2024年02月29日

うるう

 感動してうるうるしているのではなくて、今日はうるう年のうるうの日。
 太陽暦というのは古代ローマの時代に作られたそうですが、昔の人ってのは賢かったのですねぇ。私などいまだにその「うるう」の意味がよく分かりませんが、検索してみると・・・。
 地球が太陽を一周するのにかかる日にちは365日きっかりではなく、正確には365.24218944日かかるのだそうで・・時間にすると5時間49分のズレがあるのだとか。だからその5時間49分をだいたい6時間として、4年に一度日を一日多くて修正するのだけれど、これでも11分のズレは修正しきれないので、それをまた修正する日がやってくるのだとか・・・。
 太陽や月を眺めて暦をつくりあげ、やがて地球が自転していると感じ取った、いにしえ人の感性に感じ入ります。一方、四季の移ろいすらろくに感じようとせずに過ごす現代っていかがなものですかね。

 今日、国会では衆議院政治倫理審査会。太陽暦を編み出したローマ帝国は、国王のいない共和制でスタートし繁栄を極めますが、それでも政治の腐敗や分裂は今もローマ時代も変わらぬものであったようで、やがてローマ帝国は滅亡しました。
 さて、日本という国はどうなって行くのでしょう。栄枯盛衰は世の常。日本の繁栄が永遠に続くわけではないということをわきまえることが、まずは大事なのかも知れません。

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2024年02月28日

待ちきれなくて・・

 おはようございます。今日も朝の陽射しが眩しいですね。
 県議会は昨日まで続いた本会議(代表質問・一般質問)が終わり、明日からは8つの常任委員会ごとに議題を分けて、詳細な審議に入ります。4日間の常任委員会の審議中、自民党は長時間の質疑をしますので、これまでの本会議と並行して常任委員会ごとに所属議員が会議を開いて質疑内容の整理や役割分担をして来ました。そして同時に行政の側は「どんな質問をしますか?」と情報収集。そんなわけで昨日あたりの議会控室はそうした打ち合わせでごった返していました。
 それで・・今日は中休みの一日。
 先週設置した野菜の育苗は順調で、キャベツやレタス、ナスなどの芽が吹きだしました。
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 こんな様子を眺めるのは本当に良い癒しになります。
 まあ中休みと言っても議会の日程が一日の準備期間ということであって、議員個々の活動はこういう時こそ忙しくて大切。私も議会に行っている間に地元の人から寄せられた相談事について、今日は「医療ケアを行う施設の運営について」「農地への農産物加工施設の建築について」「開発行為における県有地の払い下げについて」以上、三つの相談に対応します。

 野菜の種まきは、こんなに早くやらなくても良いのですが、そこまで来ている春が待ちきれないもので・・。

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2024年02月26日

菜種御供

 昨日は寒かったですねぇ。皆さん三連休はいかがお過ごしでしたか?私は一日だけ休みを頂いて、あとは仕事のある週末・・という感じでした。
 そして今週の神奈川県では、県立高校の合格発表が水曜日の28日に行われます。ですから結果を待っている受験生や保護者の皆さんは今ごろ緊張されているのでしょうね。みんなに納得のいく結果が出ることを祈りたいと思います。そういえば昨日は学問の神様、菅原道真公の忌日。京都北野神社では菜の花を挿して道真公を祀る菜種御供(なたねごく)という祭礼が行われるのだとか・・。

 さて、今日は県議会本会議で一般質問が行われます。
 今日みたいに久しぶりに晴れた日に限って窓もない議場に缶詰。ってのはちょっと辛いものがありますが(笑)今日も頑張ります。
 では行って来ます。
 
 
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2024年02月25日

農業振興

 ひと月に3連休が2回もあってしかも28日まで(今年は閏年)しか無いなのですから、2月と言うのは通常の月と同じ仕事をこなそうとすると忙しくなるのは当然ですね。
 ただ、それでもさすがに天皇誕生日というのは公式な行事が組まれないもので、23日はフリーとなりました。そこで、春野菜の苗を作るための育苗施設を作りました。
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 農家のようなビニールハウスと言うわけにもいかないので、ホームセンターでそろう資材にパネルヒーターを設置、保温してキャベツ、レタス、ナス、インゲンなどの育苗を行ないます。うまく行きますかどうか・・。

