2021年04月28日

厳しいなぁ・・

 県央エリアがまん防の適用地域になって以来聞こえる、悲鳴と怒り・・。毎日鳴る電話につらさを感じているのは、きっと私だけでなく、議員という職責の者はみな同じような思いを抱えていることと思います。まじめに取り組んでいる者ほどその怒りは自分に向けられていると感じ、苦しくもなってしまう。
 そして議員はその思いを持って議会に登るわけです。有権者から言われるトーンそのままに表現する議員も多く、議会での議論は自ずと厳しいものになります。その声の多くはまん防の措置によって間接的な影響を受ける業態からのものが多くなっており、例えばまん防の適用エリアではないのに、予約が次々とキャンセルされている料理屋さんのことであったり、成人式も七五三も無くなり、更に外出が抑制されて客足が消えた美容院の声であったり、補償を受けられない業種の方たちを代弁するもので、これをどうやって救っていけるのか、という視点が多く語られます。
 さりとて、その思いは重く受け止めるのだけれど、では実際に神奈川県にできることは何?となるとそれは実に限られたものになってしまう・・。改めて、今目の前にあることは、全体として感染の防止に向けた措置を徹底しなければならないという課題だと自分に言い聞かせます。
 今日県議会は臨時議会を開いて、このまん防に関する議案を審議しますが、やはりもっとも大事なことは感染の拡大防止ということで賛否を判断する以外に無いのでしょう。

 スマートフォンの充電が済んでいることを確認して、これから議会へ登庁します。

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2021年04月25日

海老名も対象エリアに

 今日から東京都など4都府県への緊急事態宣言が発令されます。今回の緊急事態宣言では5月11日までの期間中、飲食店での酒類の提供を終日停止して頂くことが重要なポイントとなっています。酒を飲めば会食の時間も長くなり、気も緩んでマスクをはずして飛沫が飛ぶ・・・ということですが、問題は東京都内でお酒を飲めなくなる人たちが、神奈川県内に流れて来ること。例えば町田の飲食店では酒が飲めないとなれば、ひと駅先の相模大野へ行けば・・となることは容易に想像できます。
 そこで、神奈川県ではすでに発令されているまん延防止等重点措置を強化し、28日より対象エリアの横浜市、川崎市、相模原市での酒類の提供を終日停止して頂くよう、飲食店に要請することにします。そうすれば、東京で飲めなくなった人が神奈川県内に来る可能性は低くなるでしょう。でも・・ちょっと待って、そしたら横浜、川崎、相模原で飲めなくなった人たちが、今度は海老名あたりまでやって来るんじゃないの? ということになります。そこで県はそのまん防の対象エリアに私たちの海老名市なども加えることを対策会議で決定しました。海老名の他には厚木市、大和市、座間市、綾瀬市の県央各市と鎌倉市がこれに含まれます。県央地域については、小田急線や相鉄線などで都心や県内政令市とつながっているという地理的な要素があるのと同時に、新規の感染者が他地域に比べて多いということもあり、対象エリアとされました。ちなみに埼玉県も千葉県も同様な対応をする予定です。そしてここまでは全て議会がこの案を可決すればという前提の話です。

 さあこれからゴールデンウィーク。時短営業の中でもお客さんに来て頂いて、店の活気を取り戻そうと期待していた多くの飲食店の方たちにとって「終日酒類の提供ができない」という厳しい要請は店を「営業するな」と言われているに等しいことで、本当に落胆される事でしょう。もちろん県だって議会だってやりたくてこんなことをするのではなく、感染拡大の第4波がリアルになっている中で本当にやむを得ず取らなければならない対応なのです。

 県議会はすみやかに臨時の本会議や所管する常任委員会を開いて、この事について審議する予定です。



 
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2021年04月22日

閑話休題

 中世ヨーロッパでおきたルネサンスは、ペストの大流行によって疲弊した経済の中から生まれたと言われていますが、今世界を覆っている新型コロナウイルスの蔓延が、否が応にも世界の新しい時代を開く契機となって行くのか・・などと思う今日この頃。そういう意味で、CO2の排出削減に向けた世界の動きには注目したいと思いますし、我が国も2050年までにカーボンニュートラルを実現すると世界に向けて表明したのですから、是非それは実現して欲しいものです。

