2023年09月28日

労働力不足

 私の家の庭には二匹のジムグリが住んでいます。体長40cmくらいの小さなヘビです。
 今朝、庭の隅に積み上げてある植木鉢を片付けようとしたら、その二匹が仲良くしていて、いきなり天井を開けられたものだからまさに慌てている様子・・。私は思わず「失礼しました」と言って鉢を元に戻しました。
 実りの秋、彼らも繁殖の季節なのでしょうか・・。

 今日は私が所属する産業労働常任委員会が10時30分開会予定。神奈川県の経済を支え、労働と雇用の環境を守る産業労働局との議論になります。
 昨年日本中で生まれた子供の数が80万人を下回りました。昭和の頃は200万人も生まれていたことを考えると今後は我が国の経済を支える労働力が不足することは火を見るより明らか。
 一方、家族等の介護のために仕事を離れている人が全国に約10万人もいらっしゃいます。80万人の出生数を上向かせるために途方もないお金を使おうとしている今、10万人の介護離職を半分でも職場に戻すための政策にも目は向けられるべきだと思います。

 介護も子育ても、経済の視点から見て議論するのが、今年の私の役目です。

 では、行ってきます。

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2023年09月27日

ワインの出荷量日本一の都道府県は?

 暑さ寒さも彼岸まで・・ということで今年もどうにか秋がやって来ましたが、また今日、明日あたり暑くなるらしいですね。

 県議会は本会議場での質疑を終えましたが、その議論の中でときどき「えっ!」と耳を疑う場面があったりします。今回、ある議員は知事や市町村長のことを指して言う「首長(しゅちょう)」のことを「くびなが」と発言したようで、一瞬議場がざわめきました。まぁ勘違いはだれでもあることですから・・私も加齢臭って、カレーの臭いがするものだとずっと思っていましたし(笑)。
 そんな中、藤沢市選出の議員が「神奈川県はワインの出荷量日本一!」と発言し、そのワインを観光振興の材料にできないかと質問を始めました。ワインと言えば勝沼などの産地のある山梨県が日本一だと思っていた私はそれこそ我が耳を疑いましたが、実は藤沢市内にはメルシャンワインの大きな工場があり、そのため「出荷量」では神奈川県が日本一ということになるそうなんです。なるほどね・・と、質問に耳を傾けていると相模原市では「ワイン特区」を取得してブドウの生産からワインの醸造、販売までを支援してまちづくりにつなげようとしているとか。これも初耳でしたがなかなか良いお話ですね。

 国会の予算委員会などをテレビで見ていると野党の議員が総理や国務大臣を舌鋒鋭く責め上げたり、攻められた方も色を成して反論したり・・そんな場面ばかりをマスコミが取り上げるものですから、議会なんてそんな事ばかりやっていると思っている人々も多いのでは。

 最近では農地の耕作放棄が問題になっています。
 海老名の田んぼの中に泉橋酒造があって美味しいお酒を造っているように、神奈川の大地にブドウ畑が広がり、ワイナリーが点在して、それを飲ませるレストラン。そんなことを想像しながら、早速相模原のワイナリーへ連絡して、収穫期を迎えるブドウ畑などの視察に伺わさせて頂くことにしました。

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2023年09月25日

物価高対策

 大相撲が面白いですね・・・面白いと言っていいのかな・・?
 絶対的な強さを誇る力士がいない中で、今回は前頭15枚目で初土俵からわずか3年の熱海富士が大関貴景勝との優勝決定戦まで進む快進撃。更に巨漢の若手力士北青鵬も優勝争いに絡む活躍。そして今場所は怪我で休場している白桜鵬も強い。こうした若手力士がこれからの角界を引っ張ってくれると期待がふくらみます。
 ただ、その一方で役力士の不甲斐ないこと・・大関霧島、新大関豊昇龍ともになんとかかんとかの勝ち越。貴景勝は優勝したものの、決定戦で若者相手に立ち合いで横に逃げる「変化」を見せるなんて・・・はっきり言ってがっかり。変化と言えば優勝経験のある阿炎という力士。優勝がかかるような相手の大事取り組みに限って、立ち合いからぴょんぴょん跳ねてかわすばかりの取り口にはもうがっかりを通り越して・・あなたの相撲は見たくない・・。
 まあ、そんなこんなも、大相撲という場には欠くべからざる存在・・絶対的に強く、人格的にも優れていて、他の模範たるべき横綱が「いない」ことが、あえて言えば全てですけどね・・。

