2011年03月31日

告示前夜

 いよいよ明日は県議会議員選挙の告示日。
 支援者の皆さんと最終の打ち合わせを終え、ひとりになった事務所で最後の日記を書いています。(選挙告示後はホームページの更新が禁止されているため。)

 こうして日々の思いを書き綴ってきたこの日記の10年間。
 29歳のときに初めて市議会に当選してからの16年間。
 そして県議会議員の運転手として政治の世界に飛び込んでからの23年間。

 選挙の前夜にはいつもそうした過去が次々と胸によみがえります。特に県議選に初挑戦して落選したときのこと、その後の日々・・・。

 そしていよいよ私たちの国にとって前例の無い統一地方選挙が始まります。未曾有の大災害、その復興のともし火も点かない中、自重と服喪の国民に選挙を訴える。こんなことは恐らくこれまでに無かったことでしょう。そんな状況のなか、私は今回の選挙において

 がんばれ東北 そなえよ神奈川 

 をスローガンに掲げてこの選挙を戦うことにしました。この選挙を通じて被災地の復興のために「みんな元気を出して立ち上がろうよ!」という呼びかけができればという思い。そして同時に明日はわが身、神奈川においても同様な災害がやって来ることを肝に銘じて備えをしましょう。そんな呼びかけもできればと、このスローガンを考えました。

 こんな時に選挙なんて。というご批判のむきもあろうと思います。しかし選挙は選挙、そうした思いも受け止めながら真摯な気持ちで支持を訴えて行きます。自重はしますが遠慮はできません。

 最後に、インターネットを通じて自らの意志を決めようとこのページを訪れてくださった方へ。
 少なくとも私がこの日記を通じて10年余に渡って情報を発信し続けてきたこと、そしてその中で多くのご批判もお叱りも頂きながら私自身も成長させて頂いたことを過去の日記を通じてご覧頂けたらと思います。
 また私自身の選挙にかける思いやこれまでの経歴はそれぞれ動画によってホームページのトップからご覧頂けます。

 是非見て行ってください。

http://www.osadashinji.com/

 それでは、選挙が終わる4月10日まで、しばしこのページを通じてのお付き合いは中断させて頂きましょう。

 では。
110318_183201.jpg
平成23年3月31日 午後9時10分
おさだ進治 拝
posted by おさだ at 21:16| Comment(1) | TrackBack(0) | 日々雑感

許せない犯罪

 県発表の記者会見資料を見て信じられないような内容を見つけた。

「震災に便乗した悪質商法100番」の実施について

 震災に便乗して人をだまし金品を奪う悪党が出始めているという。
 神奈川県内で県民から相談が寄せられた事例として

点検商法・・住宅リフォーム業者を名乗る者が電話をかけてきて、今回の地震で屋根が傷んだかどうか20分程度で無料で点検してあげる。と言い、実際にはあれも必要これもやったと高額な代金を請求してくる。

未公開株の勧誘・・環境関連の仕事をする会社から電話があり「福島第一原発の仕事を政府から請け負った、政府から資金が提供され、今当社の株を買えばすぐに上場され儲かる。」と勧誘され、またすぐに違う業者から電話がかかり、先ほど勧誘された株を5倍の値段で買うと言われた。

義援金詐欺・・銀行員を装った男女3人が震災義援金を集めると称し預金通帳やキャッシュカードを預からせて欲しいと戸別訪問を行なっている。

 これらのケースはほんの一例です。まだまだ色々な手口が人をそそのかす手口が出てくるものと思われます。どうかご注意ください。不審と思われる勧誘があったときには下記の相談窓口までまずはお電話を!