 とまぁ大きな事を言った後にみみっちい話で恐縮なのですが、最近騒音に悩まされています。昨年、私の自宅のとなりにコンビニが出来ました。徒歩圏内に商店の無い田園生活を営む私にとって、コンビニが自宅のとなりにできた便利さといったら、それはもうありがたいもので、なにしろ風呂あがりにカード片手につっかけはいて、コンビニへ徒歩30秒。まるで自宅の冷蔵庫のように冷たいビールもつまみのサラダも取り出すことができるのですから・・。
 ことろが、その便利さの一方で駐車場に長時間駐車するトラックのアイドリング音は悩みのタネ。ドルッドルッドルッ・・・と入れ代わり立ち代わり大型トラックがやってきて、しかも長い車は早朝から夕方までエンジンをかけたまま仮眠しているドライバーなども・・。ナンバープレートを見れば北は北海道から南は九州まで様々。長距離を走るドライバーさんも大変なのだろうし、文句を言うのも悪いので日々その重低音に耐えております。要は、運転席の空調を維持するためにエンジンをかけておくのでしょうから、仮眠ベッドの付いているような大型車については、空調用のバッテリーを別付けしてくれれば私の悩みも解消するはずなのですが・・。自動車メーカーさん、CO2削減の意味でもどうか考えていただけないでしょうか・・。


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2021年04月21日

臨時本会議

 午後7時、神奈川県議会臨時本会議が終了し、まん延防止等重点措置にかかる予算484億円余りを可決しました。
今回の制度は飲食店の規模に応じて協力金の支払額が変わるなど、仕組みが複雑になっています。飲食店経営者の方、まだ申請は先になりますので慌てる必要はありませんが、県からの情報をしっかり取って必要な手続きを行って下さい。また何かありましたら私あてにもお問い合わせください。
昨日は良い天気だったようですね。澄んだ空気に浮かぶ開港記念館を見上げながらふと、ため息ひとつ。まん防から緊急事態宣言になれば、また議会を開いて予算の組み直しをするんだな・・。
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2021年04月18日

竹のカーテン

 注目の日米首脳会談は、台湾や香港、チベットなどを念頭に、中国に対する厳しい態度が表明されました。今後中国側の反応もまた厳しいものになるとは思います。しかし、尖閣列島周辺への公船による威嚇行動や東シナ海への軍事要塞の建設、サイバーテロなど、法の支配や人権、そして民主主義すら顧みないこの国の体制からすれば、この先は米中による軍事的な衝突もあり得る時代に入って行くことになるのかも知れません。それはなんとか避けたいところですが、だからと言って手をこまねいていれば中国の傍若無人な増長は激しさを増すだけでしょう。今こそ、民主的な国々が団結して対処しなければ、地政学的に中国に近く、西に北朝鮮、北にロシアという難しい国と接している私たちの国は、近い将来中国の属国にされかねないという危機感を、私は持っています。
 もっと早い段階、例えば天安門事件などを機に手を打ち、この国を民主主義陣営に引き込む努力をすべきだったと、菅総理もバイデン大統領も思っていることでしょう。しかしこの30年あまり、中東情勢に目を奪われ、それをできずに時を過ごし、中国の増長を許したことは、後悔してもしきれないことだと感じます。

 かつて「鉄のカーテン」と呼ばれた、資本主義国と社会主義国による「東西冷戦」の時代がありました。私は3年前に中国を訪問して感じたことですが、街中に防犯カメラが設置され、国民が立ち小便でもしようものならカメラ画像の顔認証機能で名前が国民に公表され処罰されるうえ、国民一人一人に付けられた点数が減点されて将来にわたって公的な不利益を被るような、統制的な社会システムを中国国民が甘受しているのですから、この国民をこれからの努力によって日本や欧米の国々のような政治体制に引き込もうと思っても無理な事だと感じました。
 とすれば、核弾頭を向けあって対峙するような、鉄のカーテンのような対立までは行かないように工夫をしつつ、「非中国」の国々がこの国との間に「竹のカーテン」をひいて、距離を置いていく、そんな政策が必要なのではないかと考えます。

 季節は間もなく「穀雨」。作物の成長に欠かせない恵みの雨が降る季節。古来中国ではこの穀雨の前に摘み取ったお茶の葉を「雨前茶」と呼び、その味は格別だそうです。
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」私たちの国は、長い歴史の中で中国という国からを多くを学んできたことを忘れず、これからも相手を知る努力を怠らないことが、未来の我が国の安寧につながるものと私は思います。

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2021年04月16日

シロハラ

 庭に珍しい鳥がやってきました。
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 シロハラという鳥で、物陰を好み開けた場所に姿を現すことはめったにない鳥だそうで私も見るのは初めてです。ツグミによく似ていますが体の模様が少し地味なので「あれ?」と思って調べてみてシロハラと判明しました。政治の仕事をしていますから、腹は黒いよりは白い方が良いでしょう、こいつぁ春から縁起がいいや!てなところですかね。

