2019年06月17日

モラル

 警察学校の卒業式に出席したことがあります。6ヶ月もの間親元を離れての厳しい寮生活。さぞかしつらい思いもしたのでしょう、大粒の涙を流し、県民の安全を守ると誓って卒業する新しい警察官は、全員がその日の午後から交番に配属され勤務を始めます。
 昨日、大阪で交番の警察官が刺され拳銃を奪われる事件が起きました。刺された警察官もそうした若い警察官の一人だろうと思います。意識不明の重体と報道されていますが、どうか助かって欲しいと願わずにいられません。そしてこのニュースを聞いて、全国の警察官がどれほどの恐怖を感じているか・・。
 最近ではこうして警察官が襲われる事件のほか、交通違反などで停止を命じられた車輌がそれに従わずに逃走し、事故を起こすような事件もよく耳にするようになりました。交通違反なんて逃げてしまえばそれまで・・とでも思っているのか。
 モラルハザードと言うのでしょうか。私たちの国の人々が、警官を襲い、警察の指示に従わない国民性に傾きつつあるならそれは大変な問題です。もっと罪を重くしてやればいい、と厳罰化を求める意見や、たとえ軽微な交通違反でも、逃げ得を許さないように徹底的に捜査して逮捕すべきだという意見も聞こえてきます。

 ただ、国民のモラルが悪化しているとするならば、それは厳罰化で何とかなるものでもないのでしょう。もっと広い意味で「みんなで決まりは守る」という意識を醸成し、国民性を良くするということですから、簡単なことではありません。もちろんその先頭に立たなければならないのが政治家であることは言うまでもありません。


posted by おさだ at 06:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感