2021年09月11日

4千円

 自民党の総裁選は昨日河野太郎氏が出馬表明し、すでにスタートした、と見て良いのではないかと思います。それぞれの方の表明演説を見ていると、まさに「総裁選はいつもこうであって欲しい」と思うほどそれぞれに政策を語り、カラーがにじみ出ていて、見ごたえ、聞きごたえのあるものだと感じます。

 表明順に感想を言うと・・・

 岸田さんは政策において、それを実現できる実績と信憑性は一番。また小泉以来の新自由主義からの脱却という目標は考えるほどに深みのあるイデオロギーだと感じます。ただ、ノートを持ち上げて見せた部分は・・やはり実直な人なんでしょうね、そういうパフォーマンスは似合わない。国のトップは華麗であるより実直であることの方が百倍も大事、無理せず素のままの岸田さんで行って欲しいと思いました。
 高市さんの演説は圧巻で三人の中でも最も内容が濃く、立ち位置のはっきりとしたものでした。とりわけ財政政策においてプライマリーバランスの黒字化凍結を明言したこと、成長戦略についてかなり具体的に言及したことなど、クオリティーの高いものだったと思います。問題は本当にそれができるか?という実績や実力との兼ね合いだと思います。
 河野さんの演説はやはり堂々として、これまで閣僚としての経験が豊富なだけに質疑応答にも安定感を感じました。ただ、演説の内容は若干情緒論的な印象が強く、また原発も天皇制もかつての主張を抑えたことが国民から理解してもらえるか、そこは不安なところです。また国民的な人気が高い分、この先の戦いでは足を引こうとする動きもあるでしょうから言動は慎重に行って欲しいと思います。
 
 総裁選挙は自民党の党員と所属国会議員によって行われます。党員とは、年額4千円の党費を支払って自民党を支えている人々であり、海老名市内に6百人あまり、県内に6万人あまり。そういう人たちが選ぶ選挙だということを考えると、マスコミが世論調査などで導き出している情勢とは必ずしも一致しない答えが出る可能性があります。そして国会議員の皆さんによる投票について思うのは、派閥とか目先の選挙に勝ちやすいとか、そういう事でなく、一人一人の方が自らの国家観に基づいて投票して頂ければ、どんな結果が出ても、国民の皆さんは理解してくれるのだろうと思います。

posted by おさだ at 09:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感