その人たちだって、きっと生まれてこの方発したこともないであろう激しく穢れた言葉。それを最も近い場所で聞いているのもまたその人自身の耳かと思えばなおいっそう悲しい。

昨日県庁本庁舎で行なわれた黒岩知事の対話集会。岩手県からの震災ガレキの受け入れについての対話はこれに反対する人の罵詈雑言で埋め尽くされました。
この目で会場の様子を見、反対意見に拍手する人と、そうでない人を賛否の分かれ目と推測すれば、両者相半ばと見えるが、賛意を持つ人はその不規則に繰り返される批判の激しさを前にとても賛成を口にできる空気ではなかった。
第三者的に見てもその場が結論を得るための対話の場とはなり得ず「何を言っても無駄だ。」と、互いに思い知るだけの徒労感だけを残して集会は終わりました。
そもそも知事は「主張」を全面に出すばかりが長の役割でなく、「自重」を前提とすることがより大切であったし、そういう意味では我々議会のリードもより「慎重」を期すべきであったと感じています。
しかし、みんなで被災地を助けると正義を掲げた以上このガレキ受け入れを断念するわけには行きません。今朝のニュースでは埼玉県もガレキの受け入れを表明しました。反対意見の論旨は明確に放射能汚染に対する拒否なのだから、その安全確保については改めて議会でも審議を尽くそうと考えています。