2019年10月07日

まだ決まったわけでは

 肩に来て人なつかしや赤とんぼ  夏目漱石
 赤とんぼの群れを見かけるようになりました。今朝あたりはひやりとする風に秋のどことない寂しさを感じたりします。ふと肩に赤とんぼが止まる様子に人懐かしさを感じたのは漱石自身でしょうか、それとも赤とんぼの心境を句にしたのでしょうか・・。そんな季節は10月だというのに、ラジオの天気予報では明日は夏日で「東京では30℃を超すでしょう・・」と。もう夏日はけっこうですよと言いたくもなり、これも地球温暖化ですかね。そう言えば先日のダボス会議で16歳の少女が温暖化防止を訴えた演説はひとしきりの話題になりました。「私たちは絶滅に向かっているのに、あなた方が話すことはお金の話か、永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかりです」とは、実に胸を打つフレーズですが、16歳でこの言葉を編むというのは、彼女自身が言う通り決して普通のとこではありません。16歳の少女の言うことですから、それは情緒論として胸を打ちますが、国を代表する経済閣僚がこれを言ったら・・たちまち世界の経済が混乱してしまうでしょう。

 さて、話は変りますが、先日の朝日新聞に報じられた海老名市にまつわる記事で、県の行政がちょっとした混乱をしました。それは海老名市が市内の全小中学生を来年のオリンピックに連れて行くと報じた記事。そのチケット代(2200円だったかな・・)のうちの一人当たり500円を県が負担すると記事に書かれたのですが・・、県ではまだそんなことを決めたわけではないし、だいいち来年度の予算に関することで、まだ議会の審議もしていないことです。それにお金を出すなら、県内の他の市町村の意向も聞かないわけにはいきません。子供たちにオリンピックを見せてやりたい・・それはだれしも同じ思いですが、それをやりたくてもできない市町村もある中で、やれる海老名市だけに県がお金を出してしまったら、不満の声があがるのも当然でしょう。現に県議会ではそうしたことを言われる議員もいます。
 それで、県の担当者は「記事に書かれたことは正しくありません」と、各方面に誤解の無いよう説明に追われることになったわけです。

 朝日新聞がだれに取材して書いた記事か分かりませんし、私も海老名の子供たちにオリンピックを見させてあげたいと思っていますが、「現状は」そういうことですので、誤解の無いようにお願い致します。

posted by おさだ at 07:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感