2010年03月31日

食えない相手と戦うべからず

 温厚篤実を絵に描いたような人。それが神奈川県議会の国吉議長である。そんな議長のことだから今回松沢知事が定例議会が終わるのを待って二人の副知事を切り捨てたことが議会軽視だと許せなかったのだと思う。知事に対して議長声明というかたちで今回のことについて議会にきちんと説明するよう求めた。議員の私としては「国吉議長、議会を代表してよくぞ言ってくれた。」と感謝した。

 しかし、知事の態度はつれない。「副知事を任命するときは議会の同意が必要だが、退任は私の判断事項だ。」と開き直ってしまう。

 この相手と戦おうとすること自体が無理なことなのかもしれない。

 もとより知事は議会軽視どころか、むしろあえて議会との対立の構図を作り上げることで大衆の目が自らに向くことをよく知っている政治家だ。まして今回のように県民の血税を不適正な形で使った職員のトップを断罪するということについて大多数の県民が快哉するであろうことなど知事の嗅覚なら容易に判断のつくこと。

 まさに錦の御旗を持って鬼の首二つ。それが今の松沢知事そのものだ。

 悲しいかなその結果職員の人心収攬が乱れ、結果として質の良い仕事ができなくなるなどということまで県民が思い至ってくれるわけではない。私などは切るにしても思いやりを・・てなことを先日の日記に書いたがそれでさえ批判されてしまう。

 しかし、誤解の無いように。私自身そんな松沢氏の政治手法を否定する気は無い。それもまた一つのやり方だし、行政職員の言いなりきなりのトップよりよほどもマシだと言える。

 先日日記に引用した三国志。物語の前半を彩るのは呂布(りょふ)という恐ろしい豪傑だ。
posted by おさだ at 08:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治