2021年09月13日

テロとの戦いが遺したもの

 一昨日、9月11日はニューヨークで発生した同時多発テロから20年目の日。昨日はテレビで特集番組が組まれ、アメリカ軍が先月アフガニスタンから撤退したこともあり、「この20年間、テロとの戦いは世界に何を遺したのか・・」と締めくくっていました。
 そのアナウンスを聞いて私の脳裏に浮かんだ答えは「中国」。
 この20年、西側の自由主義陣営がイスラム諸国のテロリズムと向き合っているうちに、中国という統制主義の国を確立させてしまったと私は思うのです。1989年の天安門事件以降、国家主席が訪日するなど、民主化の動きを見せていた中国という国に、我々自由主義の国々がうまく関わって、こちらの枠組みに呼び込むチャンスはあったはずなのですが、ニューヨークでの同時多発テロを機にアメリカだけでなく、ドイツもフランスもイギリスも、そして我が国もタリバン、アルカイダ、ISなどのテロリズムやそれを支援するイラクの存在に目を奪われ、その一方で我々は安い労働力と安い資源に依存を深めるばかりで、中国に対する政治的な部分でのリードを怠ってしまった。その結果が今の中国であり、IT化と共に急激に確立された「China」という統制主義の政治秩序なのだと思います。

 自民党の総裁を決める選挙なら、これからの国際社会で日本がどうやって生き抜いていくべきなのか、そうした事も大いに論じて頂きたいものです。

posted by おさだ at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感