かつて東洋一と言われた県立神奈川リハビリテーション病院(通称七沢リハビリもしくは神奈リハ)もその先駆的な役割を終え、民間の病院などがリハビリ治療を行なうようになった今、規模を大幅に縮小する計画が持ち上がっている。
その問題でここのところ身体に障害を持つ人たちから、縮小に対する疑問や福祉の後退を懸念する声が私のもとに多く寄せられている。そこで当事者の皆さんと県当局ならびに施設の指定管理を行なう事業団の話し合いの場をセットさせてもらうことにした。
そして昨日その話し合いのために神奈リハへ・・・。
県は神奈リハの先駆的な役割は果たせたと言うが、当事者の皆さんからするとまだまだ取り組まなければならない先進医療がある。例えば自発的な呼吸の困難な障害のあるひとに対する呼吸器治療やリハビリ訓練は北海道まで医師を訪ねて行かねば治療できない現実がある。あるいは身体の障害と同時に透析を受けなければならない人の場合、一ヶ所で双方の治療ができる施設が無い。といった問題など、まだまだ公的な施設としてリード役を果たさなければならない医療分野があるという。
コーディネイト役を買って出た私もずいぶんと勉強になったが、県の側も利用する人々の痛切な思いは受け止めてくれた様子である。
4月からの新年度の中で施設改修の具体的な中身が決められることになる。4月以降も議員でいられるならば、是非この問題に取り組みたい。