2013年11月15日

生殺与奪

 昨日の新聞に県議会の定数削減の記事が一面ですっぱ抜かれたのには少々困惑している。まぁ少々だが・・。

 秘密の協議をしてるわけではないのだから、書くのも自由な話ではあるのだが、選挙区が細かく分かれている県議会の議員定数削減の話である。従ってそれは明らかにどこの選挙区の定数をいくつ減らすかということを決める作業であり、ひいてはそこの議員に対する生殺与奪の議論でもあるのだ。まぁ、当たり前の話だけれど・・。

 昨日の記事のように例えば定数を現行の107から100に減らせば政令市だけでなく厚木や大和や藤沢の定数を削減することになります。という単純な試算が報道されてしまえば、たとえそのまちの県議会議員が承知しても、有権者にしてみれば民意を反映させる道筋が減らされることであり反発もあるだろう。今の時点でそうした議論が先行してしまえばどうしても“削減のための議論”には足かせとなってしまうのではないだろうか。

 この日記でも以前から書いている通り、人口が13万にもなろうとしながら定数が1だけの海老名市民の皆さんにしてみれば、議員定数削減はあくまでも政令市の議員を減らすということだし、海老名の定数はむしろ増やすべきだと思っている人が多いと思う。
 しかし、現行法の中では一票の重みが憲法上の裁判として争われる中、政令市の議員だけを一方的に削減すれば違憲状態になってしまうのがこれまでの判例からも明白であり、できないのが現実である。だから新聞に載ったとおり単純に議員一人当たりの有権者数が少ないところから削減するという手法がこれまでの限界だったのだが・・。

 これまで、というのは実は昨日国会では、政令市の区ごとの選挙区を柔軟に変更できる趣旨の法律の改正案が衆議院の委員会において賛成多数(反対・共産党)で可決された。県議会の定数削減議論はこの法改正を一つの足がかりとして進めていかなければならないと以前から想定していたところ。

 だから、その直前に出たあの記事にはくどいようだが困惑している。
posted by おさだ at 08:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感