2023年09月06日

分かち合う

 私の知人の中にも外国人に対して差別的な発言をする人がいますが、そういう人はえてして臆病な人間であることが多いもの。関東大震災から100年ということもあり、ここのところ震災後の流言飛語とそれによる朝鮮人虐殺のことが報道されています。当時、朝鮮人や中国人のことを差別した人間ほど、「やり返されるのではないか」という恐怖に陥り、とんでもないことをしてしまったのではないか・・少なくとも多数の罪の無い人の命を奪う虐殺があったことは事実であり、我が国の歴史の恥ずべき一面であることを消し去ることはできません。震災から100年。こうした際に自らの過ちを見つめなおすことは、日本国民にとって真に必要な勇気だと思います。

 さて、県は9月の定例議会に提出する補正予算の概要を発表しました。円安、物価高への対応や、感染症対策の強化などに関わる予算が主体となっています。
 一方、今朝のニュースでは世界最大の産油国サウジアラビアが今年の年末まで原油の減産を続けると発表したとのこと。ウクライナでの戦争も長期化するものと思われますし、180円/ℓを超えているレギュラーガソリンの価格なども短期の間に下落するとは考えにくい状況です。これに対して政府は補助をして燃料の小売価格を抑える政策を来月以降もとるとしています。また県議会もそうして欲しいという意見書を国に提出しています。しかし、莫大な財政支出を必要とする政策をいつまでも続けられるものではありません。
 どこかで、この厳しい現実を国民みんなで分かち合うことについて、説得できる政治が必要だと思います。

posted by おさだ at 07:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感