2019年08月20日

You are sailorman

 9月の代表質問に向けて準備を進める日々。
 今度の質問(本会議)はラグビーのワールドカップ開会直前ですし、東京五輪も近いので、こうした大会を通じてフェアプレー精神の大切さやそれを称える心構えのようなことについて、私たち議会や県行政が神奈川県民に対して何かアピールできないか・・・という観点で議論してみたいと思っています。

 以下はプロセーラーで鎌倉市出身、三崎水産高校を卒業、単独無寄港無補給での世界一周を史上最年少で成し遂げ、世界で最も過酷なヨットレースと言われる「ヴァンデ・グローブ」にアジアから始めて出場した白石康次郎氏のお話です。(講演を聞いた私の記憶によるものです)
 大航海時代を経て帆船で世界を渡って来た文化を持つヨーロッパでは、一般社会においても正しく勇気ある行動をする人のことを「You are sailorman」といって称賛します。その逆で卑怯なことをしたり、勇気の無い行いをした人を指して「You are not sailorman」と言うのです。孤独な海の上では見栄も虚勢も通じず、星を読み、風を捕まえ、たった一人の力で生き抜くセーラーこそ、勇敢な人の象徴とされるのです。これをあえて日本の文化に例えるならばセーラーはさしずめ「武士」という言葉に置き換えることができるのではないでしょうか。
 ちなみに、世界を渡るレースの途中、海洋のただ中で大型の船舶と航路が重なることがあります。そうしたときは大型の舟が速度を緩め、ヨットに進路を譲る慣習があり、これもまた勇敢なセーラーへの船乗りたちの敬意の現れであり、さらにそうした際には決まって大型船から無線が入り「水はあるかい?」「何か困ったことはないか?」とたずねられ、「Good Luck」と、エールを送られます。


 神奈川では東京五輪のセーリング大会が江の島の地で行われますので、こうした競技の背景にある様々な文化や逸話についても多くの県民に知って頂きたいものです。

posted by おさだ at 10:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感