2022年01月31日

平和について

 一月も晦日となりました。
 今年の一月は例年よりも寒い日が続いたような気がしますが、どうなのでしょう。

 新型ウイルスのことも心配ですが、ウクライナをめぐる軍事的緊張がかつてないほどに高まっいることが気がかりです。北京オリンピックに合わせてプーチンが訪中して首脳会談を行うなど、反米欧に向けて中ロの連携が強化されるものと思われます。そしてそれに呼応するかのように、北朝鮮はこれまでにない高性能なミサイルを発射してみせます。
 我が国の新潟から見ればウラジオストックの軍港は目と鼻の先。もちろん中国、北朝鮮とも・・私たちの国はとても難しい局面に差し掛かろうとしています。その意識をもっと持つべきではないかと・・思う昨今です。
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 週末。孫に連れられて湘南海岸まで出てみました。
 平和であるために、平和であり続けるために、必要なものは何だろう。戦争というものはいつも「平和を守るため」といって始められる。

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2022年01月27日

私の先祖は坂東平氏の長田氏

 できるだけ・・・コロナの話題から離れたい・・と思う小欄(ブログ)です。

 NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は三谷幸喜さんの脚本ということもあってなかなかの人気です。私もめずらしく予約録画をしたりして見ています。
 実は、私の住まう海老名市本郷とはほど近い場所に藤沢市葛原という地があり、ここにはかつて坂東平氏の長田武蔵守平忠望という高貴なお方が館を構えており、この館を望む地域一帯を御所見と呼び、今でも小中学校の名前などにその名残りがあります。私、長田進治は恒武天皇の子、葛原親王の子孫で坂東平氏としてこの一帯を治めた長田武蔵守平忠望の子孫だと、たぶんそうだ、いやいやきっとそうに違いないと、信じてやまない者でございます。
 ただ、この長田氏の一族に尾張一帯を治めた長田忠致(ただむね)という人がいて、実はこの人、源頼朝の父、義朝を暗殺したとされる人なもので・・・ちょっとその辺は微妙な心持ちになったり・・。

 さて、離れたいと思っても今の状況では触れずにおけない新型コロナ。これに関する神奈川県の様々な相談窓口をスタッフAがまとめてくれましたので、↓のチラシをご覧ください。
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2022年01月26日

世界に冠たる日本の地方自治

 新型コロナワクチンの三回目接種がなかなか進まないと新聞などで報じられている。このことについて国会の議員さんたちのご意見を伺うと、どうも「国はワクチンを確保しているのに自治体の対応が遅い」と言っているように聞こえて腹がたってくる。
 地元の市役所から臨時号の広報が届いた。A4一枚の紙裏表に白黒でワクチン接種に関する事細かな情報が書き込まれている。これを見ていて基礎自治体の苦労はいかばかりかと思いが至る。8ヶ月だ6ヶ月だ前倒しだと掛け声ばかりの政府に対して、いざ接種会場を押さえ、事前にその会場をしようする予定だった団体等に謝り、打ち手の医師や看護師の確保について医師会、歯科医師会、消防などと協議をし、椅子にテーブル、案内看板その他細かな備品などを発注し、ワクチンの保管体制を確認し、携わる役所の職員のシフトを決め、送迎バスから個別の事情に応じてタクシーを手配できる準備をし、副反応やらモデルナやら情報を集めて相談窓口を開設し、市民に広報して接種券を印刷して間違いのないように迅速に発送する etc.etc....
 ちょっと考えてみただけでもそのために費やす労力の膨大な事。そして間違いは許されず、子細なことでも手違いが生じれば全国ネットのニュースになり、市民から多くの苦情を頂き、更に市町村ごとに接種率が公表され、率の低い自治体は住民から信頼を失うことになる。誠に厳しい現実の中で頑張っているのが、全国の市町村職員とそれを支える医師会や歯科医師会、看護師、自治会や民生委員など地域社会に携わる人々なのだ。
 日本の政府が世界の国々の政府に比べてどのような評価になるか分からないが、北は北海道、南は沖縄、中山間地から半島、離島まで、津々浦々に張り巡らされた我が国の地方自治組織。それは間違いなく世界に誇れる素晴らしい体制だと私は思う。そのおかげで今日までこの危機事象に対処できていることを国会の議員さんや政府関係者の皆さんはもっとご理解頂きたい。本当にそう思う。

