先日は県内の河川や湖で漁業を営む「内水面漁業組合」の皆さんが県庁においでになって現状の報告がありました。

春先、3グラムほどの小さな稚魚を川に放流すると川の深みの中へ入っていけず、浅瀬に集まってずっとその場にいたまま餌もとれずに死んでしまうような現象がおきていると言う。
実は相模川の養殖魚は養殖した魚から卵と精子をとり、また養殖して翌年の稚魚をつくります。それがすでに28代目にもなっていて、そうした中で固体が野生を忘れ、人を見ても逃げない、ペットショップで売られている熱帯魚のようになっいると関係者は言う。
養殖施設の水が足りず、ろ過方式によって魚を育てている飼育環境にも問題があるらしい。
6月になれば多くの釣り人で賑わう相模川。今そこに大きな問題が起きているのです。県としても問題の解決に乗り出していますが、養殖施設の移転など多額な資金を要する側面もあり、解決は容易ではありません。