2013年02月16日

朝鮮学校補助打ち切り問題の重要なポイント

 黒岩知事が北朝鮮による三度目の核実験強行を機に、県内5つの朝鮮学校に対する補助金を新年度予算案に計上しない方針を打ち出したが、この問題の重要なポイントは“核実験の実施”を理由にしていることだ。
 つまり相手を非難する形で一度打ち切った補助だから、将来再び復活させることがあるとするならば、理由とした核実験の実施を帳消しにするような好材料が両国の間に無ければ復活の理由にならないわけで、今の北朝鮮情勢からすればそうしたことは考えにくい。つまりこれは事実上、今後恒久的に補助はしませんよ、ということを知事が決めたことに他ならない。
 これまで朝鮮学校で日本人拉致問題が子ども達に教えられていないとか、総書記の肖像が教室に飾られているといったことを取り上げて「改善してもらわなければ補助はできませんよ。」といった議論はあったが、こうした学校側の努力によって改善できる余地のある理由と、今回の核実験という理由ではわけが違うということ。

 私たち議会にとっても寝耳に水の決定であったので、意見を交わす場も無かったが、子ども達の教育の場に対することであり、事態の推移を見守りながら再び補助を再開できるような余地を残した理由づけができなかったものか・・。

 朝鮮学校への補助が計上されていない県予算がこのまま議会で可決されれば、今後神奈川県と北朝鮮の間にあった一つの結びつきは完全に絶たれてしまうことになる。横田めぐみさんのご家族をはじめ拉致被害者も生活しているこの神奈川にとって、それが望ましいことか?という検証も必要であろう。

 国際社会は北朝鮮政府をテロ支援国家と認定すべきであり、日本政府も断固としてこの国の脅威と戦うべきである。しかし、何度も言うが子ども達に罪は無い。我が国に暮らす朝鮮学校の子ども達への教育を制裁の手段にしてはならないと、私は思う。
posted by おさだ at 09:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感