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2022年01月24日

新横浜まで26分。東横線直通時期が明らかに。

 コロナの話題ばかりでなく、今日は少し明るい話題で・・・。
 今朝の神奈川新聞でも伝えられていますが、相鉄線と東急東横線をつなぐ工事がいよいよ、来年3月に完成する見込みとなりました。
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 これが開通しますと、海老名から出発した相鉄線が西谷駅で分岐し、新横浜を経由して新綱島から東横線に乗り入れ、田園調布や自由が丘、そして渋谷へと直結することになります。ちなみに海老名から新横浜までの所要時間は26分程度となり、また一歩海老名のまちは交通の利便性が高まります。
 以上の事は海老名から見た話になりますが、逆にあの長嶋さんが住む田園調布や、亀谷万年堂で有名な自由が丘に住む人たちからこの鉄道網の整備を見たらどんなふうになるのでしょう。
 実は数年前、会社をリタイアしたのを機に田園調布の戸建て住宅を売却して海老名駅前のマンションに越してこられた方の奥様の話を伺う機会がありました。
「本当に海老名って空が開けていて空気もいいし、何より夕焼けに浮かぶ丹沢の風景に惚れ惚れしたわ。それにね、買い物が便利。田園調布って一見いいように見えるけど、日々の食材を買い物する場所なんか限られてしまうし、お値段も高め。そこへ行くと海老名は歩いていける範囲に食品スーパーが4つもあるじゃない。他にも映画館、総合病院、図書館、学校、市役所・・・全部歩ける範囲にそろっているわ。しかも夏にはカエルの合唱がマンションの上からも聞こえるなんて、なんでもっと早くこのまちに来なかったのかしら・・」
 
 田園調布から越してきて、田園のある海老名の都市生活。
 決して話を膨らましているわけではありません。
 考えてみれば奥さんの言われる通りだろうと思います。
 


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2022年01月20日

起業家支援

 これから起業して経営者として働きたい。そんな思いを持つ人たちをサポートしようという活動が全国的に活発化しています。私の友人T君は25年前に広告代理業を起業し、やがてベンチャーと呼ばれ、一人の成功モデルとして若い起業家から注目されています。今は起業に成功した人たちが集まり、若い起業家を支援しよういう民間の動きが全国で始まろうとしています。↓参照。
http://www.eojapan.org/about/

 昨日はそのT君と地元FM放送の方と一緒に、神奈川県が鎌倉の地で行っている起業家支援の拠点施設「Hatsu鎌倉」(ハツカマクラ)を視察して来ました。
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 この施設が始まって2年あまりですが、現在60人を超える人たちがここで起業を目指して活動しており、すでに27人の人が具体的に事業をスタートさせています。そうした人たちが地域の経済をけん引し、中には大きく化けて株式を上場する人も出て来ることでしょう。
 アフターコロナの新しい時代はこうした取り組みの中から生まれて来る。そんな気がした視察でした。

 さあ、今日と明日、県議会はまん延防止措置に関する議案を審議するため臨時招集されます。
 とにかく、行ってきます!
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2022年01月19日

3万人という現実

 考えてみればですが、ワクチンを打ってもコロナウイルスには感染します、でも症状は軽くなります。というのはだれでも知っている事。そして日本国民のほとんどがワクチンを打った今、ウイルスに感染しても症状が出ない人が増えるのは当然で、感染に気付かずに人と接触して感染を広め、ついに昨日は過去最高の感染者となり一日3万人を超えてしまっている。つまりワクチンの接種を進めること自体が感染者の絶対数を増やす要素を持っているって事ですよね。

