2010年10月07日

昨日は農業談義

 羽田を視察した一昨日から打って変わり、昨日は特別委員会で神奈川の農林水産業をどうやって活性化するか?というテーマで議論が盛り上がりました。

 年間80億円の売り上げがある神奈川の水産業。これに投じられている県の予算が40億円!?どう考えてもムダでしょ!というごもっともな意見も飛び出せば・・・

 農家を増やすには“農業が儲かる、食っていける仕事”にならなきゃ農業の担い手なんか出てこない!というご意見。農業で生活して行くには年間の売り上げがいくらあれば成り立つ?という議員の質問に当局は・・・

「700万円くらい・・」と応える。

 700万円を農業で稼ぐにはどのくらいの面積で何を作ればいい?と議員は重ねて質問する。そして具体的にそれを目標にして農家を育成せよ!と。これもまたごもっともなご意見。

 しかし、一方で私は言いました。
「農業に就業するということは農業というライフスタイルを選択するということだ。」と。
 たくさんのお金を稼ごうということは良いこと。しかし一方で農業という生活は一般的な生活よりも一歩二歩と自給自足に近づくということでもあり、衣食住ともにローコストな生活を営むという感覚も必要。私自身が専業農家に生まれ育った経験でそう思うのだけれど・・農業で暮らすには作物だけ作れればよいのではなく、金づちの一本も持って家が壊れたら自分で直せる、リヤカーのタイヤがパンクしたら自分で貼る、くらいの生活術を身に付けることも大切だ。たとえ耕作面積が少なく収入が少なくともそれはそれで生活できる。それが農業の魅力だということも若者には教えて欲しい。と。

 海老名にある県立農業アカデミーに入学を希望する若者が増えている。農家の子どもでない学生が最近は多数を占めている。一度は一般企業に勤めたが改めて農業を目指す若者も多い。その若者はお金を稼ぎたくて農業を目指すのだろうか?私は違うと思う。

 ストレス社会の現代だから「農業というライフスタイル」に魅力を感じてもらうことこそが日本の農業再生にとって大事なことなのではないだろうか。

 以上昨日の県議会、産業活性化特別委員会での論議より・・
posted by おさだ at 08:02| Comment(0) | TrackBack(3) | 政治