県議会に8人いる常任委員長の中でも最も公務、公用の多い役職です。
今日はこれから沖縄へ向い、神奈川県遺族会主催による戦没者追悼式に参加致します。沖縄を含め広く南方方面で戦没された方々を慰霊するための行事で、今日は糸満市にある摩文仁の丘で、明日は座間味島付近の洋上で追悼式が行なわれ、私は式辞を述べ、夜帰ってきます。
ちなみにこの週末は県下で様々な障害をもつ子供達の保護者が集まり福祉活動を行なう団体の大会にも県議会を代表して参加して参りました。
さて、戦没者の慰霊祭に向うということもあり、改めて尖閣列島周辺での中国の行動が気がかりです。この件に関しては拓殖大学の渡辺総長がインタビューに答えていた発言が実にごもっともな気がしました。つまり「中国政府がこんなことをしなければならない状態に追い込まれている証と見るべきだ。」ということ。天安門での自動車爆発事件以降少数民族によるテロ活動が活発化する中、民衆の関心を外に向けるために今回のようなことを仕掛けていると見るのが正しいように思います。従って我が国は挑発にのらない冷静な対処が必要。ただし、困るのは何よりもあの国の軍隊が政府の統括のもとにコントロールされているとは限らない、つまり機長なり艦長なりの勝手な判断で軍事的な行動を起こしかねない軍であること。
68年前にあった戦禍と、今現在進行している危機と、その双方に思いを馳せながら追悼式に行ってまいります。