 フランスに住む友人は昨日の仏国内での感染者が46万人を超えたと伝えて来ました。人口が日本の半分ほどのフランスで46万人はちょっと想像のつかない事態ですが、医療の崩壊は起きておらず、以前のように軍隊まで出動させて国民の外出を制限するような事態にはなっていないと言います。

 この状態を私たち神奈川県はどう受け止めて良いのか・・・。

 少なくとも今一番大きな問題は子供たちの感染が急増していること。これに医学的にどう対処するのか?これは厚労省はじめ政府の課題ですが、自治体としては学校や幼稚園、保育所などがどうやって、どこまで感染防止策を講ずるべきか・・。ここが一番の論点だと思っています。

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2022年01月18日

内容に注目

 いよいよ神奈川はじめ1都10県がまん延防止措置に踏み切るとそれぞれの知事が方針を決めました。神奈川県議会もその内容を審議すべく準備に入りましたが、現下の爆発的な感染拡大からすれば仕方の無い事だと個人的には思います。問題は、防止措置の内容。小池知事は「感染を止める、社会は止めない」と言っていますが、果たしてその「社会は止めない」と、ことさらに言うのは何を意味しているのか? 徹底的な感染防止を図ることによってエッセンシャルワーカーの自宅待機を減らし、医療や鉄道などの社会機能を維持するという意味か・・って、これはもう当然のことなのですが。もしくは飲食店の営業自粛、酒類提供自粛などは最低限とするなど、緩やかな措置にとどめることによって社会活動を維持するという意味か・・。
 これまでまん延防止措置に消極的な姿勢をとって来た小池知事なので後者を意味しているようにも聞こえますが、一都三県の方針には東京都のありようが大きく影響するものですから、今日、明日の政府と一都三県の協議に注目したいと思います。

 さて、少し日にちが経ってしまいましたが、海部俊樹元首相が逝去されたというニュース。9日に亡くなっていたのが14日に報道されましたが、すぐに伝えられなかったのはなぜなのですかね・・。
 私が政治の世界に入って間もない頃、新鮮でスマートなイメージを漂わせ、名前までカッコいい海部俊樹総理が登場したのは実に印象的でした。私が今も水玉模様のネクタイが好きなのは、当時これをトレードマークにしていた海部氏の影響です。しかし、海部総理は自民党の悪しき派閥政治に翻弄され、後政権を降りる時には「色々と言いたいことはあるが、全て腹にしまって辞任する」と言い、その後自民党を離党して行くことになります。
 腹にしまったまま、あの世まで持っていたこともあるんですかね・・「海部の前に海部なし、海部の後に海部なし」早稲田の雄弁会では海部さんの雄弁がそんなふうにも言われていたそうですね。
 衷心より哀悼を申し上げます。

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2022年01月17日

組織として

 一昨夜の津波警報を知らせる緊急速報メールはスマホのけたたましい音と共に繰り返し何度も同じ情報が流され、寝不足になったという方も多いようです。これは神奈川県内だけで起きたことであり、ネットニュースによれば20回も配信された地域があるとか。
 このことについて知事が「業者によるプログラムの設定ミスでした」とTwitterで釈明したしいう。ところがそれを読んだ方々から「業者のせいにするのか」といった批判が出て知事は「業者のミスでも県の責任です」とフォロー・・・したまでは良かったのですがその後に「私も寝不足です」と。これに「自分も被害者のような立場に立ってみせるのは姑息」とか「誠意が無いから言える事」など、輪をかけた批判が噴出してしまったそうです。
 SNSを使って行政府の長が手軽で身近な情報発信は決して悪い事ではありませんが、今回のように組織が起こしたミスについてはまず、担当した部署の責任者が事情を説明し、必要ならばその上司が謝罪をする。その手順を踏んだうえで、更に必要と判断される場合に知事は必要な検討を加えられた内容の見解を発するような重層的な対応をとるべきだと思います。この際、知事の立場は行政の監督者として至らざるを県民に謝罪する立場であると同時に、920万県民の側の代表として行政を叱る立場の両面があり、その都度県民が知事にどちらの立場を期待するかはとても難しい判断だと思います。少なくとも「私も寝不足です」と言ったのは県民の側に立っているようでも、少々軽率であったかも知れません。