 ※写真はフォトライブラリーよりお借りしたものです。
 
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2021年04月14日

雨降り

 おはようございます。
 今日は雨降りですね。早朝、寝起きの耳に雨音が聞こえるとなぜかホッと気が休まり、ついつい二度寝をしてしまうのですが、これは私が農家に育ったためだと思います。子供の頃、雨の日の両親は農作業の手を休めて、子供たちの相手をしてくれたものだから。

 ここのところ議会の合間を見て市内の各戸へチラシをお配りしています。
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 県が作成した新型コロナウイルスによって影響を受けている様々な県民の皆さんが相談すべき窓口を一つにまとめたチラシで、とてもよくまとまっているもので私の事務所で複製し、市内でも高齢化率の高い地域を重点的にポストインさせて頂いています。

 今日もそれをする予定でしたが、この雨ではできませんね。
 ひとまず、午前中は海老名の赤十字奉仕団の会合があるので出席してまいります。

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2021年04月12日

どうする?!まん防要請

 さて、どうする。
 神奈川県として、政府にまん延防止等重点措置を要請するか否か・・今日あたりは議会の日程も組まれていることから、それを判断するための一つのタイミングと見ていましたが・・。先日の記者会見で黒岩知事が「県内の一日の感染者が200人程度になれば、すぐさま要請」といった趣旨の発言をしておりますが、昨日陽性が判明した患者は132人。今日は月曜日ですから、通例で言うとやはり数は少なくなるでしょう。200という数字にとらわれると今日の時点での判断は困難ということになる。しかし、東京都内での感染者が増えていて、電車でも自動車でも膨大な人が行き来をしている神奈川県内の感染者が、多摩川一本隔てて増えないはずはなく・・。近いうちにまん防要請のタイミングはやって来るのでしょう。
 今の時点で重要なことは半月後にやって来るゴールデンウィークをどうやって迎えるかということであり、レジャー等による人と人の接触機会を抑えることが感染拡大防止に必要な事。
 そういう意味では、できるだけゴールデンウィークに近いところまで対策の実施を引っ張ることができれば、コールデンウィーク中の集中的な対策に効果が上がるのではないか、という見立てもできます。

 いずれにしてもこれから議会へ行って、協議してまいります。



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2021年04月09日

時短要請とまん防の違い

 東京都がまん延防止措置(以下「まん防」と略す)の適用を受けることとなり、神奈川県もこれまでのデータを見ると東京都より若干のタイムラグを置いて感染者が増えていることから、黒岩知事は昨日「一日の県内感染者数が200人程度となれば本県も速やかにまん防の適用を申請する」と語りました。そして昨日の県内感染者は175名。拡大解釈すればすでに200人程度とも言え、やはり本県もまん防適用を政府に要請することになるのだろうと予想しています。

 そこで問題となるのは・・・まん防と現在の時短要請との違い

・現在行っている時短要請は県内全域を対象としていますが、まん防の場合はエリアを絞ることになります。
・現在行っている時短要請はすべての飲食店一律に一日4万円を支給していますが、まん防では店舗の規模によって4万円から20万円の幅で協力金が支払われます。
・現在行っている時短要請は午後9時までとなっていますが、まん防では午後8時までで閉店して頂くことになります。

 以上のことから、神奈川県がまん防の適用を国から受けると、今月22日より、時短営業が横浜、川崎などの一部エリアに限られることになり、その他の地域の時短要請は解除される可能性があります。また、対象エリア内の小規模な店舗では、現状9時までの時短なのに、これがまた厳しくなって8時までになるのに、協力金の支給額は変わらず4万円ということで、条件が悪くなるということになります。そして何よりも飲食店の規模を一件一件審査して支給額を決定する作業が非常に煩雑なため、審査体制を大幅に強化するか、もしくは現金の支給時期を遅らせるなどの対応が必要になります。

 感染の代4波とオリンピック・パラリンピックが同時に近づいて来る中で、政府と都道府県の対応も日々目まぐるしく変化せざるを得ない状況です。特に飲食店など関係事業者の方は随時情報を収集して、間違いのないようにご対応頂くと共に、何か分からないことがございましたら私にもお問い合わせください。


 

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2021年04月08日

人間ドック

 スポーツ庁の室伏長官が、悪性リンパ腫に侵されているという昨日の報道には驚きました。取り囲む取材陣に「個人情報です」と、長官は言われたそうですがまさにその通り。無用な騒ぎはしないであげて欲しいですね。

