「令和6年能登半島地震」に対する神奈川県の支援・取組状況について報告致します。
1 県の体制
(1) 災害対策支援チーム
・1/1〜 くらし安全防災局に、局長以下で構成される災害対策支援チームを設置し、情報収集、連絡調整等を実施
(2) DMAT・DPAT
・1/1 DMAT・DPAT自動待機基準に基づく調整体制を設置
・ 〃 DPAT待機解除
・1/2 DMAT待機解除
(3) 保健医療支援本部
・1/4〜 健康医療局に、局長以下で構成される保健医療支援本部を設置し、派遣要員の調整等を実施
・1/5 ZOOM会議により県・各市で派遣に係る交通手段、宿泊施設の確保状況を情報共有、次回会議は県と川崎市で 9 日 17 時開催予定
・1/7〜1/9 厚生労働省からの要請により、DMATロジスティックチーム(2次隊)
として阿南英明理事ほか職員1名(ともに医師)を派遣。加えて、情報連絡員として職員2名(保健師及び事務)を派遣
2 義援金等
・1/4〜 県の庁舎2箇所(本庁舎1階正面玄関、新庁舎1階ロビー)に募金箱を設置(1/31 までを予定)
3 応急対応
(1) 神奈川県警察
・1/1〜1/5 広域緊急援助隊第1次部隊を派遣 石川県珠洲市で捜索・救出救助活動等を実施
・1/5〜 広域緊急援助隊第2次部隊を派遣(活動内容:1次派遣部隊と同じ)
・1/7〜 広域緊急援助隊第3次部隊を派遣(石川県に向け移動中)
(2) 緊急消防援助隊
航空小隊
・1/2〜 横浜市消防局のヘリ1機 石川県内で搬送活動等を実施
・1/2〜 川崎市消防局のヘリ1機 石川県内で搬送活動等を実施
体制解除
〔今後の派遣予定〕
1/8〜1/10 川崎市消防局のヘリ1機を石川県に派遣予定
1/11〜1/13 横浜市消防局のヘリ1機を石川県に派遣予定
1/14〜1/16 川崎市消防局のヘリ1機を石川県に派遣予定
4 人的支援
(1) 被災地支援のための県職員の派遣
・1/6〜 国からの依頼を受け、県職員 20 名を石川県羽咋郡志賀町に派遣。
・1/7〜 志賀町富来支所で、救援物資の仕分け作業等の活動開始
(2) 保健師の派遣
・1/6〜 保健師2名、ロジ1名で構成される、保健師チームを2チーム(横浜市チーム、県及び県内保健所設置市合同チーム)派遣
(3) 応急給水隊の派遣
・1/6〜 日本水道協会からの要請に基づき、応急給水隊(技術職員5名、給水車 1 台、先導車1台)を派遣
・1/7 輪島市で応急給水活動を実施
※日本水道協会からの要請に基づき、神奈川県内の他の水道事業者から給水車3台(横浜市(2台)・川崎市(1台))を 1/3 から富山県氷見市に派遣
5 物的支援
(1) 被災地への物資の支援
・1/7 石川県羽咋郡志賀町災害対策本部に、飲料水提供(475ml×28 箱(24 本入り)=672 本 イオン水500ml×7 箱(24 本入り)=168 本 計 840 本)
・1/7 石川県羽咋郡志賀町へ、一般社団法人神奈川県トラック協会の輸送協力を得て、ポリタンク(20ℓ)200 個を支援
6 その他
(1) 全国知事会情報連絡員の派遣
・1/4〜 情報連絡員(リエゾン)2名を石川県庁に派遣し、情報収集、連絡調整等に従事
(2) 中小企業向け特別相談窓口の設置
・1/4〜 県内2か所に特別相談窓口を設置
現在のところ以上です。
県内の市町村もそれぞれの方法で支援を行っており、海老名市も早々に支援物資を現地に届けるなどの取り組みをしています。また災害ボランティアネットワークの皆さんも情報収集を行なっており、現地からの支援要請が出るのを待っている状態です。
もっともっとボリュームのある支援はできると思いますが、まずは現地の道路や水道などのライフラインを復旧させ、被災地が他からの支援を受けられる体制(受援力)を作ることが今は大事なときということだと思います。