 今日1月17日は27年前に阪神淡路大震災が発生した日。6千人以上の方が亡くなった未曽有の都市型の震災。神奈川県においても首都圏直下型の震災は切迫しているのですから、この日を機に行政は行政の立場で、県民は県民の立場で「その時」のことを考えてみることが大切ですね。

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2022年01月13日

言われている

 私も若いころ、先輩議員から「〇〇と言われている」という発言は慎めと教えられたものです。だれが言っているのか分かりませんが「〇〇だと言われています」よと言って何かを求めるのは、議会での発言としてはあまりにも根拠と説得力に欠けて無責任と教えられました。ですから何かを言うならばきちっと根拠を持ってと今も気を付けているつもりですが、昨今のオミクロン株については、政治家も有識者でさえも「重症化しにくいと言われている」といった発言が目立ちます。すでに世界中でものすごい数の人が感染しているのですから、重症になった人の割合がどのくらいで、これまでのデルタ株より低いなら、それを前提とした対策に舵を切らないと後手に回ってしまうと思うのですが、WHOも「重症化率は低いとみられる」という表現にとどまっています。つまり「低いとみられると言われている・・・」
 こうしたあいまいな根拠の中で、都道府県に対策の判断をゆだねられても、決断のしようがない。だからそこは政府がはっきりと基準を示してほしいと黒岩知事が言うのも無理はありませんね。

 さて、7月の参院選。今朝の新聞では松沢成文氏がまたぞろ立候補すると報じています。県知事の職を投げ出して都知事選に出て落選。参院議員を投げ出して横浜市長選に出て落選・・・それでまた参院へ・・。
 同氏が尊敬するという二宮尊徳の言葉にこういうものがあります。

万町の田を耕すもその技は一鋤ずつの功による

 一枚の畑も耕し終わらぬうちに、あっちの畑が良さそうだと言っては場所を変える・・・そういう事では結局何事も成せずじまいになるのでは・・。

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2022年01月11日

新たなフェーズ

 今週から始まったNHK大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」。普段大河ドラマを見るような習慣は無いのですが、三谷幸喜氏の脚本ということで期待をして初回を見てみました。するとこれがなかなか面白い。セリフなんか全然時代劇じゃなくて、通常なら「首をはねられるのが関の山」とか言わせる場面で「どうせ首チョンパだろー」と(笑)北条氏の棟梁に言わせてしまう。大河とか時代劇とか思わずに娯楽ものと決め込んで見てみたら、きっとこの一年楽しいだろうな・・・と期待大です。

 さあ、この週明けは急増するコロナ対策について神奈川県の方向性を決める大切なタイミングになると思います。昨日も書きましたが、オミクロンによる第6波はこれまでとは条件が違い感染防止対策も新たなフェーズに入ったものと思っています。感染者が増えても重症化率が低いという点は良いのですが、感染者やその濃厚接触者をこれまで通り自宅などに待機して頂くと、感染者数が大幅に増えた場合に医療現場だけでなく、交通や金融、食料、エネルギー供給など、社会を動かす機能が人手不足によって停止しかねないという点が最大の問題だと考えます。

 風邪やインフルエンザが流行していたいつもの年の、いつものこの季節なら、今日あたりの雨でうるおい、感染も収まるかな・・と思えたものですが、そんな日々が懐かしくさえ思えます。

