2013年03月03日

節句

 先日は二年ぶりの春一番が吹き、今日は3月3日、雛祭り。

 二つ上の兄と四つ下の妹。三人兄弟の真ん中に生まれた私にとってお節句は・・・妹の豪華な雛人形と、兄の立派な鯉のぼり・・・自分には・・? と、ずいぶん寂しい思い出のある季節だ。

 ある日、そんな私を気遣ったか祖父が「進治の鯉のぼりも上げてやったぞ。」と上がりがまちから声をかける。庭には立派な柱が二本、競うようにそびえ立ち、青や赤の鯉が風に泳いでいる・・・と、喜び勇んで祖父の又ぐらをすり抜け玄関を出てみたが、いつもと変らぬ風景・・色鮮やかな吹流しと、黒々と大きな真鯉と、そしてあれがお母さんと教えられた赤い鯉・・・数々あがる鯉のぼりの一番端で、サンマのように貧弱な緑色の鯉が一匹。「これがお前のだ。」と言われたときの落胆。その時思いました。次男坊・・僕はこの家を出る身なんだと、兄とは生まれながらにして境遇の違う存在なんだと・・。

 笑えるような笑えないような話ですが、そんなわけで私の自立心はこんな落胆の中から生まれたような気がします。まぁ、人それぞれですね。
瀬戸屋敷1.JPG
 今年も開成町の瀬戸屋敷では数々の雛飾りが飾られているようです。子ども達の健やかな成長をお祈り申し上げます。
posted by おさだ at 09:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感