 私も、昨日は日帰りの人間ドックに入ってまいりました。今年は採血検査やエコー、レントゲンなどの一般的な検診メニューに加えて、胃カメラと脳ドックのオプションを加えての検査をして頂きました。実は私は胃カメラを飲むのが極めて苦手で、もうカメラが近づいてくるだけでえづいてしまって・・・
「苦しかったら右手を挙げて合図してくださいねぇ・・え、もう挙げてるんですか長田さん、大丈夫、大丈夫、楽にしてぇ、鼻で息をして・・」
「先生、長田さん猛烈に手を挙げてますが」と看護師さん。
「大丈夫、大丈夫・・えっ」
 次の瞬間お医者の腕をつかんでカメラを引き抜きにかかったことも・・・以来10年以上やれずにいた胃カメラを今回は鎮静剤を使ってやって頂きました。
 これは助かりますね。何が何だか分からないうちに終わっていて、苦しみは何もありませんでした。9時から始まったドックは午後1時には全ての検査を終えて、午後1時には内視鏡の写真やMRIの画像を見ながらの診断を受けて帰ることができました。どの結果も幸いなことに異常は見つからずほっとしています。

 コロナ禍で検診を受ける人が減っているそうです。
 がん、心疾患、脳疾患ともに早期の発見、治療が大切なことは言うまでもありませんが、そのためには定期的な検診を受けることが大事。コロナを恐れるあまりに検診せず、もっと重篤な病にかかっては意味がありません。是非欠かさずの検診をお勧め致します。

 ちなみにドックにかかった費用は8万円弱。
 高いねー、と思います? でも・・考えてみると半年前に出した自家用車の車検の方が高いんですよ。それに比べたら自分の体ですから。

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2021年04月06日

 昨日は寒かったのですが、仕事前のあさイチで自宅の裏山へ入りタケノコを掘ってまいりました。

 81才になった母が「進治っ、タケノコ掘り手伝ってくれ」と、玄関先にやってくるもので、スコップをかついで裏山へ・・。ところが落ち葉の下から顔を出すタケノコの頭を見つけるのは容易ではなく、そこは母の方が一枚も二枚も上手で、次々と見つけ出すのです。「イノシシ並みの嗅覚だねぇ」と言うと「なにお!」とふくれていましたが(笑)
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 まさに旬の筍。
 母の慈愛と自然の恵みに感謝しつつ。
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2021年04月05日

ロジック

 池江里佳子選手、見事な復活でオリンピック出場が決まりましたね。コロナでオリパラの開催が一年遅れたことで「間に合った」という感じですね。インタビューを見て感激してしまいました。
 オリパラが遅れたおかげで間に合ったと言えば、東名高速綾瀬インターチェンジの開通も同様。用地買収の遅れや土壌汚染の発覚など度重なる問題で、開通予定が遅れてしまいましたが、これもオリパラが一年延期されたとこで当初「五輪までに開通させる」と言っていた目標がクリア?されたことには・・一応なりました。

 コロナ禍の中で、聖火リレーも含めて東京五輪の開催については、まだまだネガティブなお考えの方も多いのが現実ですが、こうして池江選手の活躍のように各種目で話題が続いて行けば、少しずつムードも盛り上がって行けるのですかね。どんな政策でも、国民の理解を頂き、行動を変えて頂くのに複雑な提案はタブー、ONかOFFかのシングルイシューでなければなかなか伝わらないもの。でも今の日本にとって大事なことは、コロナの感染を抑制することとオリンピックを開催すること。ブレーキとアクセルを同時に踏むような話に思えますがそうではなく、オリンピックを開催するために今の感染抑止が必要という考え方(ロジック)で、東京都も政府も国民の理解を求めて欲しいものです。

 季節は「清明」。全ての生き物の命が清らかに生き生きと輝き始め、花が咲き、鳥のさえずりが聞こえ、街には黄色いカバーをしたランドセルがお目見えする季節です。通学時間帯の車の運転はくれぐれもお気をつけください。

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2021年04月03日

黒板五郎

 去年、私の怠慢を民法のテレビ局に放映され、あの時はもちろん反省もし、落ち込みもし、ネットの厳しい書き込みに打ちのめされ、中には脅しについて警察に相談しなければならない事案もあり…しばらくは外出もせず頭を丸めて自宅にこもっていました。今も反省は続いているし、なかなかそこから抜け出せない部分はあるのですが・・。
 そんな蟄居の日々、何度も見たのが「北の国から」のDVD。黒板五郎が東京へ出て、妻の不倫から子供たちを連れて富良野へもどり・・・・そんな第一話から草太兄ちゃんが八幡丘で死んでしまうまで・・・・何度も見ながら、なんとか気持ちの安定を保っていました。