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2022年01月10日

批判を恐れず決断すべきではないか。

 政府関係者から非公式に聞いた話ですから、あくまでも情報というか、文責は持てない話ですが、〇〇総研などと名の付くシンクタンクでは、現在の新型コロナウイルスの感染拡大について、このまま無症状者やその濃厚接触者に長時間の自宅待機を求めていたら、医療や介護などの職場に出勤できない人が増えて、病院にコロナ患者はさほどに入院していないのに、スタッフが足りずに一般医療が崩壊する事態に陥ると予測を立て、政府に対して積極的疫学調査などの検査行為をやめて、症状が出た人のみを対象とした医療に切り替えるべきだと提言しているそうです。
 確かに、医療などに限らず、金融や交通機関、電気などのエメルギー供給、あるいは行政機関などで出勤できない人が極端に増えて、現場が動かせなくなるようなことが起きれば、まさに意図せぬロックダウンが発生し、派生する買占めなどによって、全国で燃料が手に入らない、食料が店頭から消えるなど国民生活が深刻な事態に陥ることも考えられます。すぐに手を打たないと手遅れになる!と、シンクタンクは政府に強い警告を発していると聞きました。
 考えれば、すでに感染者が急拡大している欧米諸国からは感染者の増加は聞こえて来るものの、都市封鎖などの強硬な手段がとられているというニュースは聞こえてきません。
 重症者が少ないオミクロン株が従来のデルタ株に置き換わった時点で、私もこうした考えは必要だと考えています。いきなり第5類指定(コロナ感染者がインフルエンザや風邪と同様に普通に病院で診察を受けられる状態)というのは無理でも、時系列を追ってそこへ対策を近づけていく知恵と勇気が今の政府に求められるのではないでしょうか。もちろんどの対策を取るにせよ感染する人も、不幸にして亡くなる方もいるでしょう。その責任を追及されることを恐れ、政治がみずからの安全を優先して従来通りの対策を続けるのであれば、後の世において愚政のそしりを逃れられない。と、私は思います。

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2022年01月08日

政府の責任

 野党に大穴と言われても仕方がないと思う。オミクロン株を水際で防ぎ、時間を稼いでワクチン接種などの対策を進めるとしていた政府だが、米軍内での関係者の入国については、PCR検査などの対策が充分に取られておらず、今回の「基地由来」による感染拡大につながった件、政府の責任は重い。
 この際、感染拡大防止について米軍との連絡調整を担っていたのが政府のどのセクションで、これまでどういう要請や回答などのやりとりがあったのか、ここは明確にしてもらわないと、多くの米軍基地を抱える神奈川県としても看過するわけにはいかない問題だと思う。
 思うに、問題の根幹には日米軍事同盟について、我が国は米軍に守ってもらっているから強くは言えないという、日本政府の遠慮があるような気がしてならないが、そういうことと今回のようなこととは別問題であり、感染予防はなにも我が国だけのための取り組みではないはず。
 まさかそんなことは無いと思うが、軍関係者の出入国における感染対策について、我が国の要請に米軍が応じていなかったとしたら、極めて深刻な問題だ。

 県議会からも政府の対応をただすべきだと思う。

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2022年01月07日

大事な局面

 昨日の雪はけっこう降りましたね。そして今朝の冷え込み。自家用車の車体に張り付いた氷の結晶が冷え込みに強さを物語っています。どうぞ路面の凍結などにご注意下さい。

 さて、昨日は海老名商工会議所の賀詞交歓会が行われました。やはり経済団体ですから、たとえコロナ禍であったとしても、感染対策を徹底したうえで懇親の場を設ける・・・という事でしたが、やはり昨今の感染拡大を受けて急きょ宴席は縮小、料理はお持ち帰りという形がとられました。
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 スピーチに立った私ですが、今の状況から神奈川県としてもまん延防止措置の要請については検討に入らざるを得ないという話をさせて頂きました。しかし、飲食店経営者をはじめ会員の皆さんの反応は一様に「(まん延防止措置は)すべきでない」「慎重に」というもので、今のオミクロン株が重症化しにくい事や、以前に比べれば医療体制が整っていることなどをその理由に挙げ、5類に指定すべきだという意見もありました。それから、「飲食店に負担を押し付ける前に、なぜさっさと三回目のワクチン接種を始めないんだ?」というご意見も聞かれました。実にごもっともなご意見だと思いました。