かながわ中央消費生活センター
電話 045−311−0999
平日は午前9時から午後7時まで、土日も午後4時30分まで受け付けています。

posted by おさだ at 07:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感

2011年03月30日

県からの報告(震災関連)

県内で生産された農産物の放射能濃度について

 神奈川県では県内で生産されたホウレンソウ、コマツナ、キャベツについて放射能濃度を農林水産省消費安全局の協力を得て測定した結果以下の結果となりました。

ホウレンソウ  放射性ヨウ素   650ベクレル/kg 
        放射性セシウム  139ベクレル/kg
ホウレンソウ  放射性ヨウ素  1000ベクレル/kg
        放射性セシウム  136ベクレル/kg
コマツナ    放射性ヨウ素   130ベクレル/kg
        放射性セシウム  108ベクレル/kg
キャベツ    放射性ヨウ素   不検出
        放射性セシウム  不検出

野菜類の食品衛生法上の暫定規制値
        放射性ヨウ素  2000ベクレル/kg
        放射性セシウム  500ベクレル/kg

※暫定規制値である2000ベクレル/kgの放射性ヨウ素が検出されたホウレンソウを生で1kg食べた場合の人体への影響は、胃のエックス線集団検診を1回受診した場合の19分の1です。
ちなみに日本人のホウレンソウの平均摂取量は一日あたり18.2gとのこと。

専門家ではありませんので結果に対する感想や意見は差し控えます。(おさだ)
  

posted by おさだ at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感

父親の役割

 26歳で結婚し同年に長男が産まれ、彼が3歳のときに市議会議員選挙に初挑戦。翌年次男が誕生し、今年は長男が大学に入学します。

 父親の私が政治家で、落選したこともあったし、そういうことで友達からからかわれたり、いじめられたりしないかと心配したりもしましたが、幸い素直に育ってくれて良かった・・・。

 幼稚園では父親たちによる「ダメおやじの会」で活動したり、小学校のPTA会長をしたり、それが父親としての役割を果たした証と言えるのかどうかは分からないが、結果はわが子たちを見て欲しい。なんて思ったりして・・。

 なにを言うより裸一貫この世界で働き、家族にメシを食わせて来たという実感。これだな。

 なんでいきなり子どものことなんて書いてんだろ・・・

 さて、インタビュー形式の動画をアップしました。ホームページのトップにリンクが貼ってありますのでよろしかったらご覧ください。
http://www.osadashinji.com/

 自分で自分の動画を見て思ったこと・・・「白髪が増えたなぁ・・もうりっぱに中年じゃん」
posted by おさだ at 07:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感

2011年03月29日

残念なことは・・・

 選挙の告示まで今日を併せてあと三日となった。震災後の自粛ムードの中で前例に無い選挙となるのだろうが、誠に身勝手なことを言わせてもらえるならば、つくづく残念なことはこの四年間築き上げてきた実績や未来に向けての公約もこの震災で全部吹き飛んでしまったこと。

 ためしにある会合で海老名に養護学校を誘致することができたことについて語ってみたが、やはり反応は「こんなときに何?」という雰囲気。つまり災害のこと以外は、今は何を言ってもうつろにしか響かない。

 4年前、初当選の朝、実は周囲が思うほど私の胸の内に喜びが沸きあがっていたわけではなく、そのとき思っていたのは早くも次の選挙への杞憂。

 政治家なんてみんなそんなものかも知れないが、そうして意識し、それに向けて努力し思い描いてきたものが、表現できなくなった。

 やはりそれは、残念なことにほかならないが、現実だ。

 さればしなやかに、柔軟に、今回の選挙では防災のことを真摯に訴えて歩を進めよう。
posted by おさだ at 08:21| Comment(3) | TrackBack(0) | 日々雑感

2011年03月28日

相模線運行再開

昨日神奈川県対し、JR東日本から入った電話連絡によると、本日の始発より相模線の運行を再開するとのこと。計画停電の影響もあり、運行は下記の通り。


始発〜PM2:50頃  茅ヶ崎〜橋本間(全線)5割程度運転
PM2:50頃〜PM10:30頃  茅ヶ崎〜寒川間 5割程度運転
(寒川〜橋本間は計画停電により運転見合わせ)
PM10:30頃〜終電  茅ヶ崎〜橋本間(全線)5割程度運転