 田中邦衛さんが亡くなってしまったそうですね。

 人は心底落ち込んだとき、生きることがへたくそな人と話がしたいと思うものではないでしょうか。
 黒板五郎という人の面影は、亡き祖父の不器用で朴訥な面影と重なるものがあり、私は五郎さんを通じて、祖父の影を追いかけていたようにも思います。

 五郎さんが死んだと聞いて、北の国からの印象的なシーンを思い出してみるのですが、そこに五郎さん自身が出て来ることはあまりなくて、むしろ純が東京へ出ていくトラックの中でのシーンや、幼い蛍が母との面会を拒否して走るシーンなど、そこに五郎さんが映っていないのに、五郎さんのことが強烈に胸に浮かぶシーンが多く思い浮かびます。

 画面に映っていないシーンでこそ、見る者の心に姿を現す。そんな不思議な人が田中邦衛という人だったと思います。

 深い雪の中、布部の駅から走り出す列車に、五郎さんが乗っているような、そんなシーンが浮かびます。
 黒板五郎よ永遠に。

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2021年04月02日

まん防?

「蔓延防止等重点措置、いわゆるまん防≠ノついて政府は・・・」と、テレビニュースが言っているのを聞いて、なんで今回は略すの?と思ったのは私だけでしょうか。緊急事態宣言を「緊宣」とか、新型コロナウイルスを「新コロ」とか言わなかったし・・「マンボウ」ってなんだか音に緊張感が無い気がするんですが・・。やっぱりこんなことを思うのは私だけでしょうね・・。

 今朝のニュースではこの蔓延防止措置の対象となる大阪市や仙台市等の飲食店の時短に対する協力金を、店舗の規模に応じて4万円〜10万円で支払うということが報じられていて、これは神奈川県にも関係のある事だな・・思って聞いていました。
 これまで一都三県での時短協力金の支払額は大きな店も小さな店も一律に支払っていて、これにはやはり規模に応じた額を設定して支払うべきだという意見は多くありました。しかし、短期間のうちに多数の店舗からの申請を受け付け、相談に応じ、速やかに審査をし、速やかに支払いをする・・という業務を考えると、規模など審査の要件を複雑にするのは難しい。ということでこれが出来なかったのですが、今回の「まん防」(やっぱり略した方が楽だなぁ・・)でそれをやったならば、次回からは本県もそれに倣わないわけにはいかなくなるでしょう。しかしそうなると、受付業務の体制は今よりかなり規模を拡大する必要がありますが、人員が集められるのか心配なところです。
 そこで、これは提案なのですが、この受付業務を県内各地にある商工会や商工会議所に委託することができないかということ。地域の飲食店を一番近いところで見ている半ば公的な機関ですから、事情も分かり受付や審査もスムースに行くように思うのですが。
 ちなみにある町の商工会議所関係者の方に「もし仮にそうなったら受けられますかね・・」と、たずねてみたところ「受付や審査の業務は日ごろから慣れている仕事ですし、この危機の中にあって、それが求められるなら地域商業を守るためにもお受けしないわけにはいかないでしょうね・・」という感想が返ってきました。是非神奈川県もご一考頂けたら良いのではないかと思います。

 春の甲子園は東海大相模の劇的さよなら勝利での優勝!! 良かったですね。



 
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2021年04月01日

まだまだ続くものと思って

 カンッ、カンッ、カンッ・・と寒さの夕刻、自家の戸外で音が響きます。
 緊急事態宣言下で部活動が制約されていたこの冬、隣家の高校球児(三年生)は黙々と自主トレに励み、父親が仕事から帰ると庭に組み上げられた防球ネットに向かってバッティング練習に励んでしました。強豪の一角を占める私立高校野球部のライトで5番バッターの彼は、昨日顔を見ると「春の予選は二連勝できました」と笑顔を見せてくれました。
 去年はできなかった甲子園大会も今年は東海相模が決勝まで進みましたね。今日は午後の仕事をやりくりして、テレビのチャンネルを合わせたいと思います。

 さあ、今日から新年度。
 何をおいても、コロナを落ち着かせてしまわないことには何も始まらい・・・と思ってしまいがちですが、いやいやまだまだこの戦いは続くものと思って、その中で教育、経済、環境、医療、福祉、防災、文化・・
諸施策をどう進めるか、その知恵と勇気が大事だと高校球児たちの頑張りを見て思います。

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