が高齢化したおじちゃん、おばちゃんが小さな店舗で細々と、まるで爪の先に灯をともすようにして営業している。

 県知事の提案ですったもんだの末に修正可決した「受動喫煙防止条例」はたばこ商の皆さんの生活に大きなダメージを与えたことは言うまでもないが、皆さんが老いた声に怒気を含ませて訴えるのはこういうことだ。

「県の役人がやってきて、私たちの店にも“禁煙”という大きなステッカーを貼れ、と言うのです。たばこ屋にわざわざ禁煙なんて表に貼り出すバカがいますか?」
「私たちは決まった条例には従うつもりです。だから条例の趣旨をしっかりと明示したポスターなら貼れと言われて怒りはしません。ただ“禁煙”とだけ大書きしたハデなステッカーを持ってきて貼らなければ条例違反だぞ。と、それが悔しくてならない。駐車場の中に説明もなく駐車禁止って張り出すようなものですよ。」

 なんということだ・・血も涙も無いとはこのことか。許せない、やるせない気分でいっぱいだ。
posted by おさだ at 06:22| Comment(0) | TrackBack(2) | 政治