 さて、その農業振興については神奈川県の行政にとっても大切な課題です。しかし海老名の農家の方たちを見ていても60代、70代、あるいは80代の人が何とか生産を担っているものの、その後を引き継ぐ若手の生産者は著しく減少してしまっています。
 その一方で、不安定な国際情勢の中で食料や飼料、肥料などの輸入価格が高騰し、農家の経営を圧迫しています。また、農作物の輸出国であった中国が輸入国に転じるなど、これから世界的な食糧不足が懸念され、国民の食を守るため、日本の農業は抜き差しならぬところへ来ていると思います。
 しかし、県議会を見渡しても、自らの手で土に触れている農業実践者の議員は・・いないと思います。そんな中で、働き手がいないなら外国人、作業が大変ならドローンと、机上の議論ばかりではこれからの農業を守って行くことはできないでしょう。だから、というほどでもありませんが私としては、議会活動の傍らで農の実践は大事にして行きたいと思っています。

 さあ、あいにくの雨ですが今日はこれから福祉団体の会合や若手政治グループとのディスカッションが仕事。
 茅ヶ崎の友達の酪農家に依頼して、牛ふんたい肥を1トン注文しました。
 春が来ると忙しくなるなぁ・・。

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2024年02月22日

S・H・R

「俺たち昭和の人間にゃあ・・・」
 なんて会話をする時があります。先日行った理髪店では私と同世代のご主人が「不適切にもほどがあるってテレビ見た?」とその面白さを話してくれましたが、やがて髭をあたりながら「俺たち昭和の人間からすればさぁ・・」とボソリ。何かちょっと冗談めかして褒めた言葉がセクハラだと言われ、若いもんに教えてやろうと思って言ったらパワハラだと言われてしまう、そんな今の世の中をたまに嘆いてみたくもなる気持ちはよく分かります。
「今年は昭和99年ですよ」と言った県会議員がいました。続けて「昭和は名実ともに終わるんです」と。私はつい口走ります・・「昭和は良かったなぁ・・」

 今朝は寒いですね。
 では行って来ます。

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2024年02月20日

せん虫くん

 癌を発症している人の尿に含まれる臭いに反応する特殊な生物「線虫」がいるそうで、その特性を利用して、全身の癌を検査するサービスが話題を呼んでいます。N−NOSEと言う会社によるもので、愛称は「せん虫くん」
https://lp.n-nose.com/
 私も早速やってみました。費用は一回13,800円。ネットから登録して申し込み、支払いをすると10日ほどで検査キット(尿を採取するスポイトや保存する小さな容器)が送られて来ます。次にその尿を自宅まで回収しに来てもらう日を申し込みます(別料金2,200円)。そしてその回収日までに尿を採取して冷凍庫で保存しておき、指定日に回収してもらったら後は結果がe-mailで送られてくるのを待つだけ。この結果待ちに一か月弱かかります。
 私の判定は「B」でした。癌にかかっているリスクを最も低いAからリスクが高いEまでに分類して結果が判定される形になっています。私のB判定は癌を発症している可能性はかなり低いということのようです。
 ま、メールを開くまではちょっとドキドキしましたね。
 これで仮にリスクが高いですよ、と判定された場合にはPETなどの検診を受けて、どこに癌があるのかを特定して早期治療を開始する、ということになるのでしょう。

 昨年4月の改選後50人のメンバーでスタートした県議会の自民党。その後半年の間に3人の議員が亡くなってしまいました。3人のうち二人の死因は癌。一人は再発して転移。一人は気づいた時には手遅れ。癌については何よりも何よりも、早期に見つけて治療すること、これに限ります。
「せん虫くん」はとても手軽ですし、早期発見のための有効な手段だと思います。

