2018年03月21日

トライアルアンドエラー

 大学生の息子とテレビニュースを見ている時の会話。
「俺、森友とか財務省とかの問題、よくわかんねぇ」
「就活の大学生がそんなことも分からないでどうすんだよ、ちゃんと新聞読んでるか?」
「読んでるよ」
「じゃ、そこに書いてあるだろう」
「書いてねぇ」
「なんで?」
「だって、なんで国有地にゴミが埋まってんのか、そこがそもそも分かんねぇもん」

 確かにそうなんですよね。

 さて、県議会は昨日本会議を開き、現年度(平成29年度)分の議題について採決を行いました。議題の中には、丹沢などの山で捕獲する鹿や猪の肉を食材(ジビエという)としてレストランなどで提供できるようにしようと計画した、ジビエカーの導入を断念する趣旨の補正予算案もありました。ジビエカーとは、食肉処理設備を搭載したトラックのことで、山で捕獲した鹿や猪を捕獲場所に近い山道で車に乗せ、その場で衛生的に食肉処理しようというものですが、事業の断念によって予算計上した1500万円を減額することになりました。
 県当局によると断念の理由は、事業を委託した事業者が事業計画を立てたものの、どうやって試算しても採算がまったく取れないことが分かったため、ということですが、有害鳥獣の被害に苦しむ地域の議員からは駆除を進めるために期待していただけに「計画があまかった」「採算なんてどがえしでも・・」と、苦言が出されていました。
 しかし、私が所属していた自民党の政務調査会ではこのことを大きく取り上げて行政を批判することはしませんでした。なぜなら、行政とはいえチャレンジ色の強い取り組みはうまくいかないこともあり、ある程度のトライアルアンドエラーは仕方ないと考えたからであります。つまり今回のようなことを過度に批判してしまっては、行政組織や職員個々が新たな課題にチャレンジしようとする意欲をそいでしまう一面があるのです。

 財務省の問題に戻りますが、決済文章を書き換えたという事実は明らかに不当な行為と言わざるを得ません。ただ、近畿財務局が過去の遺産であるゴミの埋まった土地を処分して、民間の有効活用を進めようとしたことは理解できるところであります。
 理財局は国会での追及をかわすために文書の改ざんを行ない、その結果として自らが進めるべき仕事の足かせを作ってしまったわけで、このことによって進めるべき国有地の処分、活用が止まってしまうこと、それこそが実は問題だと私は思うのです。


posted by おさだ at 08:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感