2009年08月31日

解党的出直し

 まさかここまで負けるとは思いませんでしたが、歴史的大敗を喫した自民党は今後解党的な出直しをしなければなりません。

(ここまで負けりゃかえってサッパリだなぁ。)

 自民党を仕切ってきた大物議員が多数姿を消したのですから、これを機に自民党は大幅に人材の若返りが図られることになるでしょう。それに期待したいと思います。

 私は小泉構造改革自体は間違っていなかったと思っています。後期高齢者医療制度の改革も郵政民営化も必要な改革であった。問題はそれを行った自民党自身が世間の批判におもねてブレたこと。麻生総理の「私は郵政民営化に反対だった。」という発言が何よりもまずかった。そしてそれ以上に政権を投げ出してみせた安倍、福田の二人の総理の責任は重い・・。

(今になってあれが悪いこれが悪かったと言うのはもうやめようと思うが・・・。)

 自民党は野に下るわけですが、せめて今後は、あれも反対これも反対と、反対のための反対を繰り返すような野党にだけはなって欲しくない。国民にとって必要な法案については新政権に従って欲しいと思います。

 私は・・
 他人の選挙でこれほどまで激しく戦ったことは初めて。今はいくらか茫然自失の状態ですが・・
 12時間ぶっ通しで仲間と街頭演説したこと、良い経験でした。かりんとうのように日焼けした顔から薄皮がポロポロと落ちてきます。優秀な若手議員もハリケーンに吹き飛ばされてしまった。しばらくの間政界から姿を消さなければならない仲間たちのことを思うと言葉がみつかりません。
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2009年08月23日

逆風

sD41.JPG 田んぼのあぜ道から田の草取りをしているおじさんに声をかける。

「あぁ、長田さん 暑いねぇ・・」
「タケさん(仮名)精が出ますねぇ。」

 頭上空高く飛行船が飛んでいる。麦わら帽子を手首のあたりでかき上げながらその風景を眺める。

「逆風だってねぇ・・」
「はい、過去に無い自民党批判の風が吹き荒れています。」
「甘利は大丈夫だろぉ・・」
「いや、それが苦戦しています。」
「・・・・」
「万が一にも落とすわけにはいきません。」

 ふたりもう一度空を見上げる。飛行船のあげるブーーーといううなり声。ふわりとした見た目とはうらはらな重たい音を響かせながら船体の向きを幾分南に向けなおす。
×w47.JPG
「身に受ける風なら分かりやすいのですが・・こればかりは・・」
「前回は追い風に乗りすぎたから、その分今度は向かい風も強いってことか・・」
「そんなところでしょうか・・
  ところで今年はお米のできはどうですか?」
「今年はハッキリしない天候が続いたからねぇ・・日照不足が心配だよ。」
「こちらは日照不足ですか・・うちは逆風・・」
「長田さんも日頃が大事だよ、自分の田んぼに草がはびこらないように・・・日頃が大事、頑張んなさいよ。」

 盆は過ぎ、稲穂は青く、まだつんつんと空を指している。
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2009年08月17日

政権担当能力

 小泉元総理がある演説会場で言ったそうだ。
「今回の選挙は残念だけれども・・勝てない。民主党に政権を譲る可能性が高い。でも皆さん、必ず一年以内にまた選挙がありますから、その時のために今かんばっておいて下さい。」(要約)

 まったく、そこまでハッキリ言っちゃあ・・とも思うがまさにその通りだ。おそらく民主党が政権を握るようなことがあっても長続きはしないだろう。

 民主党が政権を担い続けていくにはとても大切な条件がある。と私は思っている。それは、「健全野党」として存在する一定の期間が必要であるということ。
 あれも反対これも反対。反対のための反対を繰り返してきた政党がいきなり政権を担うとたちまち自己矛盾に陥ってしまうからだ。

 分かりやすい例を挙げれば審議拒否。民主党はこれまで国会の審議の中で与党の多数に押し切られそうになると度々この審議拒否を繰り返してきた。国会のボイコットだ。そしてシビレをきらした与党が多数決を諮ると“強行採決”と与党の姿勢を糾弾してきた。
 それが自ら政権を取ったときにまるまる天に唾したように返ってくるのだ。

 本当の意味で政権担当能力のある二大政党がしのぎを削って良い政治をするためには、まず野党の側が野党であるときにスジの通った政治を行っておかなくてはならないということ。自民党にはたとえ下野したとしてもその精神だけは捨てないで欲しいと思っている。

 さて、小泉の言を励ましと受け止めて前向きに頑張るチルドレンもいるだろうが・・・もっとうがった聞き方をすれば、ここでみっともない負け方をしたやつは次の選挙では候補者にもなれません。新しい波にも乗れませんよ。という脅しと聞いた方が良さそうだ。
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2009年08月16日

私が見た戦争・・

y[.jpg 写真は21年前、学生時代の私と、当時厚生省の戦後処理活動として行われた戦没者遺骨収集活動に参加した遺族の皆さんである。

 場所はあの太平洋戦争で日米両軍による戦闘が激烈を極め、玉砕の地となったパラオ共和国ペリリュー島。今もここで戦死した日本人兵士らの遺骨はジャングルや海岸や市街地の地下に散在している。

 もし、草生したしゃれこうべとなったこの人に命を吹き込んで、今の日本社会を語ってもらうことができたら、どんな感想が聞かれるだろうか・・豊かになった世の中に両の目を細めてくれるだろうか、それともタレントも教員も自衛官も麻薬を吸って逮捕される現実に怒り狂うだろうか・・

 保育園の数が足りないと怒りはすまい。医療費が高いと怒りもすまい。高速道路が安くなったと喜びもすまい。死者の思いはもっともっと深く根源的な叫びとなるだろう・・・

 学生時代も今も変わらぬ問いかけである。
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2009年08月14日

