2020年05月03日

緊急時の情報はシンプルに

 昨日の朝はびっくりしました。「こんなときに大規模地震か!!」鳴り響くスマホの警報音を消すまでの間に考えたのはやはり、地震の発生でした。しかし、文字を見ればコロナ。「ゴルデンウィークはがまんのウィーク」と外出の自粛を呼びかける内容。神奈川県知事、黒岩祐治の名前で一斉配信された昨日の緊急速報メールには多くの批判が県に寄せられ、知事も陳謝する事態となりました。
 私が思うことは一つ。神奈川の知事として、他に先駆けて何かしたい。目立ったことがしたい。という思惑が黒岩知事の中に無いか?ということ。東京の小池知事が全国的な注目を集め、大阪の吉村知事の積極的で分かりやすい姿勢が好評を得ている。それはそれで良いではないか。何かにつけ神奈川方式と言って独自性をアピールするのもどうか・・。ましてG.Wだから「がまんのウィーク」というダジャレかひっかけか・・そういうウィットを緊急速報に乗せるのは誠実さに水を差す印象になってしまう。
 緊急の時ですから批判は控えめにしたいと思いますが、緊急の時なればこそ情報は適確にシンプルに発信願いたいと思います。

 さて、今日は感染症危機のに中で迎える憲法記念日。朝から新聞やネットニュースを見ていてその取り上げ方の違い、世論調査の数字の違いに驚く、というか意図的な報道姿勢の違いを感じずにいられません。あるメディアは「コロナ禍の中で改憲議論低調」と書き、あるメディアは「緊急事態について改憲の関心高まる」と緊急事態条項の創設を促しています。そもそも論拠となる調査の設問や選択肢の設定が各社まちまちで、例えば読売は「憲法を改正する方が良いか」と問い、朝日は「憲法改正を急ぐ必要があるか」と問う。それは数字に違いが出て当然です。

 私は、今回の緊急事態を経験して、やはり憲法の中に緊急事態条項を加える必要があると考えています。
 「国民の生命が危険にさらさられる緊急事態が発生したと、国会が判断したときには、国会の承認を得たうえで、政府は国民の自由や権利を必要最小の範囲において制限できるものとする」
 といった内容でしょうか。

 今日も暑くなりそうですね。湿度も上がって来ました。この温度と湿度が新型ウィルスの力を弱めてくれると良いのですが。

posted by おさだ at 09:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感

2020年05月02日

水道料金の値下げについて

 感染症対策の関係ではいろいろとお伝えしなければならないことがあるのですが、海老名市に関係のあることについて三点ご報告します。
1、海老名市医師会と海老名市、神奈川県は海老名運動公園陸上競技場を利用してPCRの検体を採取するドライブスルーの検査場を設けることになりました。(一部新聞既報)
2、海老名総合病院の東棟(かつての東日本循環器病院)の一部をお借りして、中等症の患者を受け入れる重点医療機関を神奈川県が設置致します。(一部新聞既報)
3、県立の相模三川公園は今日から駐車場を閉鎖します。
 いずれのことについても、海老名市行政の力強いご支援とご理解を頂きながら進めるもので、県の立場としては本当に感謝しております。

 ただ・・ちょっと拙速だったな・・と思うのが、一昨日突然発表された県営水道の当分の値下げ。
 水道の値下げを求める声が県民から特段にあがっていたわけではなく、手洗いを推奨するために値下げします・・というふれ込みも実効性という点からどうかと思います。実は県営水道というのは県内全域をカバーしているわけではありません。横浜、川崎、横須賀などの大きな市はもとより、秦野市や座間市、三浦市、あるいは真鶴や開成、松田などの町も独自の水道事業を行なっており、こうした市・町からすれば県営水道だけが値下げを行なえば、自分の町の住民から不公平の声が上がるのは必然です。特に小さな町では一般会計から予算をやりくりして県に合わせて水道料金を値下げをしなければならないのかと、突然の発表に困惑しているようです。例えば愛川町などは町営水道と県営水道が町内で隣接している地域もあり、道一本隔てて、水道料金が値下がりした家と、そうでない家が隣接することとなります。
 今回の新型コロナ対策の中で、「私たちにも何かできることがないか」と一生懸命考えて神奈川県企業庁が独自に出した(議会の審議は経ず)施策でしょうから、あまり批判はしたくありませんが、例えば東京都が豊富な財政力で次々と打つ手に「金のあるところはいいよな」と声に出せない不満を感じている神奈川県が、今度は市町に対して東京と同じようなことをしてしまった感があり、少々残念ではあります。

posted by おさだ at 09:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感

2020年05月01日

失業率と自殺者数

「長田さん、失業率が1%上がると何人自殺者が増えるか分かりますか?」

 緊急事態宣言の延長が予想されるようになってから、経営者の方々からの悲痛な訴えが寄せられるようになっています。昨日は前年同月比で売り上げが86%下落したという食品卸売業の方、飲食店がクローズすれば仕事はゼロになるという運転代行業の方、そして「営業してもいいんですよね!」と確認される理容業の方などから電話がなりました。
 冒頭の問いかけはそうした方のうちのおひとり。答えに困っている私に「2,300人ですよ」と。我が国の失業率と自殺者数には相関関係があるということは想像のつくところですが、それが1%上がると新たに2300人の人が自殺に追いやられると・・・。続けて言われます。「コロナで何人亡くなっているんですか?」と。言わんとされることはよく分かります。
 自殺だけではないでしょう。倒産、失業、破産、多重債務といったことが増えれば家庭の崩壊、学校の荒れ、犯罪の増加といった連鎖を生むことは、バブルの崩壊やリーマンショックの際に経験したこと。

 昨日の県知事記者会見では、県内の感染者を受け入れる重点医療機関の整備が一段と進むこと。PCRの検査場(検体を採取するドライブスルーなどの施設)も新たに県内に6ヶ所設置すると発表しました。こうした医療体制の強化と、一日も早い利用が望まれる治療薬の承認と引き換えに、経済的な影響の大きな事業分野に対する自粛要請の部分解除とか緩和を行なうべきだと、これは本当に悲痛な叫びを聞きながら思っています。
 もちろん「そんなこととんでもない」という考えの方もいらっしゃるでしょう。ひとまず今日も県庁へ行き、県民の意見がどんなふうに寄せられているか、確認して参ります。

posted by おさだ at 09:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感