※28日午後に予定される第4、第5グループの停電が中止されればPM2:50頃〜PM10:30頃の間も全線で運転が可能となる見込み。

この際、個人的な感想は省きます。
posted by おさだ at 09:02| Comment(1) | TrackBack(0) | 日々雑感

県の震災関係情報

県営水道の放射能測定について
 寒川浄水場での検査では3月26日現在セシウム134、セシウム137、ヨウ素131共に検出されていません。

病院の非常用電源燃料の確保について
 計画停電に伴って稼動させる病院の非常用電源は、軽油や重油を燃料とする発電機を動かすことによって発電しています。しかしその燃料の確保が困難となっていることから県では石油元売会社の東燃ゼネラル石油鰍フ協力を頂き、燃料が不足する各病院へ順次供給できる体制ができました。

食品と健康に関する相談窓口
 福島第一原発の事故に伴い、水道水や野菜などの食品への放射能汚染の不安が広がっています。そこで県ではそうした問題に対する県民の皆様からの問い合わせに応じるため相談窓口を設置しました。海老名市に近い窓口は「厚木保健福祉事務所・電話046-224-111」です。
posted by おさだ at 07:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感

2011年03月26日

復興のために

 被災者の皆さんに対する哀悼の気持ちは国民の皆さんだれしも同じだろうと思う。

 被災者の皆さんの気持ちを思えば華やかなことや消費的な行為は慎むべきだ。

 だから色々な催しを自粛するのは一つの気持ちの表し方だとは思う。

 しかし、いつまでも自粛、自粛では立ち直れない。

 だれかが稼ぎ、だれかが歌い、だれかが安らぎ始め、だれかがまた額に汗しなければ、復興は始まらない。

 そんな気も、し始めた。
posted by おさだ at 08:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感

2011年03月24日

相模線運休問題

 本日神奈川県庁の県土整備部の担当課長と対話。運休が続く相模線の問題について22日に行なった早期運転再開の要望に対してJR東日本はどういう回答だったのか確認してきました。

 その結果いくつかのことが新たに分かりましたので報告します。

1・すでに部分運行している寒川〜茅ヶ崎間に関しては沿線の計画停電エリアが一つのグループだけなので、停電時間外の運転(通常の5割程度)が可能だが、寒川〜橋本間については4つの停電グループが混在しているため前回も書いた通り踏み切りの遮断機の安全確保の点から運行できない。

2・県内の鉄道で踏み切りの遮断機が鉄道用の電源でなく、一般電源(つまり近くの電柱から電源を取っているということ)なのは相模線と御殿場線のみで、これはかつて電化されていなかった、つまりディーゼル車が走っていた路線を遅れて電化した際に取られた手法である。

以上だが、走れない理由を色々と聞いたところで何も解決しない。何とか早期に運行を開始できないのか?という要望に対してJRは運転開始の時期については答えられないという解答を繰り返すばかり。せめて利用者の皆さんに事態の説明に心がけることを約束するのが精一杯の状況です。

 この件については日記にも多くの書き込みを頂いておりますし、メールも多々頂いています。皆さんが不便していることはよく分かっているつもりですので、何かその気持ちを形にしてJRにぶつける方法はないか?とも考えます。しかし被災地のことを考え併せると派手な動きは控えたい。

posted by おさだ at 15:28| Comment(10) | TrackBack(0) | 日々雑感

2011年03月23日

やるからには全力で

 昨日、県と県内の市長会、町村長会合同でJR東日本に対して相模線と御殿場線の運行開始について正式な要請を出しました。今頃?というわけでなく、これまで各々にやってきた要請活動を一本化した形です。JRからの回答内容は追ってお知らせします。

 知人の家に福島から親戚の人が避難して来ているというような話を耳にするようになって来ています。また、海老名市でもいよいよ被災者の皆さんの受け入れが始まるとのこと。

 被災地の避難所では引き続き電気も通らず、暖もとれず、医薬品も食料も不足、そして強い余震も頻繁にある状態ですから被災者の皆さんには一時的にでも離れた場所に避難して頂き、温かいお風呂に入って頂き、柔らかい布団で寝て頂くのが一番のように思います。