 感染の急拡大はすでに始まっており、週末を迎える今日は都道府県知事にとって決断を迫られる場面です。

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2022年01月06日

状況に応じて

 この年末年始に読んだ本(小説)で一番面白かったのは・・・「銀河食堂の夜」さだまさし。
 まぁ、中学生の頃からさだファンの私ですから、身びいきみたいなものも無意識に働いているっちゃそうなんでしょうけれども、この人の歌にしても小説にしても、その力の抜けたような力んだような、洒脱なようでほろりとさせる妙味には脱帽です。まるで噺家の語り口のようなテンポで進むこの短編集、通勤の電車でちょっと開いてみるなんて人にはまさにうってつけ。是非にとは言いませんが、まぁこんな私のおすすめです。

 さて、シャレにならないのがオミクロン株による感染の拡大。テレビニュースを見て「ああ、今度はこの人が厚労大臣なんだ・・」なんていう人もいらっしゃると思いますが、沖縄で一気に6百人を超える感染者とそれに伴うまん延防止措置の要請という急激な流れについては、米軍基地内での感染拡大が要因との見方があり、沖縄に次いで米軍基地の多い神奈川県としては決して対岸の火事ではありません。
 現時点では、一都三県としては推移を見守っている状況にありますが、今後感染者数と重症化率、そして医療体制の確保とワクチン接種といった指標をにらみながら、状況に応じた迅速な対応をとることが大事だと思います。

 とりあえず、今日は特に議会の日程があるわけではありませんが、県庁へ行って情報収集に努めたいと思います。

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2022年01月05日

タレントブック!!

 今朝の神奈川新聞の報道によれば、神奈川県の職員による兼業を積極的に推進するため、例えば語学に堪能であったり、イラストやけん玉が得意など、職員の得能を紹介するタレントブックなるものを作成するという。実はすでに書いた小説が相次いでテレビドラマになったという職員もいれば、県庁内でのやり取りを時代劇の定番「越後屋と悪代官」に見立てて漫画化した職員がいるなど、多彩な才能を発揮している人がいるという。知事の配下だけでも約7千人、警察官等約1万7千人、県立高校の教員等約1万人など、ざっくり3万6千人もいる県の職員ですから、その中には多種多様な才能を持った人が居ることでしょう。そしてその才能を県民の皆さんのために活かせる場があるなら、それは職員にとっても県民にとっても有益なこと。
 実は、県庁にテレビドラマの原作を書いている職員がいる・・というウワサは私も耳にしていました。そして悪代官と越後屋の漫画を描いた職員は私が政務調査会で働いていた時に、まさに県側の「お目付け役(笑)」として自民党の言論形成のサポートをしてくれた人。議会の内情にも詳しい人だけに、新聞に紹介された悪代官の顔を見ていると、もしかしてこれ〇〇議員がモデルかなぁ・・・などと思えてきたり・・(冗談です)。

 人生100年時代。県の職員に限らず、仕事の他に特技の一つ二つ持つことは大事な事ですね。実は私も学生時代にアルバイトをしていた引っ越し屋の経験を基に「引越屋」という小説を書いて、幻冬舎のコンクールに出品したことも・・そして入選・・はありませんが(笑)

