事務所から駅まで徒歩12分。かなたに海老名駅前の町並みを望みながら歩くあぜ道の心地よいこと格別です。

県議会は今日から常任委員会の審議。全県有施設の原則廃止を掲げる黒岩知事の先鞭をつけて横浜駅前の県民センターの改修事業が停止され、県内ボランティアの居城はこの夏もエアコンなどの空調が効かない不便を県民の皆様におかけしなければならないことになりました。
その他、藤沢の女性センター、神奈川芸術劇場、公文書館、県民ホール、もみじ坂の音楽堂・・その他私が所属する県民企業常任委員会が所管する県有施設は、ボランティア活動や文化的な活動、男女共同参画などに関る施設が多数あります。経済性といった側面だけを見て知事の方針に従えばどれも即売却、民間委託、廃止、という結果になるでしょう。
行政のスリム化や財政の立て直しは知事がセンセーショナルにぶち上げずとも私たち議会が先導してきた課題ですから、こうした流れをせき止めるわけにはいきません。ただ、緊縮財政と県民ニーズの最小公倍数を見つける努力が我々の仕事と考えています。
売り家と 唐様で書く 三代目
売り物と 饒舌で説く 黒岩さん
いきなり全廃なんて乱暴すぎるぜ、と県の幹部と会話したときの返答が印象的でした。「知事に言っても・・・それこそクラウド県庁なんて言い出しかねない状態ですから・・。」
人のいない、どこにあるのか分からないクラウド(雲)コンピューターの中で県の行政が010101・・音も無くデジタルに答えをはじき、人々の暮らしを決めていく・・・。
そんなこと、イメージすること自体が罪のように、私には思えるが・・。