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2024年02月19日

政治家とお金

 季節は二十四節季の雨水。今朝は暖かな雨ですね。

 一昨日のブログでお金のかからない政治活動と書きました。そんなことを書きながらふと、「離れて行った人もいるなぁ・・」と、幾人かの人の顔が浮かびました。政治家を取り巻く人の中にはお金を介して政治家とつながろうとする人がいるものです。でも政治家自身が金銭的に清潔にしていると、そういう人は自然と離れて行くもの。離れて行って「あいつは何の役にもたたない」と言われていそうですが、役にたっているかは選挙で評価が下るもの。ですよね。
 国会では政倫審に自民党が何人の議員を出席させるかについて、野党は人数が少なければ新年度の予算審議に応じないと言っていると今朝のニュース。お願いですから野党の皆さん、国民生活を盾にとるようなことは言わないでくださいよ。裏金問題に対して不誠実な態度をとれば、当の自民党と該当する議員が国民の不信を買うのですから。

 県議会は今日代表質問二日目。
 新年度の神奈川県の予算を審議していますが、国の予算が成立しなければ、都道府県の予算も市町村の予算も暫定的なものになり、この国の隅々まで行政が遅滞することになります。どうか、予算や法案の審議と、政界スキャンダルのことは別問題としてそれぞれ取り組んで欲しいと思います。

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2024年02月17日

あざとい

 最近若者の会話やネットの中で「あざとい」という言葉を良く見聞きします。私のような昭和世代が聞けばよほどずる賢く、抜け目のないやり方をした人に対して、侮蔑や怒りを込めてそう言っているのだろうと思ってしまいますが、どうも最近の「あざとい」はそういうニュアンスではないように聞こえます。
 そこで若者(息子ですが・・)に聞いてみると「基本かわいい女の子に対して使う言葉」とのこと。「かわいくてあざとい女」と聞いたらなおさら恐ろしいと思ってしまいますが、どうもそうではなくて、かわいい女の子が媚びている様子や、そういうことを上手くやる子のことを意味するようです。もう少し分かりやすい言葉で「あざとかわいい・・」とか。

 言葉は生き物ですからね、時代と共に変化して行くのでしょう。

 私がそんな「あざとい」女性を思い浮かべてみたら・・・東京の都知事さんくらいしか思いうかびませんが・・・。もちろん令和の「あざとい」の方の意味ですよ、誤解なく。

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2024年02月16日

品性

 SNSの「名言・格言」というコーナーでこんな言葉が目にとまりました。

何を言うかは知性
何を言わないかは品性


 すごく刺さりました・・。自分はこの品性の方をもっと何とかしなきゃ・・と。

 ただこの格言、自民党のパーティ券問題に該当する国会議員だけには当てはまりませんね。何を言わないか・・ばかり考えていないで、正直に全て話して早くこんなことにケリをつけて、緊迫化する国際情勢、例えば「もしトラ」などに備えなければしょうがないでしょ国会議員なんですから。その上で金のかからない議員活動を実践しましょうよ。
 ちなみに私の事務所では、たった一人のスタッフが事務所の施設管理、来客の応対、後援会活動のサポート、会報の作成から発送、現金の管理、ホームページなどのウェブの作成管理まで全部やってくれています。その上PR動画の作成やポスター、チラシのデザインなんかやらせたらプロで、私のものだけでなく仲間の議員や近隣の首長のものまで作成を担っています。私自信も、日程の管理や仕事の移動、陳情の対応など自分の動きは全て自分でやっているので本当にお金はかからず、政治資金パーティなどしませんし、政治献金も一切受け取っていません。お金をかけずにやればできるんです。

 こんな自慢話のようなことを書いてしまって・・やっぱり私は品性が足りないってことかもなぁ・・。

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2024年02月15日

立春

 いくつになっても、ちょっと気になるバレンタイン・・・
 おっあるある!と議会の机の上に置かれた甘い物・・でもよく見ると鮎もなか?(笑)厚木の山口市長からの手土産でした↷。いよいよ収穫ゼロに近づきつつある58才。
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 季節は立春。
 草木の芽吹き、鳥のさえずり、空の色・・・そこまで来ている春を感じるようになりましたね。
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2024年02月14日

