2022年11月29日

再分配

 ここのところ福祉施設の関係者から厳しいご意見が届いています。
 一つには県が福祉施設に配布した抗原検査キットについて、職員が週に2〜3回検査して「報告」を県に出すようにとされている点について、「上から目線の管理主義的なやり方だ」というご指摘を頂いています。
 もう一つには、物価高騰対策支援金について、お金をもらえるのはありがたいが、一時的な支援では意味が無いというもの。福祉施設として継続できるための支援が必要だと言われています。

 どちらもごもっともなご意見です。もちろん県は上から目線のつもりはなく、抗原検査キットを配布する以上、使用実態は議会からも把握を求められるだろうから、それをする必要がっあって報告を下さいとお願いしているのだろうけれど、受け取る側の心理としては一方的に送って来て、検査しろ、報告しろ、と強制されたように感じてしまうということを、行政の側も議会もわきまえる必要があるということだろうと思います。
 支援金については電気代などの経費が高騰する中で、病院や福祉施設はこれを医療費や利用料などに転嫁できない仕組みであることから、緊急的に現金を給付することにしたし、それを求める声が大きいのも事実。言われるように継続的な支援システムについてはこれからの課題です。ウクライナ情勢や円安の状況からすると輸入物価の高騰は短期に収束するとは思えません。継続的に支援するための財源をどうやって確保するか・・ジャブジャブと国債を発行してというのにも限界があり、突き詰めれば健康保険料や介護保険料を値上げして財源を確保ということになるわけで、国民の理解が得られるか難しいところです。

 一方、不動産業界の会合に参加した知人は「景気の良い話が多くて驚いた」と話していました。ここのところ土地の値段が上がったという話はよく聞きますが、土地と言うものは量が増えるわけではないので、値段が上がっているということは取引が活発化しているということなのでしょう。

 社会の変化の中で、窮する分野と活況する分野が鮮明に分かれ始めている現状で、その富をどうやって再分配するかがこれからの大きな課題だと感じる今日この頃です。

posted by おさだ at 08:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感