2017年10月03日

誠実と狡猾

 なんだかブームに乗せられるようで、あまり今の政局のことを書きたくないのだけれど、それでもついつい・・というのが昨今の心境。

 政治家にとって大事な物の一つが面(つら)だなぁ・・と昨日のニュースを見ていて思いました。独りで会見に臨み、立憲民主党の立党を表明した枝野幸男氏の顔は悲壮感に満ちていた。私にとっては思想信条の相容れない人だけれど、その面構えには感じ入るものがあったのです。
「やつれているように見えるが、新党結成は不本意なのか」という記者からの問いかけに、「この状況を喜ぶ方がおかしいが、ピンチはチャンス」と自らに言い聞かせるように語ったという。この顔をどこかで見たような気がして記憶をたどったが、すぐにあの原発事故の時の枝野の顔か・・と。
 そしてテレビ画面はたちまち小池氏に・・。えりもとに光物を付けた服装でぶら下がりのインタビューに応じる彼女の面差しは、枝野と対照的な余裕を演出し、思わせぶりな笑みをたたえていた印象です。

 やはり枝野の悲壮な決意は一定の国民の支持を引き付けるだろうな、というのが私の印象。
 ただ、本当にバカらしいのは、岡田をはじめ枝野に呼応すべき有志が、慎重な構えを見せる一方で、菅直人が「私は参加したい」と、軽々しくも街頭で語った画面。つい先日は希望の党に「大いに協力したい」とすり寄っていたことも含め、そもそも今日に至る民進党凋落の責任の一端はあなたと鳩山某にあるんじゃないですか?と、私は文句の一つも言いたくなる。
 菅さん、なぜ希望の党からあなたが排除されたのか?よくよく考えれば、思想信条だけが理由ではないことに気付くはず。ここは潔く引退するか、黙して孤高を守るべきでしょう。このうえ政治に恋々とするあなたの姿は本当に醜態そのものだ。枝野さんも同志を募る一方で、やはり排除すべき者は排除すべきでないだろうか。それができれば新党は本物になる気がする。

 ともあれ、立憲民主党・・テーゼを感じるそのネーミングも含めて、敵ながら塩を送りたくもなる存在だと感じます。(もっとも明日はどんな評価になっているか分からない情勢ですが)
posted by おさだ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感