 まあ、そんなわけで(どんなわけ?)季節もようやく秋らしくなってまいりました。
 県議会は今日で一般質問を終え、今週から常任委員会での審議に入ります。今は政府が物価高で厳しさを増す家計を支援するための施策を打ち出そうとしていますが、その中には食品の(現状は短かすぎる)賞味期限を延ばすとか、レストランやホテルでの食事の食べ残しを個人責任のもとで持ち帰ることができる法整備などが含まれているようです。食品廃棄の多さは我が国の恥ずべき一面でもありますからこれは良いことですが、食品衛生に関わることなら、保健所を所管する県も広報など担うべき関りが出て来るのではないでしょうか。
 小さなことからコツコツと。生活に直結する施策を自治体がしっかりと担って物価高を乗り越えて行きたいものです。
 では、行ってきます。

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2023年09月22日

もっと寝ましょう。

 県議会は一般質問が続いています。午前10時30分から午後5時まで、休憩をはさむものの、座りっぱなしは結構身体に負担があります。
 そんな中、質問の一つに「日本人の睡眠時間」についてのものがありました。OECDによる2021年版の調査では、日本人の平均睡眠時間は7時間22分で、33カ国の中で最も短かったと・・・。厚労省の調査でも一日の睡眠時間が6時間以下の人が4割もいると。
 身体の健康はもとより、精神面でも睡眠の大切さは言うまでもない事。わが国民の睡眠時間が短いのはなぜか・・・通勤時間が長すぎるのか、テレビやインターネットを見る時間が長いのか・・原因を見つけて、改善を図る政策が政府に求められますね。

 先進国の中で給料が一番低くて、働く人の生産性も低くて、大学の知的レベルも低くて・・でも家庭内の貯金だけはずば抜けてたくさん持っている日本人。

 とりあえずよく寝て、リフレッシュしてからやり直してみてはどうでしょう!!
(あの・・議場では寝ないように)

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2023年09月21日

負けを認めることから

 県議会が続いており、なかなかブログを書く余裕がなくてすみません。今日は休会日です。
 昨日海老名駅前を歩いていると、三菱UFJ銀行の海老名支店の壁に移転した旨の貼り紙がされていました。その先へ行くと、三井住友銀行も同様に12月に移転と貼り紙。りそな銀行はすでに移転しており、移転先はどこもテナントビルの一角へ。
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 全国どこでも同じような事が起きているものと思いますが、銀行が駅前の一等地に路面店を展開する時代は終わったようです。いや、むしろキャッシュレス化が進む世界の潮流からすれば日本の銀行の対応は遅すぎたようにも思えます。

 かつてソニーや東芝がVHSやウォークマンで成功したため、AVの電子化の流れに乗り遅れ、NTTは全国津々浦々まで電話線を張り巡らせていたため、携帯電話の競争負けました。自動車のEV化もキャッシュレス化も・・・私たちの国はかつて世界を席巻するほどの成功を手に入れたがゆえに、それを捨てることができずに、次のムーブメントに乗り遅れてしまった。
 経済力の低下著しい我が国が今一番しなければならない事は、「負けを認めること」そして真摯な気持ちで他者に学び、次の潮流を感じるセンスを磨くことなんじゃないかと、銀行の張り紙を見ながら思いました。

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2023年09月18日

自民党海老名支部大会

 どうやっても手の届かない存在というものはあるもので・・・。この人のスター性、持って生まれた天性、それらを発揮するための努力。そしてなにより自分がそういう存在だという事を人生に受け入れてブレない覚悟。すごいなぁ・・・と改めて思いました。
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 自民党海老名支部の時局講演会は小泉進次郎県連会長を迎えて一昨日、ウイングス海老名で実施致しました。本来ならば小欄でも皆様に参加を呼び掛けるべきでしたが、人気者の小泉さんですから、なかなか不特定多数の人に呼び掛けるわけにもいかず、失礼しました。
 私が支部長を務めている自民党海老名支部は、まずはこの度海老名市を選挙区とすることになった義家ひろゆき代議士の支持基盤を作り上げ、来たる選挙で当選させること。そして11月に行われる海老名市長、市議選挙で、志を一にする候補者全員を当選させること。