伊藤教育長の顔が浮かんだ瞬間

 もう無くなったかな・・と、思った歯磨き粉のチューブを絞ってもう一回・・更にそれから3回も磨くことができて、それでとっても得意な気分になったりして、私は本当に小市民だなぁ・・と思ったりする春隣り。

 昨日、県の新年度予算案が県議会に提案されました。限られた時間の中で知事がその概要を説明するのですが、その中に「フルインクルーシブ教育を海老名市と共に実践する」というものがありました。
 インクルーシブとは「包み込む」といった意味を持つ英語ですが、障がいのある子どももそうでない子どもも、全てを包み込む教育や学校の在り方といった意味で使われます。
 この度、海老名市では市内19ある全ての小中学校で、障害の有無にかかわらず全ての子どもたちを受け入れるフル<Cンクルーシブの教育を県と共に展開するということで県の予算が組まれました。これまでも一部の学校でこういうことを実践する例はありましたが、全校でフルに行うというのは全国でもほぼ例の無い積極果敢な取り組みです。
 その話を聞いて私は、海老名の伊藤教育長の顔が浮かびました。「伊藤さんらしいな」と。子どもたちの教育のために全身、全力で取り組む伊藤氏の「だれも取り残さないのが教育なんだよ!」と、いつもの大きな声が聞こえて来るようです。

 でも、実際にそれを実践するとなるとそれはそれは大変なことだろうと思います。だから全国にも例が無いのですが・・。
 例えば、車椅子を利用している子どものために学校の階段の上り下りの問題をどうするのか。聴覚に障がいのある子どもの手話教育や通訳。たんの吸引など医療的ケアのこと。発達障がいや軽度知的障がいに応じて発達に合わせた教育をすること。精神障がいやトランスジェンダー・・・などなどなど、一つ一つのケースに応じた対応を「全て」の学校で「全て」の子どもに応じて行うということですから、掛け声だけに終わらせずに実践できたら、こんなに素晴らしいことはありません。そうした場で育った子どもたちはきっと素晴らしい大人に成長して、平和で豊かな社会を作り上げてくれると思います。

 そのために、県が組んだ予算は685万円。

「え?それだけ?」と、思ってしまいましたが、まあ、初年度ですから仕方がないのかも知れません。でも上記のようなことを実践していくためには、今後は「ひと桁もふた桁も違う」予算を組む必要があるでしょう。
 審議をする議員の側だって腹をくくってかからねばなりません。だって海老名がやることですから、海老名の教育現場を知っている海老名の県会議員には、この先長い意味で責任のあることですから。
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2024年02月13日

農耕と政治

 おはようございます。今日から県議会は新年度の予算案等を審議する第一回定例会が開会されます。
 県議団の団長だったり、政務調査会長だったりした頃は定例会前には何かと多忙を極めましたが、今の私は役職を後進に譲っており、この三連休は以前に比べればゆったりとした時間を過ごすことができました。
 日曜日には長男と二人でこれから農業を始めるための準備をしました。この長男は菅前総理の秘書官をしているのですが、あまり頭でっかちになってはいけませんから、そんな意味でも畑仕事を手習っておくのも良いと、鍬の振るい方や耕運機の使い方などを・・・と言って私も教えられるような者ではありませんが。
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 さて、それでは議会に行って来ます。

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2024年02月12日

山北のお峰入り

 三連休の中日の昨日。海老名では神奈川県ゆかりの伝統文化を新しい発想で活用し、現代を生きる文化芸術として再(Re・リ)発信するカナガワ リ・古典プロジェクトなる行事が行われました。そのプロジェクトとして昨年ユネスコの無形文化遺産に指定された「山北のお峰入り」という、山北町に古くから伝えられる伝統芸能が海老名駅の自由通路で披露されました。
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 とても風情のある行事でした。峰入りとは山に修行に入ることを意味するそうです。
 地域の伝統を守り伝える。とても大切なことですね。

