2017年02月22日

緊急事態条項

 県議会での議論が一日行われ、それが終わると、夜は党や議員連盟が主催する勉強会に参加する。定例議会が始まると毎日そんな日々が続きます。
 先日は自民党主催による憲法改正についての勉強会が行われました。憲法改正を党是とする自民党の党員である私ですから、当然にそのことは意識しながら政治活動を続けているわけですが、国会の様子を見ていると、なかなか一朝一夕に議論は進みません。
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 私などが思うことは、憲法9条のことはさておいても、時代の変化に合わせて変えて行かなければならない事というのは当然あるわけで、70年もの間それができないでいるというのは「呪縛」ではないかとさえ思ってしまいます。
 その変えて行かなかければならないものの一つが「緊急事態条項」を加えること。
 なにも敵国が攻めて来るなどということではなくとも、大地震や風水害、新型インフルエンザなどによるパンデミックなど、国民が危機に瀕するような状態というのは想定されるわけであり、それに備えて憲法を定めておくということは必要だと考えています。いや、むしろそれが無いことの方がよほど不思議です。
 例えば、パンデミックが起きたときに、外出禁止や一定のエリアに人が立ち入ることを禁じる措置が取られるなど国民の行動を制限するようなことが考えられます。企業活動が制限されれば損害を伴うことにもなりましょう。このように、人々の行動の自由を奪うことになるわけですから、これをもって「憲法違反だ!」と、裁判に訴えられたら現行の憲法では違憲ということになる可能性が大であります。現に東日本大震災の後、政府はもっと必要な措置を積極的に行うべきだったという反省は多々ありますが、ときの政権が憲法違反を恐れ、必要な手立てを講ずることができなかったと私は思っています。
 大地震なら、緊急車両を通すために個人の建物を除去するといったことは必要になるでしょう。例えばテロを想定するならば、9.11の同時多発テロの際、米国では国内を飛んでいる全ての飛行機に緊急着陸を命じました。
「どういう事が起きたら」、「誰が判断して」、「どの機関が」、「何をすることができるのか」、そして可及的速やかに国会がそれを評価して「良い」という判断ならこれを続け、「良くない」という判断なら取りやめる。そういう取決めができるように憲法に定めておくこと、これは何も特別なことでは無くおよそ世界の多くの国がこうしたことを憲法に定めています。

「環境権」を憲法に加えること。一票の格差の問題を越えて政治家を人口の少ない地域からも送り出すことができるようにすること・・などなど議論して変えて行かなければならないことは多々あるはずです。


posted by おさだ at 07:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感