2020年10月02日

 十六夜(いざよい)

 昨日は中秋の名月。残念ながらそれを見上げる余裕はありませんでしたが、ラジオを聞いていると全国でよく見えたみたいですね。そして今日は十六夜。私はこの「いざよい」という言葉が、その音の響きも含めて好きです。月も満月を過ぎ、これから下弦にむかう時。もうすぐ55歳になる私の人生もこの十六夜の月と重なるような気がしますし、見る人は満月より美しいとも。先日は日記で皆様にお詫びを申し上げるような事態になり、そういうことも含めて、私もただ、前に進むばかりではない、人生終盤に向けたゆくたてをと、色々と考える今年の秋です。

 さて、政府では各省庁による来年度予算の概算要求が出されました。これまでにないほどに膨らんだその要求額に不安を覚えるのは私だけでしょうか。昨日、私が今年所属する県議会の文教常任委員会でもこの文科省の概算要求に示された「少人数学級」や「教員の働き方改革」について議論がありました。その働き方改革の中では、今後学校での部活動について、学校単位ではない地域単位での活動とし、週末の活動は学校の教員ではない地域の指導員などによって支えるといった政府の考えが出されています。

 言うは易しと言いますが・・

 私がふと思い出すのは、25年ほど前、「ゆとり教育」という美名のもとに、我が国の学校を週5日制にしたときのこと。あの頃我が国は世界の先進国から「日本人は働き過ぎだ」と非難され、企業が週休二日を導入し、一般公務員がそれに続き、残った教員にも週休二日の職場環境を作るために「学校5日制」に踏みきったわけです。そしてそこに子供たちも週に2日休んで、ゆとりの中で自然に学び、社会性や生きる力を・・・なんて後付けの理由を付けたのが「ゆとり教育」の実態だったと私は思っています。そしてそのゆとり教育は成功だったと言えるのか。今全国の若者が「ゆとりの子」などと呼ばれてどんな思いをしているのかと考えれば、答えは明確だと思います。
 今考えられている教員の働き方改革が、教員の職場事情優先で進められ、子供たちが置き去りにされてしまう改革であってはならないと、その事を強く思っていて、次の委員会ではそのことをよく議論したいと思っています。
posted by おさだ at 07:04| Comment(14) | TrackBack(0) | 日々雑感