2022年01月17日

組織として

 一昨夜の津波警報を知らせる緊急速報メールはスマホのけたたましい音と共に繰り返し何度も同じ情報が流され、寝不足になったという方も多いようです。これは神奈川県内だけで起きたことであり、ネットニュースによれば20回も配信された地域があるとか。
 このことについて知事が「業者によるプログラムの設定ミスでした」とTwitterで釈明したしいう。ところがそれを読んだ方々から「業者のせいにするのか」といった批判が出て知事は「業者のミスでも県の責任です」とフォロー・・・したまでは良かったのですがその後に「私も寝不足です」と。これに「自分も被害者のような立場に立ってみせるのは姑息」とか「誠意が無いから言える事」など、輪をかけた批判が噴出してしまったそうです。
 SNSを使って行政府の長が手軽で身近な情報発信は決して悪い事ではありませんが、今回のように組織が起こしたミスについてはまず、担当した部署の責任者が事情を説明し、必要ならばその上司が謝罪をする。その手順を踏んだうえで、更に必要と判断される場合に知事は必要な検討を加えられた内容の見解を発するような重層的な対応をとるべきだと思います。この際、知事の立場は行政の監督者として至らざるを県民に謝罪する立場であると同時に、920万県民の側の代表として行政を叱る立場の両面があり、その都度県民が知事にどちらの立場を期待するかはとても難しい判断だと思います。少なくとも「私も寝不足です」と言ったのは県民の側に立っているようでも、少々軽率であったかも知れません。

 今日1月17日は27年前に阪神淡路大震災が発生した日。6千人以上の方が亡くなった未曽有の都市型の震災。神奈川県においても首都圏直下型の震災は切迫しているのですから、この日を機に行政は行政の立場で、県民は県民の立場で「その時」のことを考えてみることが大切ですね。

posted by おさだ at 10:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感