 そんな中、プロ野球が開幕することについて賛否両論の意見を頂きます。そのこと自体は私にはどうすることもできませんが、やるとなれば選手の人たちは真剣にプレーをしなければなりません。同じような話で、私が挑戦する県議選挙も4月1日に告示され、10日に投票が行なわれます。この状況の中で本当にやりにくいというのが率直な思い。延期してくれれば良かったのですが、予定通り実施となればやはりプロ野球の選手同様全力を尽くさねばなりません。
posted by おさだ at 08:02| Comment(1) | TrackBack(0) | 日々雑感

2011年03月22日

救援物資

 ずいぶん前のことになりますが、長野県王滝村という山村を襲った長野県西部地震の記憶。村の多くを土砂崩れが襲い、とり残された住民が小学校の体育館に避難したが、毛布が足りない・・・と、テレビが報道し、そのたとたんに全国から毛布が送られ・・その膨大な量で体育館が一杯になり、住民が避難する場所が無くなった・・。
 全国の人たちから寄せられた心温まるもの、捨ててしまうわけにもいかず、その後村はその毛布の処分に大変苦労したとか。

 あのころまだ学生だったはずの私のつたない記憶です。

 今、東日本大震災の被災地では水と食料と燃料と医薬品と電気が足りません。その他必要なものはたくさんあるだろうし、逆に寄付したいと思っている全国の人たちと物資はそれをはるかに上回る数と量だろうと思います。問題は何がどけだけ必要で、それを不足することなく、過ぎることなく、的確に届けられる両者の間のコーディネイト。行政の役割こそこれなのですが、震災から12日目となる今も情報は混沌として上手くマッチングできていないようです。

 かと言って我々個々がスタンドプレーに走っては被災地の混乱を招くばかり・・・如何ともし難い苛立ちがあります。

 今日も県へ行って情報の収集に努めてきたいと思います。
 もちろんJR相模線のことも。
posted by おさだ at 08:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感

2011年03月21日

高校生の船が希望を運ぶ

 先日お伝えした神奈川県立海洋科学高校の実習船「湘南丸」は被災者の皆さんへ救援物資を無事に運搬し小名浜に着きました。そして復路では障害のある方17名や医師を含む24名の人たちを乗せ、本日午前8時に三崎漁港に帰着しました。

 併せて福島県立いわき海星高校の実習船「福島丸」も湘南丸に同行、障害のある方16名を含む20名の被災者の皆さんを乗せて三崎漁港に到着しました。
2011032110040000.jpg
 写真は三崎港に到着直後の被災者の皆さんの様子。皆さんは三浦しらとり園をはじめとする県内の施設に入って頂くことになっています。

 神奈川と福島の海洋高校の船が互いの希望を乗せて無事の航行を成し遂げたことに感動しています。
posted by おさだ at 10:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感

2011年03月20日

相模線が動かない理由

 他の電車は運行しているのに、三連休は計画停電も無いのに、なぜ相模線だけ運休したままなのか?利用者が少ない路線だからバカにしてるのか!といったようなことも含めて一昨日あたりから多くの方より問い合わせを頂いております。

 改めて県を通じてJRに事情を確認しましたが、つまりは「停電により踏み切りの遮断機が動かせないから」というのが最大の理由だそうです。

 私も初めて知ったのですが、踏み切りの遮断機は電車とは別の一般電源によって動いており、停電すると動かなくなってしまうとのこと。そうした中で電車を運行させるには安全確保のため遮断機を降りたままにしておくしかなく、そうすると車や人の往来が寸断されて周辺道路が大渋滞になってしまうという事情があるとのことです。

