2022年12月27日

地に足のついた県政を

 昨日、黒岩知事が4期目の選挙(来年4月)に立候補することを表明しました。選挙までまだ3ヶ月あるこの時点、他に有力な候補者が現れないとも限りません。私が黒岩氏の選挙参謀なら立候補の表明はもう少し遅らせて水面下の準備を進め、立候補の出顔を見極めてからの表明という、現職候補にしか描けない絵を描くだろうと思いますが、いかがでしょうか。大横綱の白鵬が戦術とした「後の先(ごのせん)」というやつですね。

 ま、諸事情あって昨日の内輪の会での表明となったのでしょう。命輝くマグネット神奈川はブレの無いところで政策として継続するも良しとして、そうした先進的な政策を多くの県民に受け入れてもらうために大事なことは、県民にとってより身近で「ベーシックな事務事業の強化」ということだろうと私は思います。
 例えば分かりやすい例で言うと道路上の横断歩道や停止線のラインが消えてしまっているところが近年とても目立ちます。こんなことを放置しておいて命輝くも無いだろう・・と感じる県民も多いはず。障がい児のショートステイの受け入れができないまま何年も改善できないでいる県立施設があります。土木事務所、保健所・・県の施設へ行くと廊下は暗く、壁や床は汚れ、トイレは臭い。県立高校の耐震化も、河川の洪水対策も・・・そうした基本的な県政に知事自らが目を向け、地域からの要望に取り組むことが大事です。
 DXの推進も大事だけれど、30年も使って引き出しの壊れてしまっているスチール机に座って、職員はいったいどんなDXを構想するのか・・・何より、優秀な県職員の確保と積極的に能力を発揮できる職場環境をつくって初めて命輝く県政運営も行ない得るということではないでしょうか。

 あえてスローガンするなら「地に足のついた県政」それこそが4期目の黒岩県政に求められるものだと思います。

posted by おさだ at 09:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感