梅一輪 いちりんほどの 暖かさ
松尾芭蕉の弟子、服部嵐雪という人の句だそうです。
極寒の季節もようやく峠を越えたようで、今朝など寒さの中にもほのかな温かみを感じるようになりました。
今日から3月。企業も行政も学校も、年度の終わりに向かって一年を締めくくる大事な一か月。
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」そんな言葉もありますが、梅は花が咲き終えたら枝を切り戻してやらないとボサボサになってしまいます。桜は奔放に枝葉を伸びさせてそこに花のつくダイナミックな風情を楽しむもの。行政の施策もこの一年をしっかり精査して、切るべきものは大胆に切り落とし、伸ばすべきものは大いに伸ばして頂きたいものです。
県議会は今日から常任委員会。行政のアラを突くことに実に熱心な議員もいます。それも一つの役割ですが、そうした中にも、建設的な意見を織り交ぜるようであって欲しいと思う今日この頃です。