 では相鉄や小田急はどうなのか?と聞けば高架化の進んでいる小田急や相鉄は踏み切りの数が少なく、それに比べて相模線は非常に踏み切りが多いのだそうだ。そして相鉄周辺の住民から話を聞くと、踏み切りのある一帯ではいまだ停電が無いそうだ。つまりそれは踏み切りを動かすために東電が配慮して通電させているということ。また小田急でも比較的踏切の多い厚木以西では運休もしているとか。

 最初からそう説明してくれればなるほど、とうなずける面もあるが・・・しかし市民の大切な足である相模線をこのままいつまでも運休させておくわけにはいかない。なんとか手立ては無いものか・・・。
posted by おさだ at 07:35| Comment(18) | TrackBack(0) | 日々雑感

2011年03月19日

神奈川県の状況

 昨日午後8時から行われた第18回目となる県の災害対策本部会議では次のことが報告されました。

1・県立海洋科学学校の実習船「湘南丸」に水や食料、毛布、医薬品などを積み、同日午後10時に小名浜港へ向け出港する。なお復路は被災住民を搬送する任務にあたる。

2・被災住民を受け入れる県内の公営住宅は721戸であり、うち100戸については障害者や高齢者、乳児を抱える世帯を優先する。

3・県立武道館に被災住民200名を受け入れる準備を進めている。

4・被災地の小・中・高校生を受け入れるホームステイボランティアの募集を行う。

5・福島第一原発の状況など

以上報告まで。
posted by おさだ at 09:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感

救援と復興

110318_080757.jpg
 海老名総合病院の非常用電源のための重油確保や、相模線の早期運行開始に向けて県を通じて要望活動を行なったりしています。

 閉店しているガソリンスタンドの前を通ったとき、何となく撮った写真。
 この震災という出来事がいつの日か、「あぁこんなこともあったねぇ・・・。」と思い出として語れるときが来ることを祈りながら。

 海老名市の商工フェアも本郷神社の春の祭も中止になり、様々なイベントが自粛されています。一方プロ野球は開幕するとか・・・いや、すべきでないとか・・色々な議論があるようです。
 災害対処は現在の“救援”から“復興”にかわる時が必ずやってきます。その復興になったときにはスポーツでもお祭でも大いに盛り上げて被災地を応援しましょうよ。でも今は被災者の救援を最優先し、私たちは犠牲者を思い喪に服すとき。

 救援が復興に切り替わるために三つの条件があると考えました。
1・行方不明者や安否の分からない人たちの捜索に一定の目途がたち、非難している人たちの生活が安定すること。
2・余震が収まること。
3・原発の危険が収束し非難されてる人たちがわが家へ帰ること。

 この三つが実現できたとき、私たちは被災地の復興にむけて、ニッポンの再生に向けて、力強く歩み始めなければなりません。
posted by おさだ at 06:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感

2011年03月17日

できること

 未曾有の大震災の中、選挙準備は完全に手詰まり状態。どなたかの書き込みにもあるように今回は「何もしないのが最大の選挙運動。」という選挙になるのでは・・・。
街頭募金.JPG
 せめて何かできることは?そんな思いで大学生の息子と街頭募金活動に参加してきました。夕刻から急に冷え込んだ海老名駅の駅頭、被災者の救援と被災地の復興のための募金を呼びかけたところ、本当に多くの人たちが財布を開けて募金してくださり、改めて助け合いの気持ちを感じてまいりました。

黒岩祐治.JPG
 そうそう・・・神奈川県知事の選挙に立候補を表明した黒岩祐治氏が記者会見を終えた足で県議会へやって来ました。「まさかこんなことになるとは思ってもいなかった。」と言い、急転直下の出馬要請とその後の大震災に触れ、「政党の区別無く全員プレーでこの国を盛り上げる、神奈川をそのモデルにしたい。」と抱負を語ってくれました。

 
posted by おさだ at 07:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感

2011年03月16日

指先が重くて・・

 消防隊員として被災地に入っている同級生が、その状況を伝えてきた。
 今風の若者が信号の消えた交差点で交通整理をする姿、自ら2時間もならんで手に入れたカップ麺を救援隊に差し入れてくれる被災住民。
 安置する場もなく道路脇に寄せておくしかない遺体。あまりの惨状に精神的に追い詰められる隊員。

