2021年04月03日

黒板五郎

 去年、私の怠慢を民法のテレビ局に放映され、あの時はもちろん反省もし、落ち込みもし、ネットの厳しい書き込みに打ちのめされ、中には脅しについて警察に相談しなければならない事案もあり…しばらくは外出もせず頭を丸めて自宅にこもっていました。今も反省は続いているし、なかなかそこから抜け出せない部分はあるのですが・・。
 そんな蟄居の日々、何度も見たのが「北の国から」のDVD。黒板五郎が東京へ出て、妻の不倫から子供たちを連れて富良野へもどり・・・・そんな第一話から草太兄ちゃんが八幡丘で死んでしまうまで・・・・何度も見ながら、なんとか気持ちの安定を保っていました。

 田中邦衛さんが亡くなってしまったそうですね。

 人は心底落ち込んだとき、生きることがへたくそな人と話がしたいと思うものではないでしょうか。
 黒板五郎という人の面影は、亡き祖父の不器用で朴訥な面影と重なるものがあり、私は五郎さんを通じて、祖父の影を追いかけていたようにも思います。

 五郎さんが死んだと聞いて、北の国からの印象的なシーンを思い出してみるのですが、そこに五郎さん自身が出て来ることはあまりなくて、むしろ純が東京へ出ていくトラックの中でのシーンや、幼い蛍が母との面会を拒否して走るシーンなど、そこに五郎さんが映っていないのに、五郎さんのことが強烈に胸に浮かぶシーンが多く思い浮かびます。

 画面に映っていないシーンでこそ、見る者の心に姿を現す。そんな不思議な人が田中邦衛という人だったと思います。

 深い雪の中、布部の駅から走り出す列車に、五郎さんが乗っているような、そんなシーンが浮かびます。
 黒板五郎よ永遠に。

posted by おさだ at 08:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感