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2024年02月10日

性分

 良いお天気の中で三連休が始まりました。
 正月から新年会などの行事が続いていた私ですが、この三日間は仕事が三つだけ。今日は夜に会合が一つ。
 ゴルフをするとか、釣りに行くとかといった趣味の無い私は・・いや、趣味はあります「盆栽」なのですがこの時期の盆栽は休眠期で、これといってやるべきこともないので趣味が無いに等しい。まぁ、そんなわけで時間のある連休のスタートですが、こういう日が実はとても苦手な性分です。「仕事が無いなら何をしたらいいんだろう?」「ん?、やること無いぞ・・どうしよう」などと考えているうちにだらだらと時間を過ごしてしまったりすると、本当に無駄な一日を過ごしてしまったような気になって自己嫌悪に陥ります(ちょっと大げさかな・・)。

 ま、こんな日のとりあえずの心がけとしては、朝起きたら家着(ホームウエア?)はすぐに外出着に着替えること。

 あっそうそう、アマゾンプライムで「沈黙の艦隊」を観よう!と思います。
 ああ、やること見つかって良かったぁ(笑)

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2024年02月07日

公正世界仮説

 ちょっとしたネット上の話題を読んでいるなかで「公正世界仮説」という言葉を知りました。
 私達の心には「世界は公正・公平である」という思い込み(仮説)が根付いているのだそうです。簡単に言うと努力すればうまくいく、がんばれば報われる、良い行いには良い結果がついてくるという思い(込み)。逆に言えば悪い事をすれば必ず悪い結果が待ち受けている。私達はそういうことを子どもにも教えるし、そう信じるからこそ前向きに努力して生きられ、社会全体にそういう考えの人が多ければ安全な社会が維持される。そういう状況を社会心理学的に言うと「公正世界仮説」と言い、社会にとって良い作用をもたらす面のある心理なのだそうです。

 しかし、現実の社会は決して公正・公平なことばかりではありません。

 この公正世界仮説には負の側面もあるのだそうです。例えば性被害を受けた被害者に対して「被害を受ける方にも責任がある」とか「自己責任だ」といった評価をしてしまうことがありますが、こういった考えを持ってしまうのは、その人が持っている「世界は公正・公平である」という信じ込みが崩れてしまうのを恐れるためだと言うのです。つまり現実の社会は決して公正な事ばかりではなく理不尽な悪も存在するし、良いことをしても報われない人もいれば、悪い事をしているのに平然と暮らす人もいるのですが、それを認めたくない気持ちが犯罪に対しても「お互い様の面もあるでしょう」と、常に善と悪はバランスを保っているのだと思い込むことで安心を得ようとする心理なのだそうです。

 まったくその通りだ、と考えてしまったら私自身安心して前向きに生きることができなくなってしまいますが、政治に携わる身としてはそういう心理学的な考察もあると承知していることも必要だなと思い、紹介させて頂きました。

※私の拙文では「公正世界仮説」についてうまく説明できていないかも知れませんので、各々で調べてみて下さい。

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2024年02月06日

虐待

 昨日の降雪で今朝は通勤通学等いろいろと不便が生じているようですが、それでも海老名あたりは道路も凍結するほどの冷え込みにはならず、自宅周辺の道路も普通に車が往来しています。

 県から驚き、怒り、悲しむべき知らせがまた・・。
 県立の知的障害者支援施設「愛名やまゆり園」でまたしても職員がご利用者に暴行をしたと。今度は食事介助中にイライラとしてスプーンで額を叩き、出血させたと。スプーンで出血するほどの暴力というのはいったい・・。
 先週同じような県立施設の「中井やまゆり園」を視察したと小欄に書きつつ、思いがまとまらないと申しました。それは施設の中にあったこの壁が頭から離れなかったため。
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 金属製の壁を拳で叩き続けたこの傷跡。
 令和の時代の県立施設の中にこんなものが堂々と残され、今日もそこで障がいをお持ちの方たちが暮らしている、目を背けてはいけない現実。だけどこうも事件が続くと、それをどう受け止めて良いのか分からなくなります。今だからこうしたことが事件として明るみに出ますが、長い歴史の中で表に出なかった虐待の数々はそれはもう想像を超えたものだったのではないか・・。それが福祉施設というものの中で行われて来たのだから・・。