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2022年01月04日

緊迫の証

 核兵器を保有する五大国が核戦争を回避するために共同声明を発表したとか。
 結構なことだとは思いますが、むしろそれだけウクライナ情勢も台湾海峡情勢も緊迫の度合いを増していると見るべきだろうと思います。もっと言うなら「お互いに核兵器は使わずに戦いましょう」という約束をしたと取れなくもありません。更に言うなら、就任以降不人気が続いているバイデン政権が国民の支持を得るために強硬な手段に出るということも考えられ、地政学的に見ても我が国としては大変難しい場面に立たされていると見て良いのではないでしょうか。
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 正月・・メジロを眺めようとコタツの上のミカンを切って庭に置いてみました。
 たちまちお客さんは招待に応じてくれ、つがいでやって来たメジロの写真を撮りました。ところが困ったことに、そのミカンを目当てにもうひと組のつがいがやってきて、喧嘩を始めてしまいました。愛らしい鳥ですが戦いは地面を転げ回ったりしながら極めて厳しいものです。さらに甘い匂いを嗅ぎつけて今度はヒヨドリがやってきて、小さなメジロたちを蹴散らします。でも餌の少ない季節、メジロもなかなかあきらめようとはしません。静かだった庭はミカンを巡って騒然。

 ミカンなど置かなければこんな争いは生じなかったのに・・と。

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2022年01月02日

地に足の着いた地方自治

 新年あけましておめでとうございます。
 令和四年の新春を迎え神奈川県政のこれからを展望すれば、どうしてもアフターコロナという視座は必定であるし、でもそれはコロナ禍の反動でV字回復、新しい社会の到来みたいなことではなく、この一年は足許を見つめなおす一年にすべきだと思っています。(もちろん私自身も含めて)

 神奈川県政においては黒岩知事による施政が三期目の最終年を迎える今年。これをどう評価し、次の県政を黒岩氏も含めて誰にどう託すか・・ということをしっかりと考えなければいけない時に来ていると思います。この11年間の黒岩県政では、ヘルスケア・ニューフロンティアとか未病、ソーラー発電やロボット産業といった刺激的で未来創造的な政策が掲げられて来ました。これは黒岩知事の就任とほぼ同時期に誕生した安倍政権のアベノミクスによる好況感に支えられ、それなりの施策展開が図られました。私もなんやかやと言いながらもその政策に未来への夢を託して来ました。
 しかし・・・この2年間のコロナ禍によって「県政の在り方」と「県民が県政に望むもの」は大きく変化したと思います。未病もロボットもソーラーも県政の大切なテーマであることに変わりはありませんが、ウイルスと戦う危機事象の中で都道府県政がこの分野での国民保護の主役となり、職員も全庁コロナシフトの中で、これまで経験したことのない公僕としての使命に奔走されたものと思います。

 これからの神奈川県政は、この経験を基に「地に足の着いた、地味でも頼りがいのある」ものに変化して行くことが大事だと私は考えています。
 したがって、私たちが行っていることはあくまでも地方自治であることの本旨に鑑み、「神奈川が変われば日本が変わる」といったオピニオン的な発想を改め、ヘルスケアなどの近未来的な政策アプローチについては、これからはいかにして行政の手から放せるかという方向性を模索すべきだと考えます。
 そのうえで、感染症や自然災害などの危機事象に対応できる体制の整備と、障がいや貧困といった社会的弱者に対するフォロー体制の強化を図ることが大切であり、こうした事こそ地に足の着いた政策の基本であると私は考えます。
 そして、経済政策については国家のリードのもとに、自治体がそれぞれ分担して役割を担う形にすべきだと思います。自治体どうしが予算をつぎ込んで企業誘致を競ったり、都道府県立の技術研究所がどこも同じような分野の研究をして先を競ったりといった現状は、効率的な投資とは思えません。現下の情報技術の進歩や、中国などの統制型国家の台頭を考えれば、技術革新や新産業の創出、知的財産の保護そして脱炭素といったことは、国家による統一的な政策展開が迅速に行われるべきであり、神奈川県のような自治体はそれを補完する立場に立つべきではないでしょうか。
 他にも多様な教育行政の在り方、サイバー犯罪に対処できる警察行政、インバウンドの再構築などなど課題は多様でありますが、それらはあくまでも「地に足のついた、地味でも頼れる」取り組み方が求められるのだと思います。

 年頭から長々と書いてしまいましたが、最後までお付き合いくださりありがとうございました。
 本年も当ブログのご愛読をよろしくお願い申し上げます。

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