 どうぞご協力をお願い致します。

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2023年09月15日

アレ

 阪神タイガースが18年ぶりの優勝。岡田監督は優勝を意識しすぎて選手が固くならないように「優勝」という言葉を使わずに「アレ」と呼んでいたとか・・。

 昨日、議会の控室に共同通信の記者さんが取材にやってきて「解散(総選挙)はいつになりそうですか?」と。私にそれが分かるようなら文やさんはとっくに知っているでしょう(笑)と。
 ただ、11月中旬の選挙か・・という憶測は内閣改造を機に自民党内でもささやかれ始めているのは確か・・。記者の取材には答えずにここに書くあたり私もどうかとは思いますが・・、そうなると海老名の市長、市議の選挙と衆議院の選挙が重なる可能性もあるわけで、もしかしてもしかすると、この街は一気に秋の陣になだれ込むなんてこともあるかも知れません。

 今朝あたり、早朝の海老名駅には市議選の立候補予定者が4人も。
 みなさんアレに向かって頑張って下さい!!

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2023年09月14日

がん治療最前線

 昨日は本会議の終了後、県立がんセンターの古瀬総長をお招きして、現在のがん治療の状況について学びを深めました。
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・フル稼働する重粒子線治療
・ロボット手術のニーズ拡大
・がんゲノム医療の拠点病院として
・がん遺伝子パネル検査の実施状況
・難治がん、希少がん治療の現状
・AIの活用
・人手不足2040年問題
・etc..

 国民の3人に1人ががんによって亡くなる時代。しかし、がんは治療によって治る病気でもあります。神奈川県にとってがん治療を充実させることはとても大切な仕事。これからも関心をもって行きたいと思います。

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2023年09月12日

世界のバランス

 昨日の9月11日は22年前にニューヨークで同時多発テロが発生した日。
 政治は難しいものだと思うのは、米ソの二大大国によって世界が二分されていた冷戦時代が1989年、ソ連の経済的な崩壊によって終結し、ベルリンの壁が壊され、私たちは本当に平和な時代がやってくるものだと信じていました。しかし、世界のパワーバランスが崩れるというのは恐いもので、それまでソ連が睨みをきかせることで静かにしていた中東諸国で諍いが起こり、翌年にはイラクがクェートに侵攻し、これに米国が参戦して湾岸戦争が勃発します。米国は世界の警察を自任しますが、イスラム諸国の反発は強く、2001年のニューヨーク同時多発テロへと続いて行きます。
 そのテロから22年・・・アメリカの目が中東に釘付けになっている間に中国が膨張し、私たち自由主義諸国とは相いれない統制主義的な社会秩序を構築し、気が付けば一帯一路構想を軸にその勢力を世界に拡大させています。
 今日は北朝鮮の金正恩がロシアに向かって列車を走らせています。ウクライナ戦争を機に、世界の分断は大きく進むことでしょう。
 一年間に生まれる子どもの数が80万人を割った日本。この子どもたちが大人になる頃、生まれて来る子供の数は年間50万人を下回る予想です。
 私たちはこれからどうやって生き残っていくべきか・・・まさに正念場です。

 県議会は今日から代表質問。
 では行ってきます。

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2023年09月11日

けいろう

 週末はいかがお過ごしでしたでしょうか。
 9月18日㈪㈷は敬老の日ですが、その前後海老名市内では50ヶ所くらいで地域ごとに敬老のイベントが行われます。高齢者を敬い、大切にしようという国民の祝日や習慣があるのは世界でも日本だけと聞いたことがあります。以前「もったいない」という日本語が世界に注目されたことがありましたが、「けいろう」と言う言葉も日本人の感覚として世界に紹介したいものですね。
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 ただ・・近年思うのは・・自分が若い頃、壮年として地域をバリバリと引っ張っていた先輩が、いつしか敬老の集いに招かれる側になっていて、あぁ・・時が過ぎるってこういうことで、自分もたちまち老いて行くんだな・・と。「歳はとりたくない」なんてついつい口にしてしまう自分ですが、なになに、先日は老いるということも知らずに若くして他界した友達がいました。そのことを思えば、老いて行けるということを喜べる自分、地域でありたいと思います。

