穀物と言えば・・世界の穀物庫と言われているウクライナが侵略され、今後小麦などの物価上昇が懸念されます。そこで、昨日は参院選のからみもあって県内でパンを製造している会社を訪問して、現在の状況を伺って来ました。そうしたところ、やはり小麦の価格は上昇しているとのこと。幸い我が国の小麦の輸入先はアメリカ、カナダ、オーストラリアで占められているため、ウクライナでの戦闘で我が国に小麦が入らないということにはならないものの、世界的に品薄となれば当然全体の価格は上昇することになるだろうということ。
そしてそれ以上に業界が懸念しているのが昨今の急激な円安。この半年で20円近く下がり、昨日は一時129円まで下落して20年ぶりの水準だと今朝のニュースでも報じられています。つまり先日までは1ドルのものを110円で輸入できたのに、今は129円出さないと買えないわけですから、ただでさえコロナ関連で輸入原材料が高騰している折に、円安の追い打ちは日本経済にとって大きな懸念材料だと言えます。

ウクライナ国旗。それは小麦の実る大地と広がる青空を表しているとか。
どうか一刻も早く戦禍が終息することを願ってやみません。