 
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2024年02月03日

健やかな一年を

 今日は節分。日本の暦は今日を境に一年の四季と二四の節季と七二の候がひとめぐりして、また新たな一年が始まるわけです。
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 私の畑ではキャベツと白菜がよく稔りましたので、春の陽射しにあてて白菜漬けにしようと思います。ちなみに私が漬ける白菜漬けは、塩3%、二度漬けで柚子と昆布と鷹の爪を入れます。何を言われようとも、自分で栽培して、自分で漬け込んで、自分で食べるのですから、そりゃあ美味いに決まっています。この「自分で」というのが生きて行く実感としてとても大事なように思う今日、節分です。まあ、そうは言いながら夜にはすっかり商業戦略に載せられて巻物にかじりつくのですが(笑)

 今週は特別委員会のメンバーで県立中井やまゆり園を視察して来ました。いろいろと思うところあるのですが、なかなかその思いがまとまらず、小欄に書くことができずにいます。

 なにはともあれ、小欄をお読み頂いている皆さん、新たな一年を健やかにお過ごしください。

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2024年02月02日

市街化編入

 一昨日、神奈川県都市計画審議会が行われ、海老名市が提出していた市役所周辺及び中新田丸田地区の市街化編入が可決されました。39ヘクタールの広大な土地について、今後海老名市や地権者、事業者などにより具体的な土地利用が進められていくことでしょう。
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 イオンモールができるとか、温浴施設ができる・・など様々なうわさがあります。私も市民の方からたずねられるのですが、しかしこうした開発については利権がからむとか、利害がぶつかり合うなど様々な問題がつきまとうもの。従ってこれからのことについて例えば私がたずねても、事業者が内容を教えてくれることは無いと思います。何か市民にとって有害なものでもできるなら話は別ですが、基本的に政治が関わるような部分ではないと心得ています。

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2024年02月01日

義家代議士のキックバックについて

 地元の義家代議士は安倍派の所属でしたが、昨日パーティー券の売り上げに関するキックバックがあったと公表しました。三百万円を超える金額だということなので、その理由を本人から聞きましたので簡略に箇条書きでご報告します。

・派閥のパーティーは年に一回。
・義家代議士の販売ノルマは80枚。
・毎回その80枚を売るのが精いっぱいで誤差の1,2枚オーバーすることはあっても毎年その程度であった。
・そのため4年前2枚分の4万円のキックバック、5年前は1枚分の2万円のキックバックがあった。
・3年前、いつも通り80数枚を売った後、派閥からノルマを半減すると連絡があり半数の40数枚分のキックバックが行われた。コロナで人を集めにくいこともあり、派閥の配慮だったろうと思う。
・キックバックが行われた際、派閥より事務所の会計スタッフに「政治団体の収支報告は必要ない」という説明がありそれに従った。(これが最大の問題)
・2年前も同様にノルマは80枚であったので販売したが、コロナでパーティーの開催自体が延期されたりしている中で、前年と同様に後からノルマ半減が決められキックバックされた。
・1年前も前年と同様。
・この還付金は事務所に保管していた。なぜなら毎月事務所の家賃や秘書の給料など数百万円の支出があるが、収支はギリギリであり、資金がショートしてしまう不安を常に抱えていた。そのため万が一に備えてある程度の現金を保有しておきたかった。
・今回のことを受けて、このお金については能登半島での地震被災者のために寄付したい。

 以上のようなことです。ずっとノルマの範囲内で券を売っており、パーティーを利用して利益をあげるために券を売っていたわけではないこと。それなのに還付金が発生した理由は良く分かり、そのお金を保管していた理由もよく分かりました。しかし、それを政治団体の収入としてきちっと報告しなかったことは間違っていたことであり、これを主導した派閥と、安易にそれに従った義家さん本人は大いに反省し国民にお詫びすべきことです。そのことは義家代議士もよく承知をしていて、これから皆さんによく説明をし、謝罪をされることと思います。

 おそらく安倍派のほとんどの議員がこういうことなのでしょう。ですから、責任者である派閥の幹部と、収益のために多くの券を売って何千万円ものキックバックを受け取っていた人についてはやはりしっかりと責任をとって、この問題に終止符を打つべきだと私は思います。

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