仮設トイレ31基が流失

ΑS~.JPG 楽しみにしている人たちも多いだろうから否定してしまうわけにもいかないが、この時期毎日のようにあちこちで開催される花火大会には、つきなみな言い方だが「いかがなものか?」と疑問を感じる。

 先週行われた厚木の花火大会の様子を準備の段階から見ていると相模川に大型のブルドーザーを入れて河原を痛めつけ、水の流れを大きく変え、仮設の橋まで架けて毎年会場が設営される。

 今年は海老名の内野市長が「県議も一緒にゴミ拾いに参加しようよ。」と言われるので、私も大会翌朝のゴミ拾いに参加させて頂いた。河原口の自治会の皆さんや海西中学校の生徒など多くの人たちがゴミ袋を持ち、捨てられたペットボトルや食べかすや丸めたティッシュや吸殻を拾う、まさに一夜限りの乱痴気騒ぎの後始末をしなければならない。更に大会当日の交通整理に参加する交通安全協会の人々など、裏方の協力を併せればその人たちが流した汗のしずくは花火の花びらの数を超えるのではないか?

 そんなことが毎夜のようにあちこちで行われているのだ・・

 なんととんでもないことに、この厚木の花火大会のために河川敷に設置した仮設トイレ31基が台風による増水で流失し、24基の行方が分からないと言う。
 まったく冗談もほどほどにして欲しい。仮設トイレそのものももちろんだが、一個あたり360リットルのし尿と薬剤が相模川に流されたのだ。下流の社家では飲み水にするための取水もしているし、更に下流の湘南海岸には海水浴場だって広がっているのに・・・考えただけでもゾッとする。
 主催者である厚木市にはなんらかの責任を取ってもらわねばなるまい。河川の管理者である神奈川県は看過するわけにはいくまい。

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2009年08月13日

それでも本は読む

 政治決戦に向けて忙殺される日々・・・なかなか日記が書けず申し訳ありません。

 多忙な日々ではありますが、それでも少しずつでも本は読みます。今は話題の村上春樹、1Q84を読んでいます。なかなかおもしろい物語ですよ。

 先日、夏休みの読書感想文を書くための本を探しに行くと言う次男(中一)に付き合って本屋へ行きました。書店が夏休みの学生向けに薦める良書には三島由紀夫、太宰治、川端康成・・・色々有りますが、私はその中から自分もかつて読んだ星新一の「ボッコちゃん」を手に取り、懐かしいセンテンスを確認してから息子に薦めました。

 3日後、5日後・・・リビングに置いてあるその本のしおりの位置が少しずつ進むをの見てうれしく思ったりもする・・2009年の盛夏です。夏の読書には風鈴の音がよく似合う・・・
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2009年08月08日

麻薬取締法の厳罰化も

 総選挙を控え準備に忙殺される日々・・なかなか日記を書く時間がなく、と言いますか、一文をまとめ上げる心の余裕が無く、滞っております。

 さて、悲劇のヒロインから一転して容疑者となった酒井法子さんの事件。何とも救いのない・・出来事で・・私も好きなタレントの一人ですのでこれはショックです。夫婦で覚せい剤とはなんと自堕落なことか・・10歳の息子のこれからの人生を思ったらたまらないものがあります。

 それにしても一連の報道で“なぜ?”と思う不可解なところがあります。なぜ、高相なにがしとか言う夫は職務質問の最中にわざわざ女房なんか呼び出したのか?なぜ、酒井法子もそこへ行っただけで尿検査なんか求められたのか?

 清純派と言われる、しかも子育て中の女性までもが麻薬に汚染されているかと思うと芸能界では私たちの予想を超えて麻薬が蔓延しているのではなか?と思わされます。世間に影響の大きい人々だけにこの際相撲界と同じようにタレントには全員尿検査をさせるべきではないか。

 昨年は慶応大学を始め大学生による大麻の乱用が問題になり、逮捕された密売人のイラン人の供述では「日本人はこんなに麻薬を買って大丈夫なのか?と思った。」と言ったとか。今や老若男女を問わず蔓延しつつある麻薬の取り締まり強化と併せて、麻薬取締法の厳罰化も必要なのではないか?総選挙を控えた今だからマニフェストに入れる候補者や政党が出てきても良いのではないか?

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2009年08月03日

夏バテにはこれ!

 連日の活動で・・少々バテぎみですが・・食欲減退時の昼食は辛いカレーライスか、ツルツルとのど越しの良いざるそばあたりが定番ですかね。
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 私は最近これにハマっています。カレーせいろ。老舗の手打ちそばを蕎麦屋独特のトロミのきいたカレーソースに浸けて食べます。一般の熱いカレー南蛮よりもスルスルと頂けますし、そばのコシや香りも生きていて美味しいですよ。

 写真は海老名高校筋向い、「上野藪蕎麦」にて。

カレーせいろ 900円 (写真は大盛り)
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2009年08月02日

雨だれ石をうがつ

×Eaw.jpg甘利大臣と二人三脚の街頭演説が続く・・・

もう何ヶ所マイクを握ったろうか・・最近少しずつ聞いて下さる人々の様子に変化が現れ始めた実感がある。民主党がマニフェストを発表したあたりからだろうか、足を止めて話を聴いてくれる人が現れ始めた。

言いたいことはただ一つ。“あれもやります、これもやります、それはただにします、お金もさしあげます。”金を使うだけの主張ならダレでもできる。大切なのはその財源をどうやって生み出すかということ。経済政策無しのバラマキでは国が危うい。

ときには罵声も飛ぶが、うなづいてくれる人の数は確実に増えている。
posted by おさだ at 07:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治