 今の状況でこの日記を書こうとすれば震災のことに触れないわけにもいかず、キーボードを叩く指先の重たさに戸惑います。

 県からは毎日20枚、30枚と災害対策本部の資料がファックスされてきます。その中には昨日午前5時の時点で県内の放射能の値が通常の8倍程度に上がったこと、しかしそれは人体に影響のあるようなものではないこと・・あるいはガソリンスタンドでの行列、品切れが発生しているが、ガソリンスタンドには通常通りの油が供給されており、消費者の不安が治まればこの傾向も収束されるだろうという見通し、などが毎々報告される。
110315_183826.jpg
 昨夜18時から予定していた選対会議はロウソクの炎を見つめながら、となりました。こうした状況ですから、被災者や不安を抱える市民に対してどんな姿勢で慎みながら選挙を進めるか?それが主題となりました。例えば公費からガソリン代を頂きながら走らせる選挙カー・・・これも自粛すべきかと・・。
posted by おさだ at 07:31| Comment(1) | TrackBack(0) | 日々雑感

2011年03月14日

輪番停電

 被災地の皆さんに明るい電気の光を届けたい。そのために私たちの生活の中から一部の電力を分けてあげる。

 東電と政府が決めた輪番停電は大変良いことだと、精神的には思います。ただ、早速相鉄線が海老名〜二俣川間で今日は終日運休するなど影響を考えると、首都圏の都市機能がこれによってパニックに陥る可能性もあります。まして各種コンピューターなどへの影響は?医療機関の電力確保は?


 考えたらキリがないほど色々な影響が考えられますが、まずは各々が身の回りの安全を確保することが大切。私もこれから市内の警戒、パトロールに参加してきます。

注意・海老名市内は午前6時20分頃より停電しますが、電気ストーブやアイロンなどはスイッチを切り忘れますと電気が復旧したときに通電し、そのまま忘れて外出などしてしまいますと火災を引き起こしたりします。電化製品はあらかじめスイッチを確実に切り、できれば停電時にはブレーカーの電源を落とすことをお勧めします。
posted by おさだ at 04:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感

2011年03月13日

活動を自粛

 地震のことに配慮し、昨日と今日そして週明けもしばらくは街頭へ出ての活動を自粛させて頂きたいと思います。

 政府も懸命な努力をしていると思います。マスコミによっては情報開示が足りないとか対策が後手だとかと批判する様子がありますが、こんなときは「がんばれ」とみんなで応援する気持ちを持ちたいものです。
posted by おさだ at 07:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感

2011年03月12日

帰宅困難に

 皆さん、地震の被害はありませんでしたか?
110311_173030.jpg
 私は県庁の新庁舎にいてあの激しい揺れを体験しました。パーテーションが倒れたり、写真の通り壁にヒビが入ったりと、これまで経験したことのない揺れでしたので机の下に身を隠し、あの長い揺れに耐えました。

 元々耐震性に問題があるとされてきた県庁の庁舎でしたが、すぐさま非難指示があり、階段を使い屋外へ全員が退去する事態となりました。

 その後は電車が止まり、道路も激しい渋滞となりましたので私は帰宅困難者になり、暗くなってから、県庁から1時間半ほど歩いて知人宅に身を寄せ一夜を過ごしました。その友人宅まで歩く道すがらの街は停電し、真っ暗闇の住宅街は静まり返り、異様でした。

 これから被災地の様子が分かってくると思いますが、被災者の安全確保と街の復旧のために何ができるか?よくよく考え行動しなければと思っています。

 まだ余震も津波の危険もあります。皆さん充分にご注意ください。電力の不足が予想されます。お互いに不要な電気を使わないように注意しましょう。

 被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
posted by おさだ at 10:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感