 今日は県庁で公契約に関する審議会が行われますので、これをしっかり傍聴して、次の議会審議に生かして行きたいと思います。

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2023年09月08日

警戒

 昨夜半から降り出した雨は明け方に強さを増し、台風13号は昼間のうちに神奈川県にやってくるようです。昨夜は海老名市長と懇談をする予定をしていましたが、昨日朝の段階で「災害対策本部を設置するので今夜はキャンセルで」と連絡。早めの対応はさすがです。同時刻に神奈川県の担当課の状況を確認しましたが「通常の警戒態勢です」と・・大丈夫?
「空振りを恐れず」が昨今自治体の災害体制の基本。海老名市の警戒態勢が空振りに終わることをむしろ願いたいものです。

 被害にあわぬよう、各々が充分な警戒を怠らないようにしましょう。

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2023年09月07日

アドレス帳

 ♪アドレスノートを替えるたび♪消さねばならない人がある♪
さだまさしさんの住所録という歌の歌詞です。

 携帯電話の無い頃は、あ・か・さ・た・な・・の順にページの区切られたアドレス帳に友達の電話番号を記して持ち歩いていたものです。

 今はスマホ。私のスマホを確認すると1200人以上のアドレスが記録されています。だれかに電話をかけようと検索をすると、ときおりすでに亡くなってしまった人や、もう連絡することなど無い人のアドレスを見つけることがあります。
 昨日は島村大さん・・手書きのアドレス帳なら、消し線を引いても名前は残りますが、電子データというのはデリートしてしまえばもう、だからまだまだその名前を削除する気には、なれません。

 さださんの歌は続きます。来るはずの無い人から見慣れた文字で手紙が届くと・・。でもそれは、自分で書いた戯れの、少し悲しい一人遊び。

 さあ、今日から県議会定例会、カバンに荷物を詰め込みます。
 せめて手帳だけは、これからも手書きでね。
 
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2023年09月06日

分かち合う

 私の知人の中にも外国人に対して差別的な発言をする人がいますが、そういう人はえてして臆病な人間であることが多いもの。関東大震災から100年ということもあり、ここのところ震災後の流言飛語とそれによる朝鮮人虐殺のことが報道されています。当時、朝鮮人や中国人のことを差別した人間ほど、「やり返されるのではないか」という恐怖に陥り、とんでもないことをしてしまったのではないか・・少なくとも多数の罪の無い人の命を奪う虐殺があったことは事実であり、我が国の歴史の恥ずべき一面であることを消し去ることはできません。震災から100年。こうした際に自らの過ちを見つめなおすことは、日本国民にとって真に必要な勇気だと思います。

 さて、県は9月の定例議会に提出する補正予算の概要を発表しました。円安、物価高への対応や、感染症対策の強化などに関わる予算が主体となっています。
 一方、今朝のニュースでは世界最大の産油国サウジアラビアが今年の年末まで原油の減産を続けると発表したとのこと。ウクライナでの戦争も長期化するものと思われますし、180円/ℓを超えているレギュラーガソリンの価格なども短期の間に下落するとは考えにくい状況です。これに対して政府は補助をして燃料の小売価格を抑える政策を来月以降もとるとしています。また県議会もそうして欲しいという意見書を国に提出しています。しかし、莫大な財政支出を必要とする政策をいつまでも続けられるものではありません。
 どこかで、この厳しい現実を国民みんなで分かち合うことについて、説得できる政治が必要だと思います。

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2023年09月05日

面(つら)

 昨日は故島村大参議院議員の告別式が芝の増上寺で営まれました。
 いろいろと付き合いがありましたからね・・・。
 こんな日はできるだけ感情を抑えて静かにしていたいものですが、こんなときに限って家人はなんやかやと話しかけて来るもの・・みたいです。

 葬儀には政財界の重鎮と呼ばれる人たちが焼香にやって来ていました。葬儀という場ということもあるでしょう、その重厚なたたずまいの人々の様子を見ながら感じたのは「面構え」って言うのですかね・・。どの方もご立派な面立ちをされていること。よく面の皮が厚いなんて、あまり良い意味で使われる言葉ではありませんが、それは少し違うような気がして、人は・・特に責任の重い仕事をする人ほど様々な思いを内面に隠しながら長い月日を生きて行く。辛い時にも笑顔を作り、笑いたくても笑えない・・。そうしているうちに古木の節くれだつように、面持ちも固く出来上がっていく。そういうことなんじゃないかな・・と。

