2011年04月28日

長田秋三

 私が大好きだった、のんべえで暴れん坊で人情に篤かった祖父の、その弟に長田秋三という人があった。手前味噌な話だが県央あたりではちょっと知れた教育者で熱血校長と呼ばれて多くの教え子の記憶に残る人。農林大臣を務めて亡くなった亀井善之氏などもその一人。昔、愛川町の愛川東中学校の男子生徒の頭髪を全員坊主頭にするという校則を作って実際全員坊主にさせた人でもある。(当事者は怒ってるだろうなぁ・・・)その伝統は何十年もの間同校の校風として続いた。

 さて、その校長が晩年教え子たちに書き残した色紙をその教え子のひとりの方がわざわざ私に届けてくださった。確かに書道の好きだった大叔父の文字。
下がるほど.jpg
 そこには「下がるほど 人も見上げる 藤の花」とある。

 稔るほど こうべをたれる というのは一般的だが、今の季節に咲き誇る藤の花を題材にしたあたりは洒脱な面もあった大叔父らしい創作か・・。

 子どものころこの人が私に尾崎行雄について語って聞かせ、私の政治家志向の萌芽を吹かせたのだが、その人が政治家になった私に天国から送って寄越したメッセージのようにも思える。

 いい気になるなよ。天狗になるなよ。そういう意味だろう。

 大叔父の書号は翠雨(すいう)。青葉に降り注ぐ雨という意味だそうだ。今の季節にピタリじゃないか。
posted by おさだ at 08:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感