2020年02月05日

執行権と議決権

 神奈川県庁には健康危機管理課というセクションがあります。その名の通り県民の皆さんの健康が危機に直面しないように、または危機に直面した時に力を発揮すべき部署で、課員は課長以下14名。その中に感染症グループというチーム(7名)もあります。
 まさに今朝のニュースの通り、横浜港に停泊しているクルーズ船からの新型コロナウィルス感染者の受け入れや感染拡大の防止を担当するのがこの14名なのですが、こうなるとしばらくの間は不眠不休の体制で事態に対処しなければならないことでしょう。否、今こそしっかりと取り組んで県民への感染拡大を防いでもらわなければなりません。がんばれ!と、心からエールを送りたい気持ちです。

 一方議会は・・今日議会運営委員会や各派の団長による会議などが行われています。議会の窓からは横浜の港が手に取るように見えます。ですから今朝からの事態を受けて我々議会としても何かしなければいけないんじゃないか!という気持ちになるのも実にやまやまなのですが、ことここに至った今、行政の執行権者にいらぬ口出しは極力慎むべきと心得なければいけません。東日本大震災のときなどにもあったことですが、現場で息つく間もなく対応に当たっている職員に議員が「ああしろ、こうしろ、どうなっている」と口を出し、業務が滞るようなことは避けなければいけません。
 我々議会、平常時は県民代表として行政に意見を言うことが仕事ではありますが、ひとたび緊急の事態が発生しているとき、議会はあくまでも議決権者であることの認識をもって控えること。そして、執行権者(知事や行政職)から追加の予算編成などの要請があれば、機敏に議会を開いて議決するなどの対応ができるようにしておくこと。これが大事だと思います。

 それにしても、クルーズ船の乗客の皆さんがお気の毒です。

posted by おさだ at 16:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感