 できれば自分はもう少し柔らか目でいたいものですが・・。

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2023年09月02日

閑話休題 〜私は珈琲党〜

 毎日何杯のコーヒーを飲むだろうか・・。朝の寝覚めは近所のベトナムの人がいつもどっさりとくれるロブスタ種の豆を手動のミルでガリガリと挽いて、アルコールランプで沸かしたお湯でドリップするのが習慣です。そして仕事へ行き、事務所でブルックスの一杯19円のコーヒーをスタッフが淹れてくれたり、議会の控室ではポットにまとめて落としてあるコーヒーもすすります。県庁近くのベローチェに入って飲むこともあれば、事務所から海老名駅まで歩く途中スターバックスに立ち寄ることもあります。

 あ、ところで申し訳ありません。今日はタイトルの通り閑話でございますので、政治や行政とは一切関わりの無い話です。興味の無い方は、、ってみんな無いと思いますが、どうぞスルーしてしまって下さい。まあそれでも万が一「おお、珈琲の話題ならちょっと付き合ってみようか」という奇特な方がいらしゃいましたら、どうぞこの先もお付き合いください。

 それでもって、スターバックス。近頃の若者は何でも略して言うのでスタバなんて言いますが、ここのシャレたカウンターで私が頼むのは「エスプレッソ」。たいがいの場合若い店員さんは「エスプレッソですか?」と返してくる。そしてエスプレッソ〇〇とか〇〇〇エスプレッソと名の付くメニューを指さして「これではありませんか?」と。「いいえ、エスプレッソを」と私は親指と人差し指でCのマークを作る。つまり小さなカップ、これをデミタスカップと言いますが、それで苦いコーヒーの悪魔のような抽出液を注文します。きっとこんなものを注文する客はなかなか居ないのでしょう。やがて出て来るエスプレッソは日本酒を飲むぐい飲みの器よりも小さな決まって白いカップの、それも底の方に大さじ二杯分ほどの量の暗黒の液体をのぞかせています。たったこれっぽっちで400円。
 でも何かの本でだれかが・・「エスプレッソは飲み物ではなく、麻薬の一つだ」と書いていましたが、まあそれはちょっと大げさにしても、まずは席について店内を見渡してから目をつむり、小さなカップを鼻にあてて、このあまりにも芳ばしい香りを繰り返し吸い込んでいれば、ある種の麻薬じみた陶酔を感じる人がいてもおかしくはないと思うのです。つまり、エスプレッソは鼻で楽しむものだと、ここらでうんちくの一つも語りたくなる私です。
 ところで、今日は「珈琲党」とタイトルに書きましたが、決して珈琲通と書いたわけではありません。通と呼べるほど私は味や香りに通じているわけではなく、ただとにかく、今年のような熱い夏でもジュースやソーダのようなものには手を付けず、熱いコーヒーを毎日何杯も飲む左党だというわけです。そんな私がコーヒーを飲むようになったのは中学生の頃。ドイルだったかチャンドラーだったか、その小説の中に出て来る紳士がたしなむ珈琲のシーンに強い憧れをもちました。あるいはテレビドラマでコーヒーを飲む松田優作の格好良さにあこがれたか、とにかく「コーヒー=大人」というイメージに強く魅かれるものがあり、それは他の子どもたちが大人の真似をして格好をつけてタバコに手を出すのとほぼ変わらない動機であったと思います。それで、毎朝早起きの母がクリープをたっぷりと入れて、こっそりたしなんでいるネスカフェではなく、ちゃんと豆から淹れる珈琲を飲もうと、厚木のイトーヨーカ堂まで豆とドリッパーとペーパーフィルターを買いに行ったものです。赤いパッケージのUCCか、濃紺の渋いたたたずまいのKEYの豆をレジに持って行って「ファイングラインドで」と挽き方を注文する坊主頭の中学生を店員さんはどういう目で見ていたことでしょう・・。やがて趣味が高じてサイフォンを買って帰ったとき、高齢の祖母が「ギヤマンだ」と目を丸くした光景は今でも目に焼き付いています。
 まぁ、そんなわけでマセガキの頃からコーヒーを飲み珈琲にあこがれ続けて来た私です。世の中にファミリーレストランというものが流行り、「デニーズへようこそ」なんて言ってウエイトレスさんが差し出してくれるおしぼりとおかわり自由のコーヒーを砂糖もミルクも入れずに飲めるようになったのは、初めて失恋というものを知った大学生の頃だったか・・。そしていつしかそのファミレスのコーヒーが脂っこいパスタ料理などに合わせて深煎りのイタリアンになって行き、コンビニのコーヒーもまたマシーンの普及とともに苦味があって酸味の無い深煎りのコーヒーばかりになってしまいました。たしかに深煎りのコーヒーは後味がすっきりとして飲みやすいとは思います。でもそれとは逆に、浅く煎ったコーヒーは、挽いているときから上品な香りが立ち上がり、その酸味は飲み終えた舌に長く好香を漂わせ、それはそれで美味いものです。実は横浜の関内、ベイスターズ通りに夜はバーで昼間はこだわりの珈琲豆を集めて、淹れる店があるのですが、ここで飲ませる浅煎りのコロンビアは、今まで私が飲んだことが無い、まさにスペシャルティーな珈琲です。なんでも、生豆の醗酵段階でパッションフルーツとワイン酵母を漬け込んでいるのだとか。
 まあ、気が付けば長々と、閑話とは言ってもそんなにいつまでも長文に付き合わせるわけにもいきません。最後にそんな私が最近お薦めの一杯。近頃の若者はお薦めを「推し」なんて言うそうですが。そんなことはともかく、かなりはまっている(若者ははまることを沼と言う)コーヒーがラムコーヒー。これを知ったのは村上春樹さんのエッセーでしたが、ヨーロッパの寒い国で飲むラム入りのコーヒーは身体が温まって格別だと。細かく挽いて苦めに淹れたコーヒーにラム酒を大さじ一杯ほど(私はもうちょっと多め)それに砂糖を甘めに。基本はこれだけです。村上春樹氏の飲んだラム入りコーヒーはこれにホイップクリームが載ったり、バターを入れたりしていたそうですが、それはお好みということで、甘いラムの香りと珈琲の香りのコラボレーション。そして甘いラムと甘いコーヒーのトロッとした舌ざわり。是非寒い季節がやって来ましたらお試し下さい。長田進治でした。

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2023年09月01日

脱中国を

 福島の海産物を是非買い求めたいと思っているのですが、ネットで購入しようと検索してみたところ、どうもこれといったサイトが見つかりません。そんなおり、昨日は自民党県議団の全体会議がありましたので「自民党の組織を通じて福島の海産物を集めてみんなで買うとか、販売の手伝いをするということはできないか」と県連の梅沢幹事長に提案してみました。「よし分かった!!」どうやら同じ意見を寄せていた議員が他にもいたようで即断。まあ、意気に感ずるってのは自民党の良いところで、他のメンバーも「いいことだね」と。早速、自民党の福島県連と連絡をとることとなりました。

 それにしても日本のマスコミって何なんですかね・・・。農林水産大臣が処理水を汚染水と言ったとニュースで大げさに報じています。歩きながらのぶら下がり取材に対してうっかり言い間違えたのでしょうから、きちっと訂正して謝ったならそれで良しとしなければ、こんなこと報じれば中国世論を活気づけるだけのことでしょう。更に立憲民主党の中には大臣を辞任すべきだと言う輩もいると、これも報道。そんな事言う人も伝える人も国家観が欠如していると私は思います。言論の自由、報道の自由・・自由主義は良いことだと思いますが、中国やロシアのように統制的な国家制度を受け入れている国民からすれば、自由主義国のこういう衆愚なところを見て、受け入れなれないと感じるのではないでしょうか。

 ところで我々も、一過性の思いで福島の海産物をわずかに買ったところでそれほど意味が無いことは分かっています。処理水の放出は今後何十年も続きます。大きな視点に立てば、私たちの国全体が、中国への経済的依存度をとにかく下げて行かなければならない。このことを政府はしっかりと考えて国策として頂きたいものです。

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